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桃シャミ

ももしゃみ

桃シャミとは、「まちカドまぞく」における千代田桃と吉田優子(シャドウミストレス優子)の組み合わせ、カップリングである。類似の表現として、シャミ桃というものもある。
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概要編集


まちカドまぞくにおいて吉田優子(またはシャドウミストレス優子、通称シャミ子)は物語の主人公であり、それに対して千代田桃は主人公の宿敵ポジションである。しかしお互いがお互いのことを気にかけ、とても大事に思っているので姉妹のような関係でもある。むしろ宿敵関係にあることを建前に、互いに歩み寄ろうとする様子も見られる。

シャミ子は闇の一族の末裔であり、は光の一族の巫女である。このように二人のプロフィールには何かと対照的な面が多い。(身長、運動能力、学力、etc…)

シャミ子はおとなしいようで伝えたいことをはっきりと伝えるタイプだが、はおおざっぱなようで多くをひとりで抱え込んでしまうところがある。


二次創作編集


友情、恋情、ほのぼの系、コミカルな掛け合いや宿敵としての関係など描かれ方は様々。

R-18の創作も存在する。



桃シャミと呼ぶかシャミ桃と呼ぶかについてだが、これは個人の解釈の仕方で決まる問題である。

また、当記事のタイトルを桃シャミとしていることについては、投稿数などの便宜上そうしているだけであり、桃シャミが正規の呼称であるといった主張の意味合いは一切無い。

なおアニメまちカドまぞくOPテーマ「町かどタンジェント」を歌う吉田優子と千代田桃のユニット名は「shami momo」である。


軌跡編集

※ネタバレ注意


第一巻編集


1丁目

初遭遇。この時点ではまだお互いの名前も知らないが、シャミ子は桃のことを自分のターゲットかつ自分を危機から救った恩人であると認識しており、桃はシャミ子のことを「変な子」と評している。


2丁目

初戦闘(?)。お互いに名前を知る。

シャミ子が桃からパンチのフォームを教わる。


6丁目

桃がシャミ子の身を案じ、熱く肩入れする様子が描かれている。

また、桃がシャミ子の心優しさを知るエピソードでもある。


8丁目

桃が「シャミ子の頑張りを無駄にしたくなかった」と、いい思い出が少なかったため普段は控えていた変身を解放する。これに対しシャミ子ははっきりお礼を返した。


9丁目

シャミ子による「これは親友の桃ちゃんです」という紹介で桃がかつてない顔を見せる。

この回ではお互いがお互いの家族環境を案じて思いやりを見せている。

ツーショット写真を撮ったりもしている。


11丁目

シャミ子が桃に対する思いを口にし、桃の夢の中へ侵入。

シャミ子が侵入し、清掃を行った夢を桃は「安心する感じ」と評した。


12丁目

シャミ子との約束を果たすため隠れて苦手と向き合っていた桃に、シャミ子は「自分のダメなところが人にばれるのを怖がっていたらいつまでたっても前に進めない」とアドバイスを送る。ここで桃はシャミ子の精神的な強さを認める。

なおこの回のシャミ子は桃に対して非常に献身的。


13丁目

共闘関係(シャミ子曰く休戦)になる。シャミ子と桃が初めて一緒に食べた食べ物であるうどんをシャミ子が桃に振舞っている。また、扉絵に二人の関係についての象徴的なアイテムであるぽっきんアイスが描かれている。



第二巻編集


15丁目

一蓮托生の関係を再確認。桃はシャミ子に影響を受け自分の苦手なものと向き合う決心をする。


18丁目

桃が命に関わる大切なことを教えてくれなかったことを知り、シャミ子は「桃に認められたい」と口にする。ここからシャミ子は桃の内面に踏み込んでいく姿勢をたびたび見せるようになる。


19丁目

桃が自分を侮っているのではないか、と悩み、期末テストで勝負を持ちかけるシャミ子に対し、桃は徹夜で勉強して「シャミ子のことを侮ってはいない」と告げた。シャミ子と桃の初めての真っ当な対決といえる。


20丁目

シャミ子と桃の元同僚の魔法少女、陽夏木ミカンが二人で遊んでいるところを目撃し、死んだ目になる。これ以降桃は、ミカンとシャミ子の仲が深まるとたびたびモヤついた表情を浮かべるようになる。


