Zhāng Yì(ジャン・イー)
経歴
台湾の少数民族アミ族の出で、陽岱鋼の従弟。従兄への憧れから野球競技を始め、後に野球留学目的で福岡第一高等学校・日本経済大学に進学していた。当時は外野手としてプレー。
日本国籍をもっていないが日本の高校・大学に在籍していたため、日本人選手扱いでNPBドラフトの対象選手になり、2016年オフにオリックス・バファローズから育成1位指名を受けプロ入りした。
プロ入り後も外野手登録のままだったが、強肩に注目していた当時の酒井勉コーチから転向を勧められて2019年シーズンより投手登録に変更。同年5月に支配下登録され1軍の試合で先発・中継ぎとして登板した。
2022年オフ、森友哉のFA移籍に伴う人的補償として彼が選ばれ、埼玉西武ライオンズへ移籍。しかし2023年は肩の故障のため5試合の登板に留まり同年オフに退団した。
2018年に日本人妻と結婚していたが単身赴任で台湾に戻り、CPBLでは2024年6月のドラフト会議にて富邦ガーディアンズから2位指名を受け契約を結んだ。
レベルの高いNPBでのプレー実績もある事から野球国際大会にチャイニーズ・タイペイ代表として招集される機会もあり、プレミア12では2019年大会・2024年大会に出場し好投している。