概要
東方Projectの世界観における「彼岸」に関連したキャラクター達によるグループ。
ここで言う「彼岸」は主に比喩的に「河の向こう側」を意味するもので、「河」とは「三途の河」である。その川の向こう(彼方の岸)にあるのは生命の輪廻転生を管理する「地獄」である。
なお、この場合の「此岸」にあるのはあらゆる生命の生き死にが繰り広げられる幻想郷をはじめとした世界である。
「幻想郷縁起」(稗田阿求著、『東方求聞史紀』)においては「 幻想郷側は此岸、河の向こうが彼岸 」とされている。また東方Projectにおいては「三途の川」ではなく「三途の河」と表記されている。
2014年9月現在「彼岸組」のタグは、「地獄」の機関としての「是非曲直庁」の閻魔である四季映姫・ヤマザナドゥと、死神である小野塚小町の二人を描いた作品に用いられており、その機能は同現在時点ではこまザナやこまえーきなどに類するカップリングタグ、コンビタグと等質のものとなっている。
二人にまつわる作品にはそのキャラクター背景から彼岸的要素・意匠が加えられることも多く、「彼岸組」においてもその様子は見られる。
例えばイラストでは先述の二人の姿に加え、周辺や背景に彼岸花(曼殊沙華)が描かれていたり、場面設定が川面で小町が河舟を漕いでいる、などの作品が見られる。
今後の展望
本タグは上記現在時点においては先述のとおり映姫と小町の二人の組あわせを描いた作品に用いられているが、今後東方Projectのシリーズに新たに閻魔や死神をはじめとした「彼岸」に関連したキャラクターが登場し、かつ映姫や小町とともに描かれることがあった場合、本タグはカップリングタグとしてだけでなく「彼岸」に関連したキャラクター達によるグループタグとしての機能も持つようになる。
本タグはその意図するところのメンバーが増加し得る、拡張性をもつタグなのである。