22丁目

シャミ子が桃の家に置き調味料したり桃の財布で買い出ししたり桃の名義でポイントカードを作ったりしていることが判明する。また、桃がシャミ子とその妹・良子の間にある「隠し事のある姉妹関係」について気にしている様子が見られる。加えて、桃は自分がシャミ子に篭絡されていることを暗に認めるような発言もしている。


23丁目

シャミ子は桃の夢の中に再び潜入し、桃と会えたことに安堵している。ここではシャミ子にとって桃が「圧倒的な得体のしれない敵」ではなく「一緒にいて安心できる少女」になっているものだと思われる。


24丁目

シャミ子の体が想像以上に弱いことを知り焦る桃と、「桃が消えたら嫌です」とはっきり口にするシャミ子が描かれている。また、(結果的にはシャミ子の勘違いだったが)家に攻めてきた桃から母親を守るため立ちふさがるシャミ子の姿から、宿敵としての関係が続いていることも同じエピソードの中に描かれている。また、39丁目の項目で後述するが、ここでぽっきんアイスを一人でちぎることができないシャミ子の姿が描かれている。


25丁目

シャミ子と桃の因縁が明らかになる回。シャミ子は真相を知り自分の戦う理由を見つけ、「桃は初めて会った時から私の宿敵です」「私が勝つその日まで地の果てまで追いかけてやる」と、桃に対する意識を改めて自分の中で確認している。


26丁目

シャミ子を突き離そうとする桃に対し、シャミ子は踏み込んで闇堕ちを提案、「桃が必要なんです」と告げる。ここでの説得はすべてシャミ子自身が考えた言葉であり、桃もその気持ちに保留ではあるが好意的に応えている。また、その勧誘を桃自身は「ハッピー」ととらえているようである。

加えて扉絵にまたもぽっきんアイスが描かれている。



第三巻編集


27丁目

黒系統の服を着ている桃をシャミ子は「いつもよりすきかも」と評している。

シャミ子から遊びの誘い(実際は決闘申し込み)を受け、シャミ子本人の前でではないが「すごい笑顔」を見せる。また、自分が遊びに誘われたと勘違いして浮かれていたことも自覚している。

シャミ子は勘違いをさせたお詫びとして髪留めをプレゼントし、「楽しい日でした」と振り返っている。


28丁目

シャミ子とミカンが急接近したことにモヤモヤする桃が描かれている。勢いで吉田家の隣に泊まることになる。


29丁目

シャミ子が桃に一人で何でも解決しようとし過ぎであるとアドバイスを送っている。


30丁目

シャミ子が桃の大天使時代に著しく興味を示している。


31丁目

シャミ子に「桃の笑顔が見てみたい」という目標ができた。


32丁目

桃側も「シャミ子のことがもっと知りたい」という意思を見せた。


35丁目

桃が、シャミ子にとって桃の頼み事がプレッシャーになっていたことを知る。

また桃は、寝ぼけ気味のシャミ子から「桃をニコニコ笑顔にすること」という目標を聞き出し平静を失っている。


36丁目

この時点ですでに桃は姉の捜索よりもシャミ子の身を案じていることがわかる。

またここでは「共闘」関係にあることをシャミ子も認めている。

また桃がいつものテンションに戻ったことについて「おちつく」と発言している。


37丁目

桃は、心の深部で迷子になったシャミ子に対して「効率が悪くても根拠が薄くてもあの子をこの状況で放っておきたくない」と口にし、助けにいきたいという意思を見せる。


38丁目

千代田桜と遭遇したシャミ子は自分の安全より先に「桃が喜ぶ」ことに意識を向けている。

シャミ子のために平気でガロン単位の血液を捧げようとする桃が描かれている(1ガロンは3.7リットル。失うとまず確実に失血死すると思われる)。

後半では、二巻で諦めなかったことで桃の夢の中の扉を突破したシャミ子に対して「諦めるな」と声をかけ闇堕ちして助けに来る桃、闇堕ち関連より傷を心配し、桃のフォームをべた褒めするシャミ子など、かなり濃い内容。


39話

先祖・リリス曰く桃は「精神的には闇堕ちの準備はとっくに整っていた」ようである。

また、ミカンと桃の友情を見たシャミ子は友情について考えを巡らせている。

姉や町への固執がなくなり、「シャミ子が笑顔になれるだけのごくごく小さな街角だけを全力で守れたらそれが私の新しい目標になる気がするんだ」と満面の笑顔で告げる桃と、溢れ出たシャミ子の涙が対照的に映っている。

