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影のプロゴルファー

かげのぷろごるふぁー

影のプロゴルファーとは、「プロゴルファー猿」に登場するミスターX配下のゴルファーたちのことである。
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概要編集

プロゴルファー猿」に登場するミスターX配下のゴルファーたちのことである。実力がありながら何らかの理由で正規のプロになれず、ミスターXの組織に入った者がほとんど、であるはずだが、大半はとてつもない色物である。ただし、アングラらしくダーティーな手段も辞さなかったり、一点特化のスーパーショットの打ち手も多く、実力は侮れない。


影のプロゴルファー一覧編集

紅蜂

ミスターXの側近。


コング拳

別名恐怖の飛ばし屋、飛ばし屋コング拳。元野球選手であるが、見た目は野球選手というよりはゴリラ顔のフランケンである。ドライバーの代わりにバットで飛距離300メートル級の打球が武器。

猿丸とは二度対決し、1度目はドラコン対決で、猿丸も普段のドライバーではなくヘッドをコンクリートの塊に変えシャフトをヒモに、ハンマー投げの様な変則クラブを用意し、猿丸は勝利。2度目は劇場版の遊園地ではジェットコースター上から300メートル先にあるミラーボールを一発直撃させるという勝負を行い、スイングの際ミラーボールの反射光が目に入った為かボールは外れてしまい敗北。

その後、拳の車両だけが切り離されて先がない別コースへと入り、放り出されて本人が池ポチャするという常人なら死ぬようなお仕置きをくらった。

漫画版では、ドラゴン打ちの竜編で彼のキャディーを勤めた。


変奇プロ

メインイラスト右下のハゲ。曲打ち=ゴルフの曲芸で、変則クラブでナイスショットを見せる、いわゆる見世物タイプのプロで、テレビ出演もした。

シャフトのあちこちにジョイントを着けたクニャクニャドライバーを使い、長距離の的に当てる勝負を行った。元々表だったのか、実は影プロだったのかは不明。紅蜂の裏切り行為によってヒントを掴んだ猿丸に敗北。

劇場版では揺れるゴンドラの上から、障害物となる観覧車の先にあるメリーゴーランド(ゴンドラからの距離は約150メートル)上のグリーンに向けてのワンオン対決を行う。ちなみにワンオンが成功すれば子供向けにメリーゴーランドが1日タダになるというおまけつき。

先に打つが、おっちゃんと若葉の乗るゴンドラにあたって(ガラス面にあたったが、威力がなかったためか壊れなかった)失敗し、その次にサルが成功させたことにより敗北。

ゴンドラの底が抜けるというお仕置きを受ける羽目になり、かばんに入ってた機能と思われる命綱にぶら下がりながら悲鳴を上げることになった。


闇べえ

原作では闇の市という名前。その風体はほとんど座頭市である。パターの名手で、漫画版では盲目と称してグリーンの芝を手で撫でてラインを探る。パター作りの名手の弟子だったが、プロになるべく飛び出し、その時に師匠の名作パター「村正」を盗んでいった。猿丸は闇べえの師に出会い、闇べえと対決するとなると、猿丸に助けられた恩から名器「正宗」を与えられ、手にする機会となった。猿丸とは二度対決。1度目はグリーンの傾斜を盾に芝の目を欺こうとするが、逆に闇べえの師のアドバイスから猿丸は本当は順目と見抜いて敗北。劇場版の遊園地で大きな回転床の上にさらに別の回転床が3つ、さらにそれぞれの上に4つの回転板が乗っている、コースの読みようがない(本人も勘と運まかせと言っていた)グリーンのパッティング対決を行う。敗北した際には足元に落とし穴が空くと言う、古典的かつ、これ確実に死んでるだろというお仕置きをくらった。


三日月星四郎

ウォーター・ショットを得意とし、専用クラブ「ウォーター・マッシー」なる穴の空いたクラブを所持している。

猿とは牙ヶ池カントリーの特別ホールのイベントで対峙する。漫画版とアニメ版では設定が異なり、漫画版は年配の男性で、単なるイベントの参加者だったが、アニメ版では影のプロゴルファーとしてミスターXの刺客として、イベントとは別に猿と1ホール勝負をする。


タイタン

ゴルフロボット。機械らしく疲れもメンタルの揺れもない正確なショットが売りだったが、研究者がタイタンの力を過信して自然の力に逆らったために敗北する。

劇場版での、ラスボスであり、自我を抱いて遊園地の機械を掌握し、ミスターXと小丸を人質にする。


スナイパー・ジョー

元SWAT隊員の影プロ。クラブにスコープをつける。厳密にはルール違反を犯しているのだが、突っ込んではいけない。異名のスナイパー(狙撃手)に相応しいピンポイント狙いのショットの打ち手。何気に紳士である。シャドウマスターズではベスト8に勝ち残ったが、戦うシーンは描かれなかった。


黄金仮面

堅実かつ精度の高いショットの、影プロでは珍しい正統派。それもそのはず、正真正銘海外で活躍したプロだったが、日々のプレッシャーからアルコール依存症に陥り発作で手に震えを起こす様になり、影プロ落ちした。序盤の強敵で超えるべき存在として立ちはだかる。紅蜂同様、猿丸を未来ある若者として気に掛けており、勝負で雨天の中、準備を怠っていた猿丸を一度破ったが、同時に勝負の甘さを厳しくも助言と共に指摘する。この敗北で猿丸は賞金の不足でミスターXに借金という形になったが、仮面を外して素顔で出会い、ドラコン勝負でわざと負けて、黄金仮面に再戦を挑めと叱咤した。再戦で、助言に従って冒険に出た猿丸を前に、アルコール依存症の発作と共に敗北するが、猿丸は敗北後、敬意と共に肩を貸してコースを去って行った。

