概要
CV:クリステン・シャール(日本語吹替:原島梢)
ディッパー・パインズの双子の姉で、本作のもう一人の主人公。1999年8月31日生まれの12歳。
弟のディッパーと共に、夏休みの間オレゴン州のグラビティフォールズに住むスタン大叔父さんのもとで暮らしている。
顔立ちや身長はディッパーと似ているが、歯には常に矯正器具を付けている。
髪の量はとても多く、後ろ髪は腰の辺りまである。ディッパーと仲が良いが、自慢の髪に触られることだけは彼であっても極端に嫌っている。衣装はよくタートルネックのセーターを着用している。
理論派で何事にも慎重なディッパーとは対照的に前向きで楽天的な性格。様々な怪奇現象に対してもディッパーほど興味は抱いていない様子。とにかくテンションが高く明るいが、ときには家族と喧嘩をして機嫌を損ねることもしばしば。また、年頃の少女らしく夢見がちなところがある。
独特の感性を持ち且つ手先が器用でもあり、ライト付きのセーターやスタン大叔父さんソックリな蝋人形を作ったこともある。また、奇行が目立ち周囲からはよく「マヌケ」呼ばわりされるが、時にはそうした行為が危機からの脱出や思いがけない発見に繋がることも多い。
ロマンス好きなところもあり、最初のエピソードからボーイフレンドを探していたが、相手がノームやリル・ギデオンのような執念深い男に付きまとわれたことも。一方で、ウェンディに対して告白できずにいる奥手なディッパーにおせっかいを焼くなどしている。
同じ年頃の友人として、ダンスパーティで知り合ったグレンダとキャンディーがおり、よくお泊り会をするほど打ち解けている。一方で、裕福な家出身のパシフィカ・ノースウェストからは何かに付けて張り合われており、顔を合わせるたびに嫌味を言われることも。後にミニゴルフ場での怪奇現象を解決したことをキッカケに、ほんの少し関係が改善された。
その他、移動遊園地の出店で“よったん”というブタを手に入れ、溺愛している。
因みにモデルとなった人物は原作者であるアレックス・ハーシュの双子の姉、アリエルである。
関連タグ
ディッパー・パインズ(弟)
その他、海外アニメのアホの子キャラクター
以下、本編のネタバレ
物語終盤、これまで共に生活してきた大叔父“スタンフォード”が偽者である疑惑が浮上し、パインズ姉弟とスースは、スタンが地下で謎の装置を作動させている現場に居合わせる。その後、装置の作動により、数十年ぶりに異世界から帰還した本物のスタンフォード・パインズ(以下「フォード大叔父さん」)の登場と共に、スタンは彼の双子の弟スタンリー・パインズであることが発覚する。スタンはかつてパインズ家を勘当され、その経緯においてこれまで仲の良かったフォードとも険悪な関係になっていた。
夏休みも終盤に差し掛かり、メイベルは自分たちの誕生日会の計画を立て、グラビティフォールズで過ごした最高の夏を締めくくろうとするも、親友となったグレンダとキャンディーはそれぞれ家庭の事情で出席できず、ウェンディも二学期が始まる陰鬱で取り合ってもらえなかった。更に、ディッパーがフォードの助手になりオレゴンに残る話を聞いてしまい深く絶望してしまう。ディッパーに怒りをぶつけ、彼と自分のリュックを持ち違えたまま家を飛び出し、彼の荷物に入っていた水晶玉「次元の裂け目」を図らずも持ち出してしまい、そこに目を付けた悪魔ビル・サイファー(の扮する未来人ブレンディン)の言葉に誘惑され、水晶を譲渡。結果、狭間を掌握したビルによりミョウマゲドンが発生してしまう。
その後、メイベルはビルの作った夢の世界「メイベルランド」に封じ込められる。メイベルの思うままの事々が現実となるその世界に染まり現実逃避するが、救出に現れたディッパーの説得で現実を受け入れることを選ぶ。
ビルとの最終決戦では、ビルを消滅させる過程でスタンがこれまでのすべての記憶を消すことになる。ミョウマゲドンが収まった後、諦めきれないメイベルは廃屋となったミステリーハウスから自身のアルバムを発見しスタンに読み聞かせ、彼の記憶を復活させた。
騒動の後は、グラビティフォールズの住人総出で祝福されながらディッパーとともに13歳の誕生日を迎え、皆との別れを惜しみつつカリフォルニアに暮らす両親のもとへ帰って行った。