また、本編内でのぽっきんアイスはここで再び登場し、桃の手によってちぎられ、二人で分け合っている。24丁目時点では一人でちぎることができなかったアイスが、二人の関係が進んだことで二人の力でちぎられた(契られた)ものだと思われる。



第四巻編集


40丁目

シャミ子が桃の魔法少女名「フレッシュピーチ」に目を輝かせている。


41丁目

平然と一緒に同じ部屋にいる。

シャミ子が桃の姉代わりになろうとして堕落気質を正そうとしている。

シャミ子は、桃が闇堕ちして迎えに来てくれた日を闇堕ち記念日としてとても大事に捉えている様子が見られる。

また、桃は直近のやりたいこととして「シャミ子の本気のお弁当を食べてみたい」という願いを挙げた。


「今夜は寝かさないぞ‼」


42丁目

お出かけ当日、桃はいつもより気合を入れたっぽい服装をしており、シャミ子の声を聴いてきらめいた笑顔を浮かべている。


43丁目

桃の前にシャミ子に化けたリコが現れるが、態度や口調しぐさ目線呼吸のリズム、しっぽの動き体感のブレなさその他諸々を判断基準にしてリコの化かしを見抜く。普段からシャミ子を細かく観察していることがわかる。


44丁目

「いったんお腹をさわってもいいですか」というセリフから、シャミ子は桃の腹部に興味を示している様子がわかる。

桃は楽しみにしていたのに動物園でシャミ子のお弁当を落ち着いて味わえなかったことがトリガーになって闇堕ち状態になった。

また、闇堕ち解除のために箸の持てない桃のためにシャミ子が自らの手でお弁当を食べさせている。


46丁目

シャミ子が、桃の過去の全てを共有できないことに悔しさを感じている。


桃がシャミ子に米を炊かせていることが判明。


「貴方シャミ子に米を炊かせてるの?」


47丁目

「桃っていい香りがしますよね」


49丁目

面倒見で華やかなミカンが人気者になっていることに関して、シャミ子は「桃だって私的には華がある」と主張している。


また、この話の中で起こったミカンの問題について、シャミ子と桃は同じことを考え同じタイミングで行動しようとしていた。


52丁目

桃とシャミ子の二人で、足りない魔力を桃が補い、シャミ子の武器で魔方陣の起動を行った。小タイトルは「まぞくと魔法少女の共同作業」であった。

また、桃はシャミ子の問題解決の方法をいい方向に評価している。シャミ子の前で自然な笑顔を浮かべるようにもなった。



関連タグ編集


まちカドまぞく 吉田優子 千代田桃 シャミ桃

百合夫婦


パインセスト:怪奇ゾーングラビティフォールズに出てくる主人公姉弟ディッパー・パインズメイベル・パインズのカップリングの名称。桃シャミ同様まるで本当のなかよしカップルの様にとても仲が良い。ちなみにグラビティフォールズの実質的原作者かつ製作者のアレックス・ハーシュと双子の姉のアリエルがディッパーとメイベルのそれぞれのモデルであるとアレックス本人がインタビュー等で発言している


ネタバレ注意(アニメ範囲外のネタバレがあります)編集











































第五巻編集


53丁目

シャミ子がスマートフォンを買うための計画中、執拗に桃とお揃いのスマホに拘る様子が見られる。

桃はこれに気づかず、シャミ子の金銭事情を考慮しロマンの無い選択肢を提示し続けた。そういうとこだぞ。

一方でシャミ子の方も(最終的にはその目的を認めたものの、)ゲームやら推しキャラなんて欲しくない! と見栄を張っている。つまりどっこいどっこい。

また、スマートフォン契約の際にシャミ子は桃のことを思い浮かべながら家族以外の知り合い一人が通話無料となる「友情プラン」を選択している。


55丁目

シャミ子の誕生日を知らなかった桃が当日学校を早退しプレゼントを買いに行く。

桃は、シャミ子が本当に欲しいものは何か真剣に悩み、苦手な相手のリコのアドバイスを受けている。

結果桃はシャミ子に財布をプレゼントした。

また、リコのプレゼントに異様にテンションハイになるシャミ子に対し桃が若干曇っている。

シャミ子は桃の財布を傷つけまいとして使わずに飾っている。


56丁目

シャミ子に似たリリスの体を作る際、桃が無意識に放った「シャミ子系ね…じゃあかわいい感じで作るね」というセリフから桃も普段シャミ子のことをかわいいと思っていることがわかった。