シャドウマスターズではキング・シーザーと準決勝で対戦、怯えまくって敗北した。


死神

黒いマントと帽子にサングラスを被った異名通りの男。

対戦相手に打球をヒットさせて始末する、影のプロゴルファーで最も危険な男。

毒を塗った針付きのボールでの急所狙いや、一見ミスショットを跳弾でヒットさせるなどの危険球を得意とするが、普通にゴルフも変則ティーを使うが正統派で実力も高い。

正体はアマチュアトーナメント戦で対戦した日影。短いシャフトとテレホンボックススイングによる、周囲に流されずパーキープを目的とした堅実な打球が持ち味で、積極的に攻める猿丸にとってミスをすればいつの間にか後ろに着いてきている不気味な相手。決勝戦ではチップインイーグルを決めて中盤まで猿丸に食らいついた2位に立っていたが、雨のミスショットで崖近くから打つ際に足場が崩れ、転落して負傷、リタイアとなる。

そのトーナメント後に猿丸に死神の姿で1対1の対戦を挑んだが、実は目的は勝負ではなく2人きりとなって猿丸の暗殺であり、ミスショットを偽装してはぐれて、陰から毒針ボールの暗殺ショットを狙うが、その殺気から蛇に噛まれて明後日の方向に暗殺ショットを打ち、その跳弾が眉間にヒットして自爆。

倒れた死神に猿丸は駆け寄ると、帽子ぎとれた姿は見覚えのある男、日影だった。

最期に語った自分が落ちていった経歴によると、元はただの練習生だったが、ミスターXの誘いで非合法アングラな勝負を持ち掛けられ、大金の魅力に勝てずに承諾。プロ試験を蹴って得た大金での遊びに堕落し、身を持ち崩してしまい、次回のプロ試験では落ちてからはミスターXの持ち込む勝負に手を出し続けて、影のプロゴルファーに堕ちていった。アマチュアトーナメント戦では、猿丸の暗殺を命令されていたが、強敵との接戦でかつての熱意を取り戻し(猿丸がスコアのミスをしていたことに気付いた際に慌てて伝えたこともある)、いつの間にか本気の勝負を挑んでいた。

猿丸には、ゴルファーとしての栄光を託して死亡した。


真島豹介&真島猫介

父子一組の影プロ。息子の猫介はパットが得意で、フェアウェイでは父が、グリーン内では息子が担当する。


トマホーク(レッドホーク)

スペシャル版でレッドホーク、シャドウマスターズ準決勝でトマホークとして猿丸と戦う。スナイパージョーに勝ったのはこいつだろうか。


シャークキラー

シャドウマスターズ3回戦の対戦相手。巨大鮫ホワイトデビルを追う鮫狩り。


レッド・スコルピオン

シャドウマスターズ2回戦の対戦相手。砂漠のデザートコースで対戦し、アメフト選手のような格好にマスクを着けている。

仮面の下の正体は美少女で、紅蜂の妹だが、紅蜂本人は両親も兄弟もいないと語った事はある。ミスターXの元へ行き、家族と決別したのか、存在を知らなかったのか不明。


球心

クラブを持った金剛力士像が楼門にあるなど怪しすぎる寺、ゴルフ寺こと修羅球寺の住職。紳士的な態度を見せるが、強引なショットで、グリーンオンのため空飛ぶ鳥に当てて、ボールを地面に落とし、漫画版で卒塔婆の森では卒塔婆を破壊していくなど、破戒僧とも言える側面を持つ。


キング・シーザー

シャドウマスターズ4連覇中の優勝候補筆頭の実力者。容姿はジャック・ニコラウスに激似。過去は正真正銘のプロだったが、全英オープンで不運に見舞われて予選敗退し、影のプロゴルファー入りした。電撃を纏うような強力なショット「サンダーボール」と、強いスピンで速いグリーンでもオンをする「スクリューボール」を得意とする。

ストイックで正々堂々とした点がドラゴン打ちの竜と同様で、読者から彼と並んで猿丸最強の対戦相手の一人に挙げられる。


マッド・マッスル

飛ばし屋を多く抱える影のプロゴルファーでも、名実共に最強のパワーと認められた、黒人スキンヘッド、ムキムキのマッチョ。漫画版でミスターX最後の刺客であり、賞金も500万円と最高峰。

どんなコースの罠やギミックも自慢のパワーで切り抜けると豪語するほどの自信家。しかし、勝負の攻め方は一見ゴリ押しに見えて、パワーを活かしたクレバーに攻めるタイプ。飛距離だけでなくパワーで強力なスピンを掛ける技術もあり、テクニックも兼ねる。

猿丸もビルドアップして挑み、追い風に乗せたティーショットに対して、自分はティーも追い風も不要と低い打球で猿丸の飛距離を追い抜いたほど。最後は猿丸も機転を活かしたミラクルショットと、運でギリギリ紙一重の勝利を掴んだ実力者。

最初はキャディーをホワイト・マッスルをプロアマ大会に参加させて、猿丸の実力を観察していたが、精神的に未熟なホワイトのプレーを指摘する場面もあった。


関連タグ編集

プロゴルファー猿 ミスターX(プロゴルファー猿)

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