概要
ぴょんぴょんで連載されていた「ビックリマン」のタイアップ漫画。著者は藤井みどり。
ストーリーの底本となるのはシール第19弾までの次界編。
天使の男性ヘッドロココと悪魔の女性ワンダーマリアの種族差を超えた恋愛を描いた作品。序盤は愛然かぐやもヒロインに近い位置付け(最終的にはカウンターヒロイン要素を持つライバル的な位置付けからマリアのよき友人に変わる)だった。
原作キャラの他、本作にしか登場しないオリジナルキャラクターも多く登場(特に物語後半)し、物語が佳境に入るにしたがって原典である「ビックリマン」には存在しない要素や世界観・オリジナルストーリーが多く流入して結末も原典とは微妙に異なっており、シール第20弾以降の物語(新ビックリマン)には繋がらない。
序盤は原作のビックリマンに近い絵柄だったが、「愛の泉」編以降は、少女漫画を意識した繊細な絵柄に変わっている。
作者曰く「1話は本編のパラレルワールド」「原作シールのキャラの名前を借りたオリジナルストーリー」とのことだが、本編でマリアが1話でかぐやに助けられた時のことを回想している為、1話と本編は完全に無縁ではないらしい(本編と違うのは、おそらくキャラの性格だけ)。
全員異世界人なのでキャラクターの公式年齢も存在せず、作者曰く「読む人によって年齢が違って見えるだろう」とのこと(ただし、夫婦、親子、主従は存在する)。
ただし、このドラマ版のキャストは「原作とは世界線が違う」という意図のもと、敢えて原作アニメ版とは違うキャストを起用している。
根強い人気を誇り、復刊ドットコムの投票によって新装復刊もされている。ちなみに復刊ドットコムの商品ページでは「ぴょんぴょん」誌連載の伝説的なコミックと評されていた。
pixivでは
連載終了から数十年たった今でも、ファン作品が投稿されている。