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敗戦処理

はいせんしょり

敗戦処理とは、野球における役割・ポジションのひとつ。
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概要

先発もしくは先に登板したリリーフが打ち込まれ、相手に大量リードを許した時に登板するリリーフ投手のこと。
ジャパンでは敗北がほぼ確定した負け戦の被害をこれ以上広げすに終わらせると言う意味で「敗戦処理」、アメリカでは後始末をする清掃員という意味から「モップアップマン(mop up man)」と呼ぶ。

敗戦処理の実態

敗戦処理の「敗戦」という言葉にも表れているように、首脳陣が試合を半ばあきらめた場面で起用される。したがって、連日の起用によって登板過多になりやすい主力の中継ぎや抑えの疲労を蓄積させず、彼らのスタミナを温存させるため、格がやや落ちる投手が主に起用される。
なお、このような投手は大量リードの試合でも同様の理由で使われることも多い。また、延長戦やダブルヘッダー後半などで投手を使い切ってしまった場合などでは、野手が起用されることもMLBでは往々にしてあり、2015年10月4日のマーリンズ対フィリーズではあのイチロー氏や2017年6月30日のアストロズ対ヤンキースでは青木宣親選手も登板した実例がある。
引き分け規定がなく勝敗が決まるまで深夜に及んでもプレイが続けられることもめずらしくないMLBでは、このようなケースはしばしば見受けられる。
NPBでも2020年8月6日の阪神甲子園球場で行われた阪神対巨人戦では、阪神11点リードの8回裏1アウトから巨人の内野手増田大輝選手が登板した。(結果は打者3人、2/3回四球1無失点)

プレッシャーが比較的かからない状態で投げることができるので、若手投手のテストの場としたり、故障明けや登板間隔が開いた投手を調整目的で登板させることもある。敗戦処理であっても好投すれば次回から先発や接戦での中継ぎに起用されるようになる場合もあり、幸いにして味方打線が奮起してチームが逆転に成功、相手打者を防ぎきる等の流れになれば、敗戦どころか勝利投手として光輝くこともある。
そのため先発投手の単なる尻拭い役や汚れ役というわけでは決してない。

ちなみに千葉ロッテマリーンズなどで監督を経験したボビー・ヴァレンタイン氏は、敗戦処理を任されて打ちこまれた若手投手が自信を喪失してしまう可能性を考慮し、ベテラン投手に敗戦処理を専ら任せていた(小宮山悟氏がその筆頭格であるが、小宮山氏は接戦や同点の展開で起用されることも多かった)。

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外部リンク

敗戦処理の意味は?投手はどんな特徴なのか?

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