枯れない世界と終わる花
かれないせかいとおわらないはな
色とりどりの花で埋め尽くされた美しい街。
ショウ は レン と共にその街を訪ね、喫茶店で働く ハル たちと出会う。
喫茶店の2階に住み込み働かせてもらうことになったある日、
深夜にひとり出て行くハルを ショウは追いかけた。
街から遠く離れた、見渡す限り花に囲まれた丘の中央でショウは、
月明かりで淡く輝く大きな樹の下、ハルに抱かれた小さな女の子が花になる瞬間を目にしてしまう。
ショウに気付いたハルは、咲き乱れる美しい花たちに目を細めて寂しそうに微笑む。
「こんな世界で、わたしはこうやって生き永らえて来たの。
でもわたしはまだ生きていたい。 他人の命を引き換えにしてでも」
ハルと同じように舞い散る花びらを見上げながら、
「この世界が何を押し付けようと。
どれだけの人がハルを許さないと言ったとしても――」
その言葉の代わりに、ショウは告げる。
「――それでも俺は、こんな世界の終わりを願うよ」
ゆるいマイペースな次女
ハル
CV:沢澤砂羽
街外れにある喫茶店『ファミーユ』で働く三姉妹の2番目の姉。
ファミーユの店長でもあり、主にケーキやお菓子などを担当している。
のんびりとした柔らかい物腰でいつも笑顔。 困った時も笑顔でマイペース。
でも実は、姉妹の中で一番芯が硬く頑固者。
寝起きが壊滅的に弱く、遅刻しない日のほうが珍しい。
日課の日記を書きすぎているのが原因。
世話焼きな長女
コトセ
CV:夏峰いろは
ファミーユで働く三姉妹の長女。
仕事は主にフロアで、紅茶やドリンクの担当をしている。
長女らしく世話焼きでややおせっかい。
凛とした美人で立ち居振る舞いもしなやかだけど、
からかうと真に受けるので イジり甲斐のあるお姉ちゃん。
読書が好きで本屋の常連。
自宅で紅茶の木を栽培している本格派。
ざっくばらんで元気な末妹
ユキナ
CV:谷若葉
三姉妹の一番の末っ子。
仕事はフロアで、接客案内と小物作りを担当している。
明るくてざっくばらんで物怖じしない。
楽しいことが好きでいつも飄々としているが、姉妹の中で一番冷静に周りを見ている。
手先が器用で、しおり作りが得意。
にしし、と歯を見せて大げさに笑う癖がある。
天真爛漫な少女
レン
CV:秋野花
ショウと一緒に街を訪れた女の子。
ファミーユに住み込みで働くことになるが、主にマスコット的な戦力外ウエイトレス。
天真爛漫という言葉がぴったりで感情表現が実に素直。
見た目通りな愛嬌の良さで、見てると和まされる。
すぐに謝る癖があるが、本気で謝られると見た目的な意味で罪悪感がすごい。
ショウには年の離れた妹のように懐いている。