概要
かつて北海道樺戸郡新十津川町に存在した、JR北海道札沼線の鉄道駅。
1935年に路線が札沼線へ改称される前の1931年、札沼北線の中徳富駅(初代)~石狩沼田駅間の開業に際し「中徳富駅」(初代)として開設された。第二次世界大戦の激化に際し不要不急路線として一時営業休止となるも、1953年に営業再開。この頃に「新十津川駅」へ改称される。
1968年、当時の日本国有鉄道は利用者が低迷していた「赤字83線」のうちの1路線として、新十津川駅~石狩沼田駅間を廃止する方針を発表。1972年6月19日付で当該区間は廃止されて当駅は終着駅になり、また残る札沼線区間は「学園都市線」の路線愛称で通勤路線化の道を歩んだ。
2016年、札沼線のうち非電化区間として残っていた北海道医療大学駅~新十津川駅間を、利用者低迷のため将来的に廃止しバスへ転換する方針を発表。2020年5月7日付で当駅は廃駅となった。
余談
- JR函館本線・根室本線の滝川駅へは石狩川をはさんで約3kmしか離れていないため、バスでの連絡が可能(もちろん徒歩連絡も可能)であった。
- 2016年3月改正から廃駅まで浦臼駅~当駅間は1日1往復のみの運転となり、午前10時台に当駅を発着する気動車列車は「始発列車=最終列車」となる現象が起こっていた。