概要
関西地区で開催された全日本ビーダー選手権の優勝チーム『ヴァンクィッシャーズ』のリーダーを務めている。
ちなみにチーム名の一部である『ヴァンクィッシャー(vanquisher)』とは英語で『征服者』もしくは『(完全に)征服する者、破る者、負かす者、克服する者』という意味がある。
また、トキオの名前の由来はおでんの具であるがんもどきから来ている。
ガンマの昔の後輩
本編第一話の頃にガンマはタマゴの住む町に引っ越してきたのだが、ガンマは引っ越す前は関西に住んでおり、トキオはその頃の後輩でトキオもまたガンマからバトルの駆け引きやビーダマンの改造テクニックといったビーダマンに関する様々な知識、技術を学んだ唯一の弟子であった。
ガンマが関西にいた頃は、トキオは弟分のようにガンマを「先輩」と呼び慕って後をついていき、いつもガンマのマネをしていた為、仲間の間では『ガンマもどき』から取って『ガンモ』及び『スナイパーガンモ』というあだ名で呼ばれたいた。
真・西のスナイパー
ガンマはTOPビーダー選手権の1回戦勝利後に偶然トキオと再会する。
そこでガンマは全日本TOPビーダー選手権に出場できる程に成長したトキオに喜んでいたのだが、
トキオはもう自分を「センパイ」と呼び慕っていた弟分ではなく、「ガンマ」と呼び捨てで呼び、反抗的な口調のビーダーになってしまっていたのである。
そしてトキオはガンマが引っ越してからは関西で『二代目西のスナイパー』を名乗りながらずっとビーダマンの腕を磨いていたようで、後述の狙い撃ちには不向きのビーダマンを使用してチームメンバーにコイントスで飛ばして貰った三枚の100円玉を一度のショットで全て命中させるという
どこぞのスタンドのような神技をガンマ達に見せつけたのである。
そしてトキオはガンマ達の前で宣言する。
「オレは真・西のスナイパー! スナイパートキオや!!」と……
ちなみに、トキオの作中での口の悪さや挑発のやり方はビーダマンに関する知識・技術と同じくガンマ譲りのものである。
作中での使用ビーダマン
通常ビーダマンは発射口の裏側にトリガーがついているのだが、このバーニングアトラスは特殊な構造で、垂直の位置に長いトリガーがついており、それを深く押すことで一度に三発の玉を発射する『バーティカルショットシステム(Vertical Shot System)』が搭載されている。
また指で押すだけでなく、拳を振り下ろして叩きつけるようにトリガーを押す事でタマゴのパワーショットを止める程の高威力の三点射(トリプルバースト)を発射する『ハンマーショット』という必殺技もある。
ただし、『ハンマーショット』は機体に大きく負担がかかる捨て身の技でもあり『一度のバトルで10回までしか使用できない』という制約がある。
そして『トリガーを深く押す』という関係上、反動で大きくブレるため本来なら狙い撃ちには不向きなビーダマンではあるのだが、トキオはその欠点を完全に克服している。
引っ越しの日の真相 そして和解
ガンマ率いるチームガッツとトキオ率いるヴァンクイッシャーズは準決勝で激戦を繰り広げるも、タマゴの新しいビーダマン『コンバットフェニックス』の活躍による勝利で幕を閉じることになる。バトルの後にトキオはガンマを敵視するようになった理由である『自分たちがとあるビーダーにバトルで敗れ、ビーダマンを奪われるという事件があった同日に、ガンマが自分達に黙って町を出て行き自分達を見捨てた件』を問いただす、だがガンマの口から『家の引っ越しでトキオ達との別れによる寂しさからの泣き顔を見られたくなかった』という真相を聞くと涙ながらに和解する。そしてトキオはガンマから正式に『西のスナイパー』の二つ名を継承するも、「それは次に戦ってセンパイに勝った時に」と返上する。それ以降はガンマに「トキオ」と名前で呼ばれるようになり、トキオも昔のようにガンマを「センパイ」と呼ぶようになった。
余談
トキオが額にかけているサングラスはガンマが関西にいた頃に愛用していたもので、
ガンマが引っ越しの際に置き土産のように残していったそれを別れの日からガンマと再会するまでずっと着用していた。それはガンマとの思い出を忘れないためなのか……それともガンマに対しての恨みの感情を絶やさないためだったのか……それはトキオ本人のみぞ知る。
関連タグ
西部丸馬:ビーダマンに関する知識・技術を教えてもらった先輩
???:ガンマが引っ越しする日と同日にあった事件の当事者で、トキオはこの人物からの言いがかりが原因でガンマを恨むようになった。
ヒュンケル:他作品の登場人物で、『自分の師匠を誤解してずっと恨んでいた』『(誤解とはいえ)恨む相手である師匠から貰った物を手放さずずっと持っていた』『後に再会した師匠と和解した後は師匠の力となった』と共通点も多い