リリスが桃からプレゼントされた財布を借りようとした際、シャミ子は断っている。小タイトル曰く「めずらしいシャミ子NG」。


この回で直接的な描写としては(※)初めて(シャミ子の意識がある)シャミ子と桃が混浴している描写が出てきた。


映画鑑賞中、桃がシャミ子に寄りかかって寝ている。


58丁目

シャミ子が蛟空間に誘拐され、桃は辺り一帯を吹き飛ばすことで探し出そうとしている。

61丁目の判断力と比較すると、相当冷静さを失っている模様。


59丁目

シャミ子の新フォームを考案する集まりで、シャミ子は偶然を装い桃とお揃いになるようなデザインを提案するが桃はまたも気づかず却下する。そういうとこだぞ。

これに対し言葉にしないと伝わらないと気付いたシャミ子は「おそろがいい」とまで言うが桃は「建設的でない」とバッサリ。そういうとこだぞ

シャミ子はフラれたショックで心の壁フォームを生み出す。

また、最終的にシャミ子が作り出した危機管理フォーム・改・マーク2・セカンド・弐號機では、シャミ子が桃を見下ろせるように高いヒールが付けられている。身長差を気にしていた様子である。


60丁目

扉絵がヤバい。


桃がシャミ子の呼び声に応え、ものすごい気の抜けた笑顔(リコ曰く「見たことないすてきな笑顔」)で扉を開け「シャミ子?今日のご飯何?」とシャミ子を迎え入れる。


桃とリコが友達であるという情報を聞いたシャミ子が若干動揺してバグっている。


桃がばんだ荘を退去しそうになるが、桃は「もうしばらくここに居たい」と言い、シャミ子もそれに対し「私も桃がよければしばらくここに居てほしい気がします」と言っている。


シャミ子と桃はあすら制服でようやく念願のおそろを果たした。シャミ子のテンションが目に見えて上がっている。


61丁目

「一般の方の停止ヒモはご遠慮願いたいっ」

誰ならいいのか


62丁目

シャミ子の二千年後の妄想でも、シャミ子と桃は一緒にいてシャミ子が桃に夕飯を作ってあげる関係らしい。


63丁目

シャミ子が「桃が居ないこと」を不安に感じている。


64丁目

桃がシャミ子の死にそうな顔色に気づいて散歩を持ち掛け、二人で39丁目と同じく多魔川河川敷にて二つに分け合う形のアイスを食べつつ話をしている。

ただ、今回のアイスの形状は39丁目のぽっきんアイスとは異なり、パピコらしき形のものとなっている。シャミ子と桃の関係が、その形状のように「隣に並び立つ」関係に変化した、ということだろうか。


解決の仕方と自分の人の気持ちを書き換える力の強さに恐怖するシャミ子に対し、桃はシャミ子が自分の夢の中をいじったことを確認したうえで「思い上がるなまぞく!」とシャミ子の力を一蹴した。それに続けて「そんな力を使わなくてもいずれ私は絶対にシャミ子のことを好きになってた!」と告げ、シャミ子の行動の正しさも保証した。

直後にこの発言を嘘だと言って誤魔化しているがだだもれである。


また、桃はスマホや新フォームの件などでシャミ子を怒らせまくっていたことをきちんと反省していた模様。


そして最後に桃は、もし道を間違えてもシャミ子が世界の敵になる前に私が殴り倒す、と約束した。



第六巻編集


65丁目

シャミ子は自分の知りたいことを桃に聞こうとするもなかなか踏み出せずにいたところ、杏里の紹介により桃を二人きりの焼き肉に誘う。

しかし、紹介された店が地域で最もハイランクな店だったことや、杏里から渡された焼肉券が無料券ではなく割引されるだけの優待券だと発覚したことで緊張と焦りに支配され完全に勢いを失い何も話せないまま終了。

