プロフィール
解説
高校生編から登場。薫たちのクラスメイト。
10歳の頃に起こった事故で薫に助けられたことがあり、それ以降彼女に好意を抱く。
普通人だが、見たもの全てを完全に記憶する能力「瞬間映像記憶」を備えており、この能力のおかげで催眠能力に対し強い耐性を持つ。その能力の有用性と指揮官としての資質を皆本に見込まれ、バベルの臨時職員として採用される。
あまりにも出来すぎた出会いであることから、「黒い幽霊」が送り込んできたスパイではないかと疑いをかけられていたが、その疑念通り彼も雲居悠理と同じ、クローンに模擬人格「松風」を仕込まれ活動する刺客「ベータ・ギリアム」であった。上記の過去も捏造であると共に、彼の両親とされていた夫婦も一般人に「黒い幽霊」に暗示をかけ仕立て上げられた偽物であった。
「松風」の他にギリアムのバックアップが人格として仕込まれており、これによりチルドレンのそばで彼女らをより深く理解する任務を受けていた。高校生編では本人も気付かぬうちに、賢木を経由してB.A.B.E.Lにマテリアル汚染をしかけギリアムの傀儡へと変えてしまう。「黒い幽霊」に連れ去られ操られた皆本の代わりとしてザ・チルドレンの指揮官代理を務めるなど協力したが、ドロシー撃破後の終盤ついに本来の人格が表層化、ドロシーと共にギリアムの元へ帰還、彼のバックアップを「松風」が過ごした記憶とともに返還する。
その後はドロシーとチームをペアを組む形で、洗脳エスパー戦士「ファントム・ナイト」のコードネームを授かり、ギリアムのアジトに潜入してきたチルドレンや兵部らと対峙。催眠によって薫と皆本の2人に「近くにいるのに絶対に振り向いてもらえない男子」という、「松風」の立場を追体験させるというしょうもないが確実に効く精神攻撃をしかけて苦しめる。しかしそれが「松風」の記憶由来であったことから彼の模擬人格が残っていることを看破され、兵部の干渉によって主人格の座を「松風」に乗っ取られ敗北した。
その後はドロシーと共に、「黒い幽霊」から本体を救出され、元の義両親の養子かつバベル指揮官候補として生活することになった。