概要
恐怖宇宙人ラドンパ星人が作り出した箱。
中身はあらゆる悪の心が詰まっており、その箱が開かれると赤い光の形で悪の心が広がり、対象の星の住民は互いに争いを始め、滅びし合うまでやめない。
箱の形状はラグビーボールのような形でフランスパンのような大きさ。ラドンパ星人の本体でもある右手をはめ込むことで起動する。
作中での動向
ラドンパ星人は何年か昔に宇宙警察機構に捕まる直前、ラドンパの箱を地球に脱出させ、サルガッソ軍結成後はラドンパの箱を回収するために地球に飛来した。
その最中に宇宙船に乗り込んできたターボカイや最後の捜索点の着陸後に忍び込んだシャドーリュウの妨害に遭いながらもラドンパの箱を見つけたラドンパ星人は箱を開いて、地球を殺戮の星に変えようとする。ダグターボとダグシャドーの攻撃で宇宙船と運命を共にしたラドンパ星人であったが箱を開くことに成功。高笑いしながら最期を迎え、箱から放たれた赤い禍々しい光が地球に広がっていく。
絶望に駆られる広瀬海と刃柴竜。しかし、地球は何も変わっていなかった。今回の事件に関わらなかったメンバーたちも同様であり、風祭翼は普通に帰宅している最中、大堂寺炎と沢邑森と黒岩激の3人はゲームセンターでレースゲームをしていた。
リュウは「あの箱は壊れていた」と前向きな推測をするがカイは「人間はそれほど清らかな生き物なのだろうか?」と呟く。そんなカイの問いに答えるかのように走行中の自動車から空き缶が投げ捨てられた。それを見たカイは「人間は日頃から大なり小なり、悪いことをしているし、犯罪や戦争もなくなっていない。ラドンパの箱がなくても地球は人間の手で滅びる運命にあるのかもしれない」とより悲観に駆られるが元気に遊ぶ子供たちの姿とリュウに「未来は分からないぜ」と励まされたことで地球の未来を信じることにした。
余談
- ラドンパは逆に読むとパンドラゆえにパンドラの箱がモチーフ。
- 初期脚本では空き缶は火の点いたままのタバコでラドンパの箱の影響を受けなかったことに対するカイの推測は「悪い心を持っている地球人には効果はなかった」とより重々しいものになっているが「未来は分からない」を発言するのもカイになっている。
- エンたちがゲーセンで遊ぶシーンだが前回の話でエンがシンをゲーセンに誘うシーンがあったので伏線昇華といえるし、エンとシンのレーシングゲームは最終回でも描かれることになった。
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