概要
サルガッソ軍の一員。第29話「青い星の戦慄」に登場。
フード姿の怪人物で目はモノアイ。戦闘能力は低いが科学力に長けており、最大の武器はラドンパの箱にある。
その正体は右腕型機械生命体でレンズのような青い一つ目が備わっている右腕部は赤く、尻尾の部分は灰色、尾の先端には赤い球体が備わっている。
不幸な人生を歩んできたことから「楽しいこと、平和なこと、仲良いこと、明るいこと、優しいこと、平等なこと、幸せなこと」を嫌っており、ラドンパの箱で数多くの平和な星を滅ぼしてきた。
戦力
ラドンパ星人の切り札である箱。
ラグビーボールのような形状をしており、ラドンパ星人が右手をはめ込むためのくぼみがある。
箱の中にはあらゆる悪の心が詰まっており、解放されれば赤い禍々しい光の形をした悪の心がその星全土に広がり、全ての人間に悪の心が入り込む。
ラドンパ星人専用宇宙船
虫眼鏡のような形状をした宇宙船。
先端の巨大レンズ部分からは吸引光線を放ち、レンズ下の部分からは攻撃用の光線を複数放てる。
電流虫
芋虫のような姿をしたロボット。
電流を武器とし、飛行ユニットで空を飛ぶ。
作中での動向
ラドンパの箱を使って、平和な星を次々と滅ぼしていったことから、宇宙警察機構に逮捕され、宇宙監獄サルガッソに収監されてしまうも逮捕される前にラドンパの箱を地球に脱出させることには成功。サルガッソ軍結成後、ラドンパの箱を探し出すために地球に飛来した。
ターボライナーを撃墜しながらもターボカイの潜入を許してしまうが電流虫で変身を解除させ、動きを封じることに成功。自身の目的を語るが広瀬海からは「幼稚で低俗な犯罪者」と評されてしまう。
念願のラドンパの箱の回収に成功するも潜入してきたシャドーリュウの鎖シャドークナイで電流虫を倒されたことから、ターボカイの変身を許してしまい、ターボホイールアタックを受けながらも本体である右腕は無事だった為、ラドンパの箱を起動させることに成功する。
船外に脱出した2人の融合合体ロボであるダグターボのブレイクホイールとダグシャドーのシャドー手裏剣で宇宙船に穴を開けられ、その後はホイールボンバーとシャドーキャノンによる連続攻撃で宇宙船を破壊されながらもラドンパの箱の完全開放に成功したことで高笑いしながら、宇宙船と運命を共にした。
しかし、箱が壊れていたのか地球は平和な星ではなかったためか効果はなく、地球には何の変化もなかった…
余談
- 初期脚本ではラドンパ星人は箱を開く前に宇宙船を破壊されながらも宇宙船の瓦礫から出てきた後、最後の力を振り絞って、箱を開けるというものだった。
- ラドンパ星人が嫌う平和の象徴の1つとして、空に飛んでいく赤い風船が描かれたがこの赤い風船は最終回で幼少時の戸部真理亜に似た少女のものとして、再び使われ、マリアが取ってあげたがこれは消息不明になった大堂寺炎が帰ってくることを示唆したものという説がある。
関連タグ
メトロン星人:この話の原点とも呼べる話に出てきた敵キャラ