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御霊信仰

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ごりょうしんこう

人々を脅かすような天災や疫病の発生を、怨みを持って死んだり非業の死を遂げた人間の「怨霊」のしわざと見なし、これを鎮めて「御霊」とすることにより祟りを免れ、逆に加護を得る日本の信仰のことである。

概要

「狂暴だが、それ故に強大な力を持つ者を崇めることで強力な加護を得る」という思想は世界的にも主流な信仰形態であり、有名どころではインド神話シヴァカーリーがそれに当たる。

日本での御霊信仰は、主に死後怨霊となった人間として祀ることで、御霊、すなわち災いから人々を守ってくれる神に昇華できるという信仰が特徴である。

代表例は日本三大怨霊として挙げられる菅原道真平将門崇徳上皇で、今はそれぞれ学問の神・厄除けの神・切りの神として慕われている。

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