概要
漫画『鬼滅の刃』作中で、栗花落カナヲが使用する「花の呼吸」の型の1つ。
花柱の胡蝶カナエが使っていた花の呼吸を、見様見真似だけで体得した天賦の才を持つ栗花落カナヲが、終ノ型として編み出した特殊な技。
身体機能を活性化させる“全集中の呼吸”の血流を、更に眼球へと収束する事で、カナヲの超視覚(静止/動体視力)をブースト・アップさせる。行使している間は、相手の動きがスローモーションのように映る……認識時間そのものが拡張していることから、脳内麻薬を意図的に過剰分泌させての、非常意識状態への強制移行も推察される。これらで得られる超速反応によって、より的確な“後の先”を取るという、絶大なメリットを享受できる。
ただし、(地の視力が人一倍強かった)カナヲの視神経が受ける負荷も甚大であり、網膜血管が破裂寸前まで拡張して、強膜が彼岸花の如く朱に染まるほど。このため技の使用時間に比例して失明のリスクが上がる。
胡蝶しのぶが童磨に倒された後、童磨は自身が毒の影響で体が溶けたことに驚くが、それでも冷静に解毒の時間を稼ぐ為の大技「霧氷・睡蓮菩薩」を放つことに。しかし、毒のせいで技の精度が落ちており、姉代わりに自分を育ててくれた胡蝶姉妹の仇を打つために、カナヲは彼岸朱眼を発動。その反動で童磨戦後、片目の視力を失っている。