焼肉代(36830円)は桃が立て替えた。


なお、桃はミカンへの相談の結果この誘いをガチだと認識。服選びを散々迷走した果てに小倉に唆され、ノリノリですさまじい出費をした。

以下はその出費の内訳。


ドレス 16800円
アウター 9800円
靴 12800円
フォーマルバッグ 7000円
下着 26980円
すごいネックレス 170000円
情報商材 369980円

なおミカンは何がどうガチなのかについて言葉を濁したが、シャミ子の母親である清子は酔っていたとはいえ大人の下着の話を持ち出していた。シャミ子と二人で焼肉に行くのに桃が何を想定して下着を買ったのかは読者の想像次第である。

また、当日の桃は髪をセットしていたようだがセット代などは不明。


66丁目

シャミ子は焼肉で桃の前で醜態を見せたことにより気分が落ち込んでいたが、桃からおそろい系バトルフォームの試着に誘われ元気を取り戻す。


桃は、シャミ子を「だいぶ戦える子になってきた」と評価し、これからの桃自身の役割を

シャミ子の盾かつ切り込み役としたうえで速度重視の新フォームを開発した。


桃はその後、真面目に考えたフォームがデザイン面で酷評されたことやリリスの手によって半裸同然のフォームにされたこと、シャミ子がへそしか見ていないことに怒って闇堕ちした。



66.5丁目

番外編。


シャミ子が大きな柔らかい桃(果物)を剥いて、桃(魔法少女)も一緒に食べようとする…

という夢を桃が見る。桃はこれをシャミ子による夢への介入だと断定し、起きてすぐにシャミ子に詰め寄るが、シャミ子にアリバイがあったため桃が勝手に見た夢だと発覚した。

…その結果、桃は「二度寝してくる」ことを選択。小倉に「どんな夢だったのかなぁ」と呟かれた。

なお、当の桃はこの夢についてフロイト手をたたいて喜びそうとコメントしている。


67丁目

桃が、自分の知らない携帯電話としおんの携帯先をシャミ子が所持していることにひどく動揺した。小タイトルは「私の知らない連絡先」。


また、シャミ子はしおんと桃がゆるやかに対立していることを解決するために、自分が両方に信頼してもらえることを目標にした。



69丁目

夢空間で携帯電話を有効利用できなかったことをきっかけに桃とシャミ子が言い争った。

シャミ子曰く「けんかじゃないです宿敵トークです」とのこと。

シャミ子が桃に掴みかかって怒りを示しているがこれに対し桃は無抵抗。

また、この言い争いに関し桃は自分が「電話番号」という単語に対しなぜか繊細になっていた、と告げた。


しおん(グシオン)が桃を高く評価した際、シャミ子は「ちよだいいですよね!!ちよだ!!」と発言した。

この4コマの小タイトルは「同担誕生」。


70丁目

屋根瓦を調べている最中に驚いて上げた桃の悲鳴をシャミ子が「かわいい悲鳴」と発言。桃の声だと説明されてテンションが上がっていた。


シャミ子は仲良くなったグシオンが消えたことに涙を浮かべたが、その際「桃推しになってくれたのに……!」というセリフも心の中に浮かべている。


71丁目

想定外の事象に混乱するしおんを宥める桃を見て、「イケモモか」とシャミ子が少しバグった。


シャミ子が嘘を吐く際の癖が桃に見破られていることが発覚した。


しおんが桃の新フォームの機能性を高く評価したことで、シャミ子はボスとして桃の良さを理解しきれていなかったことに気付いた。結果、普段は「これで勝ったと思うなよ」と言うところを、今回に限っては明確に負けを認めるという快挙を果たす。


72丁目

桃が登校中のシャミ子のしっぽを不意討ちで折りたたんだ。

猫の耳のような質感だからつい畳みたくなる、とのこと。


73丁目

女子合コンで体育祭委員会メンバーの落合(おっち)が桃推しであることが発覚し、その接近の速さにシャミ子が焦りを覚えている。

また、千代田家の床になりたいという欲望をバラされたおっちに対しシャミ子は「床になったら桃のへそに挨拶できない」と心の中で対抗意見(?)を掲げていた。なお「挨拶」のルビは「セクハラ」。つまり桃をそういう目で見ているということだろうか。

ちなみに彼女が「床になりたい」理由は「魔のもの(シャミ子と魔法少女)を鑑賞したい」「仲良くていいなーって」とのこと。床にせよ壁にせよ観葉植物にせよ、この記事を読んでいるあなたなら実に共感できることであろう。


