世界的にも有名なパズルとして「世界パズル選手権」でも出題されている。
2005年にイギリスでブームが起こり翌年には日本でも新聞や雑誌でよく目にすることとなった。
国外でsudokuという和製英語が罷り通るが
現在の数独と言えるルールを考えたのはアメリカ人であると考えられている。
その後、日本でニコリ社の『パズル通信ニコリ』が「数字は独身に限る」という題目で数独の問題を掲載し、ここから後に数独という名前に変わっていった。なお、この経緯から「数独」「sudoku」はニコリ社の商標登録となっており基本ニコリ社が関係しない他メディア各社は「数独(sudoku)」の名称を使って出題してはいけないことになっている。
一方、ニコリ社と編集方針が大きく異なっていた世界文化社『パズラー』(現在は休刊)は「ナンバープレイス」の英語名をそのまま使用し、略称を「ナンプレ」とした。
その後1997年に日本で数独の本を手に取ったウェイン・グールドが6年かけて数独の自動生成プログラムを作成しイギリスで「Su Doku」の名前で売り込んだ。日本国外ではニコリ社が商標を登録していなかったため(ウェイン・グールドはニコリ社に許可を取ってはいる)、日本国外では自由に「sudoku」の単語を使うことができる。
これによりイギリスで「sudoku」の名前でブームが巻き起こり世界各国での流行を巻き起こした。
パズルの流行はルービックキューブ以来のものである、ともいわれる。
一般的なルール
9×9のマス目が用意されておりその中に1~9の数字を書き込んでいくのだが
この際に以下のルールに従う必要がある。
- 同じ列、または行に同じ数字が入ってはいけない
- 3×3で区切られたフィールドには同じ数字が入ってはいけない
バリエーションがあるルールの場合別のルールが付与される場合もあるが
一般的にはこの2つが制約となる。
最初からフィールドにはいくつかの数字が入っており(20~30くらいが多い)
その数字をヒントとしながら他の数字を当てはめていくことになる。
複数解が存在することは(一般的に問題とされているものならば)なく必ず唯一解が求まる。
パズル誌などで懸賞が付与されている場合は
どこか特定の2マスの数字の和を答える、という形になっていることが多い。
そのため最後まで解けなくても懸賞の答えがわかる可能性はある。
ルールのバリエーション
パズル誌などでは以下のようなルールの数独が登場することもある。
対角線
フィールドに対角線がそれぞれ引いてあり
対角線上にも1~9が1つずつ入る、というルール。
重ね合わせ
複数のフィールドがくっついているもの
それぞれのフィールドで数独のルールを満たさなければならないが
共有しているフィールドがあるためその部分は
どちらのフィールドであっても条件を満たす必要がある。
リレー
前の問題の答えの一部が次の問題のマス目に入る、というもの。
大体は2マス程度であるが、その部分が確定しないと
複数解が存在する、というケースが多いため順番に解いていくことになる。
カラー
どれか9マスに色が塗ってありその9マスについては1~9が一つずつ入る、というルール。
またカラーが2種類以上ある場合もあり
この場合はそれぞれのカラーごとに1~9が一つずつ入る。
不等号
マスの境界線が不等号になっているもので
隣り合うマスでどちらの方が数字が大きいかを示しているもの。
このケースの問題だと最初にヒントが一つもなくても解けるものもある。
コンピューターと数独
コンピューターで数独を作成したり
数独を解かせるというプログラムも多数存在する他、
ゲームとして数独が販売されるケースもある。
関連タグ
鍛冶真起 ニコリ社の創業者で数独の名付け親、「数独の父」とも言われる。
FANZAGAMES:数独とAV女優を足したような「オトナのナンプレ」を2021年9月8日に唐突に発表した。(R-18要素が含まれるため、リンク省略)