タグ付けに際する注意
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概要
朱桜家の御曹司である司と、その分家である桜河家の御曹司であるこはくのコンビを指す。名称の由来は上記による。
赤系統の髪に紫系統の目という、容姿に血縁を感じさせる要素をもつ。ともにサークル「ティーパーティ(Kaori)」「スイーツ会」に所属している。また、価値観やユニットとの関係でも似ている点がある。一例をあげれば
・ユニット内では最年少の立ち位置にあるが、ユニットに対しての愛着が強く、他メンバーへの小言も多い点
・甘いものが好きな点
・名前に対し強い自負/自覚を持つ点
桜河家自体は「朱桜家の汚点」と称されており、司もこはくがESに来たことに驚いていたものの、2人の関係はそこまで悪くない。呼びかけはこはくが司に対して「坊」、司がこはくに対し「こはくん」または「桜河」。
司がこはくに対して「守らねば」という感覚を持っているのに対し、こはくは司をからかいつつも、司が正しくあること、そうであることを主張できる場所があることを喜んでいる描写がある。
現時点での主要ストーリーは次の通り。
- メインストーリー第一部・第五章
- わくわく♪おじさんといっしょ!! (2020エイプリルフール)
- 桜河こはく「第三話」(アイドルストーリー)
- 新参!目覚めの暗夜行路
- 桜河こはく「桜の背比べ」(アイドルストーリー)
- 桜河こはく「さくら、さくら」(アイドルストーリー)
- メインストーリー第二部・第七章 (SS 7th Stage 「サドンデス」)
主要ストーリー紹介(ネタバレ注意)
おじさんといっしょ
(いや、坊はまずいか。下手したら本家と分家の抗争になってまうわ、あいつ昔から冗談が通じひんしなあ――)
どんな嘘をついてもよいエイプリルフールの日。
エイプリルフールを楽しみにしていたこはくが真っ先におもいついたのが司を相手に試してみることだったが、それでは本家と分家の抗争が起きかねない、とすぐに撤回する。なお、この時点でこはくと司が同時に登場する話はある程度やりこまないと開放されない個人ストーリーの3話のみであったため、ほとんどのユーザーにとっては不意打ちでこはくの司への呼び方「坊」が明らかにされることになった。
メインストーリー第5章
「私は本当に血を分けた親戚を、家族を守らなくてはならないのです。どんな手をつかっても」
「……それはむしろ『朱桜』やのうて『桜河』の言い分やで、坊。」
Crazy:Bのリーダー・燐音が文字通りの爆弾発言をしたそのあと、なんと、こはくは司にシャワー室に監禁されていた。自分が使えるべき当主やリーダーはあほなのか、と嘆くこはく。だが司はKnightsのお家芸「ジャッジメント」を通して、狂ったようにみえるリーダーへの対処の手本を見せようとしていた。
汚れ仕事を担ってきた桜河の家のなかで、せめてこはくだけは守りたいと願う司。司を目前にしては悪態や辛辣な言葉をはく一方で、頑固な司が堂々と胸を張って、自分が正しいといえる場があることを喜ぶこはく。次に紹介する「暗夜行路」とならび、二人の関係が凝縮されたエピソードである。
暗夜行路
司がリーダーを務めるKnightsのメンバー・月永レオが悪徳プロデューサー「GFK」の被害に巻き込まれる。対処と情報収集のため七種茨に命じられレオのコンサートにやってきたこはくは、レオと司に関する世間の週刊誌でのうわさ――司がレオの傀儡で、金づるになっている――という噂を思い返し、「あのプライドだけは高くて潔癖で堪え性のない坊が、誰かの傀儡にされたまま我慢しとるわけないやろが」と悪態なのかほめているのかわからないようなセリフで一笑に付す。
斑とこはくによる、GFKに対処するための特別ユニット「Double Face」がNEW DIMENTION所属として結成されるなか、こはくは司がDouble Faceにあえて一族の反対を受けるにもかかわらず、一族の資金を投入したこと、それによって表の面から司らしく堂々と「朱桜司は何があろうと桜河こはくの味方である」ということを示したことに気づく。
自分たちの存在意義は太陽の下を歩くべき人がその歩みを続けていけるようにすること、と思うこはくにとって、司はその代表、愛すべきかわいい「兄さん」。こはくはそうだれにも言わず思うのであった。
(間抜けで、意固地で、かわいい『朱桜の兄はん』……ぬしはんの気持ちはうけとったし、自分でも割と驚くぐらいに嬉しいわ)
桜の背比べ
「兄は弟を守るもの。存分に甘やかしてあげますよ。ふふふ…♪」
「わしは獣じゃ。撫でようとした手を噛んで、そのまま丸ごと食ったるわ。コッコッコ♪」
創におすすめのスイーツを紹介すべく、かたや和菓子、かたや洋菓子で勝負を挑む二人の話。ここでもまた、悪態なのか気を許しているのかわからない応酬が繰り広げられる。コンビ好きならば必読のストーリー。
SS 7th Stage 「サドンデス」
SS予選にあたり関西へと配置されたKnightsとCrazy:Bだが、そのさ中に何者かによって両者に課された「指令」——ペナルティ事項が公開されるという事態が発生。急遽両者は協力体制を組むことになる。
物語の中ではこはくと司の出会いの経緯が回想として明かされることになるが、物語どころか二人の根幹、ひいてはSSシリーズの重大なネタバレにかかわる部分があまりにも多いため、できればストーリーをご自身でご覧いただきたい。
だが、これだけは感じていただきたい。
こはくも司も、概要でも述べた通り似た者どうしなのである。
勝ちに貪欲で、己の名に誇りを持ち、そして、互いに憎まれ口をたたきつつ、時に張り合い、そして時に守りあおうとする。
引用するセリフは、それが如実に表れたものである。
「わしらも、黙って踏みつぶされるつもりはあらへんよ。それは重々承知しとるやろ──朱桜の兄はん?」
「ええ、どんな卑劣な手でもつかってきなさい。跳ね飛ばしてあげますよ、こはくん」
「生意気な子」
「憎たらしい兄はん」