桃がシャミ子に(勝手に)遠慮して聞けなかったらしき話をみなみが平然と訊ねてしまったが、シャミ子も平然と答える。動揺した桃が闇落ちした。

同時に、シャミ子が桃を監視する裏アカウントを持っていることが発覚した。なお、闇落ちの直接の切っ掛けはむしろこちらである。


シャミ子は合コンからの帰り道、桃に自分の知らない過去や知り合いが存在することに心を痛めた。

そして一人になった後、シャミ子は「昔の桃も今の桃もこれからの桃も全部自分のものにしてしまいたい」という考えに行きつき、桃の部屋を訪れた。

またその際、桃の好物であるうどんを作り、手土産として持ち込んでいる。


74丁目

桃が過去の話をしようとした際、シャミ子は自分だけに共有される秘密の話だと思い込んでいた。


桃は合コン解散後、シャミ子にしおんの件で隠し事をされたことで機嫌が悪くなり闇堕ちしかけていた。


桃は、過去の出来事以降、他人の営みに興味を持たなくなっていたが、シャミ子との出会いから自分の中に少しずつ変化があったことをモノローグで明らかにした。

この変化を桃は「沢山の人が周りに集まってきた ごはんの味がするようになった ささいなことで気持ちが揺らぐようになった 町に色がついてきた」と表現している。

また、桃は自分でこの変化を振り返りつつ、「この町のすべてを喪いたくない」と決意を新たにした。


過去映像の共有のためシャミ子と桃が並んで寝ることになったが、「一緒に布団にいこうか」と促されたシャミ子は「歯みがいてきていいですか」「電気消す派ですか」と赤面しひどく狼狽。結局20分かけて歯を磨いたらしい(小タイトルより)。


75丁目

桃の夢に入り、小さいころの桃を見たシャミ子の感想は「かわいい」「持ち帰りたい」だった。


最初に桃は、シャミ子が迷わないよう手を引きつつ夢の中を巡るが、誰何との遭遇前は自身の恐怖を緩和するためにシャミ子に手を握ってもらうよう頼んだ。


強い意志を持って桃の過去を知りたがっていたシャミ子だが、夢の中で桃の顔色が悪くなっていることを察して中断を提案する。


76丁目

腕が千切れた桃を見たシャミ子は「なんだか今ならできそう」と、回復の杖での治療を試みた。

また、誰何の攻撃により下半身を吹っ飛ばされた桃にも、目を背けることなく涙目で心配する様子を見せている。

補足になるが、シャミ子はスプラッタが苦手である。


桃は、誰何を無力化するために切ったカードが桜がヨシュアを封印した時のものだったことをシャミ子に打ち明けた。

これが桃の一番悩んでいたことらしい。

「分かったのはシャミ子と会ってから」というセリフの通り、桃はこのことを25丁目あたりからずっと一人で抱え込んでいたことになる。

これに対しシャミ子は、「そんな小さなことでヨシュアもシャミ子自身も怒らない」と答えた。


77丁目

シャミ子はメタ子の導きにより、桃でさえ知らない桃の過去を見ることになる。


ヨシュアは、桃の記憶を消す際に、「新しい町で 僕が貴方から奪う 桜さんとの思い出を塗り替えられるような 生きる理由になる素敵な誰かに出会えますように」という祈りを口にした。

また、メタ子もここまでの記憶を託したうえで「桃を頼むぞ」とシャミ子に告げた。


起きて夢から目覚めるのが遅かった理由を桃に問われたシャミ子は、桃から目をそらさず嘘を吐いた。


桃の過去を見たシャミ子は、自分が今まで強い人たちに守られていたことを自覚し、「自分を 町を 桃の笑顔を守れるまぞくになる」と決意する。

「なりたい」ではなく、「なる」と決めていることが今までとの大きな差である。


夢の中で見た、苦しむ桃に対する誰何の「かわいそうだし愛おしい」という言葉に対し、シャミ子は「私の宿敵は笑顔が一番かわいいんだから 喰われてたまるか」と心中で語った。

その後夢の外であるにもかかわらずかいふくのつえの具現化に成功し桃の腹部の傷を消そうとするも、セクハラの気配を感じた桃に阻止された。シャミ子は「よこしまなやつじゃなくて」と釈明したが、裏を返せば普段は「よこしまなやつ」ということになる。

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