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1996年9月から発売された全長7m、幅2.3mの小型バス。RN系はスペースランナーJPを一括購入した京王バスが日デ側に開発を以来した車両である。

このサイズのバスは三菱ふそうエアロミディMJ日野自動車レインボー7Wいすゞ自動車ジャーニーQが既に存在していたものの、ワンステップの低床構造で車いす用スロープ板を設置できる点では日本初の試みだった。実は日デ側も路線バスのダウンサイジングを模索しており、当時普及し始めていたコミュニティバスではツーステップの日野リエッセなどにリフトを付けたものが主流で、車椅子での乗車には時間と手間を要し、また床が高いため高齢者や幼児の乗降が難しい状況だった。そこに京王が「JPやRMよりも小ぶりなワンステップバスを」と打診されたことで開発が始まった。京王バスグループ内では、そのボディの短さから「チョロQ」と呼ばれていた。

KC-RN210CSN

1996年9月発売。エンジンは195馬力の直列6気筒OHVのFE6E型を搭載し、エアロミディMJと同様に進行方向横置きとしてアングルドライブによって動力を伝達する。トランスミッションはフィンガーシフト式5速MT。

当初架装出来た車体は富士重工R18型E(8E)のみだったが、1997年には西日本車体工業96MCも加わっている。富士重工製の第一陣は京王バスに納入、西工製は西鉄に納入された。

京王バスに納入された8Eで1997年以降の車両は、フロントマスクの形状が変更された特注仕様で納入された。この特注仕様は後に関東バスにも導入されている。


富士重工製のものは1997年には西東京バスや京阪宇治交通にも導入され、京阪宇治交通は西鉄よりも僅かに早く西日本でRN系を導入した事業者となった。

KK-RN252CSN

1999年、平成10年排出ガス規制に伴いモデルチェンジし、型式がKK-RN252CSNになった。

車体は富士重工と西工を選択できたが、富士重工製は少なく末期は西工ボディのみだった。なおRN系はこの代で生産を終了している。

RN復活の可能性

2006年7月に日産ディーゼルと三菱ふそうトラック・バスはバス事業における提携を行ない、相互に完成車及びエンジンのOEM供給を行なうことで合意した。

この時三菱ふそうにはRN系に近いサイズのエアロミディMEを製造・販売しており、需要次第ではエアロミディMEの完成車を三菱が日産ディーゼルに供給することによってRNが復活する可能性があった。または、三菱ふそうから供給されたエンジンを搭載した日デ製の車両が日デ・ふそう双方から販売されることも、もしかしたら・・・と考えられていたが、結局RN系が復活する前に日デ・ふそうの提携が解消され、日デも路線バス製造事業から撤退してしまった。

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