伝説の超概要
HoneyWorksが展開する告白実行委員会の登場人物である、柴崎健×柴崎愛蔵の兄弟コンビ。
二人ともHoneyWorksシリーズの中でも凄まじい破壊力を持つ最強クラスの戦士であり、またそれぞれ最強形態を持っており、その力で宇宙にその名を今日も轟かせている。
そしてそのパワーは、健が愛する高見沢アリサや愛蔵のパートナーである染谷勇次郎との想いの力によって更に上がっていくという破格の能力を秘めており、そのポテンシャルは無限と言っていい。
そのため視聴者からは「二人とも『俺に限界はねぇ!!』って言ってアリサちゃんや勇次郎の力で更なる強化形態を手に入れてそう」などとネタにされている。
宇宙の中で一番環境が整った美しい兄弟仲
と、ここまで書くと『こんだけ強けりゃ兄弟仲もそれだけいい』と聞こえはいいが、その実態はまさに険悪状態。
といっても、これはお互いが安易にそうしているのではなく、むしろ彼らの過去と家庭に問題があっただけの話である。
ここではそれをちょっとだけ紹介しよう。
健と愛蔵の両親は小学生の時に離婚済み。
昔は父がギター、母がピアノをしていたこともあって特に愛蔵は歌うことが好きで幸せだった。
しかし、ある日、二人で近所の神社のお祭りに出掛け、帰宅途中に知らない女性と父親がタクシーに乗っている瞬間を目撃してしまう。
そしてその後、直ぐに父親は家を出ていってしまい、毎日泣いている母親を笑わせたくて愛蔵は歌い続けたが「うるさいから、もう歌わないで」と言われ、強いショックを受ける。それからは母親がお酒に溺れたりで家庭環境はあまり良くなく、その影響から愛蔵は女性が苦手になった。
そして二人とも現在の時点で父親とは会っておらず、母親は再婚のためにフランスに行ってしまった。
お互い小学生頃まで仲が良かったが、健が両親と同じく異性関係を持つ姿に愛蔵が嫌悪感を持ち(もっとも、肝心の愛蔵本人も見た目だけ見れば大分健とあまり変わらないチャラチャラした外見なので、あまり人のことは言えないのだが)、距離は程々(一説によれば健が覇道を突き進んだのには家庭崩壊の他に小学生時代の失恋も関係している、とされている。辻褄を会わせるなら、失恋の直後に家庭崩壊したことによるショックで何らかのトラウマを発症し、それが原因で女遊びにのめり込んでしまった、といったところか)。
しかしそれでもお互いに気にかけており、健が女遊びをやめ、一人の少女のために戦う鉄十字キラーとなった後は関係修復に向かっている。
特にその関係修復を題材とするさみしがりや以降は何かと共同戦線を張ることも多くなっており、『黒猫クロの脱走劇』では飼っている黒猫のクロを探すためにV2状態の健とルナミラクル状態の愛蔵が奮闘するなど、どことなくコメディーな役割を二人で担うことも多くなっており、シリアスな話ばっかりなHoneyWorksシリーズの清涼剤となっている。
ただ、アニメヒロインたるもの!8話ではお互いに真の最強形態を使った状態でリレー勝負をしており(ちなみに、結果はほんの僅かの僅差で愛蔵が勝っていた。つまりお互いの戦闘力は互角以上であることがここで証明されている)、ある程度仲が修復した現在でも互いに譲れない部分はあるようだ。
ちなみにその8話のエンディングでは、なんと健がロメオでの愛蔵の衣装を模して作り上げた通称ウルティメイト愛蔵アーマーを装着しており、榎本虎太朗とともにお姫様二人をエスコートしているという、他のエンディングカバーよりもやたら恵まれた扱いをされている。
まさか愛蔵もこんな形で自分の能力を悪用されるとは思ってもいなかっただろう(もっともこれは健が悪いというよりはアニメ製作スタッフの悪ノリも大きいが)。
現在も家族環境は冷え切っているが、愛蔵自身は今でも家族との思い出は大切にしている節が多く、(浮気して出て行った父親のギターを弾いている。子供の時に母親から貰ったストラップを携帯につけているなど)どことなく家庭崩壊を受け入れられていないような節が垣間見られる。この辺りは愛蔵よりも健の方が精神的に強いのだろう。
このように、互いに争いながらもお互い内心ではめちゃくちゃ気にかけているというツンデレな兄弟仲というのもあってか、HoneyWorksシリーズの兄弟コンビでもかなりの人気を誇っている。
関連タグ
禍々アークベリアル……二人の関係性はこいつに近いか。
剛拳、豪鬼、ギル、ユリアン……健と愛蔵の兄弟仲を一言で言うならこの二つの兄弟に近い(というよりも彼ら4人が元ネタなので当然だが)。
ゼッパンドン……合体元の怪獣たちの立ち位置がまんま柴崎兄弟であることから(健は片割れを、愛蔵はとあるヒーローによってぶった切られた怪獣の尻尾をそれぞれオマージュしている)。