「全部呼ぶけん 全部打つけん」
プロフィール
異名 |
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クラス | 狢坂高校3年1組 |
ポジション | ウイングスパイカー(WS) |
身長 | 188.3cm |
体重 | 85.6kg |
誕生日 | 4月8日 |
好物 | 生牡蠣 |
最近の悩み |
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ステータス
パワー | 5 | バネ | 4 | スタミナ | 4 | 頭脳 | 3 | テクニック | 4 | スピード | 3 |
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概要
大分県代表、狢坂高校バレーボール部3年。主将。背番号1番。
全国三大エースの一角を務める一流プレイヤーだが、下記の描写からも見えるように、どこか人間離れしたメンタリティを持つ全国区のエース達の中ではどこか心の脆さも見せている、逆の意味で異質なタイプ。少し心配性で、自分にないものを持つ相手にビビることもあるが、責任感が強くエースとしての責務を果たそうとする。
牛島や木兎のような「バレーを楽しめる選手」には憧れにも対抗心にも似た思いを持っており、彼らには負けたくないという強い執念がある。
情には熱い性格だが、その強すぎる責任感の余り、自分で何もかも背負いすぎやすい性質でもあり、大会での敗北後に木兎から「仲間をもっと信用してやれ」と言われ、はっと目を覚ますことになる。それで後輩たちに「お前たちが監督を胴上げしてやれ」と発破をかけて、笑顔で高校バレーを引退した。
その後もバレーを続け、Vリーグ1部チームのAzuma Pharmacy グリーンロケッツに所属。一流選手となっている。大きく掘り下げられたウシワカやサクサとは違い、最終章時点では不明であったものの、日本代表にも選出されていることが【イラスト集】「ハイキュー!! Complete Illustration book 終わりと始まり」にて判明。
またショーセツバン‼とSportivaのコラボ表紙Ⅵ巻(牛島若利が表紙)にて、牛島、佐久早と共に日本代表のエースとして活躍していることが記載されている。
選手として
中学時代に最優秀選手に選ばれたこともある超一流スパイカー。身体を左に傾けながら打つ独特の打ち方で、ボールに体重を乗せる事を重視したパワー系プレーヤー。
しかし決して力任せで雑というわけではなく、どんなに打ち辛いボールにもきっちり合わせ、威力を落とさずに打ち切ることのできる「器用さと強引さが混在したスタイルの選手」と評されている。
終盤にて明らかにチャンスボールとして返さざるを得ない場面でもスパイクに繋げた際には黒尾や研磨も驚いていた。
崩された体勢からもパワースパイクを打つことができる秘訣は、強靭な下半身。フィジカルトレーニングに重きをおく狢坂高校ゆえのハイレベルな基礎体力と、本人のどんな球でも打ち切ってみせるという強い思いの賜物である。
このスタイルの原点は中学時代にある。当時から注目株であった牛島若利とのエース対決で、当然両名は徹底的にマークされた。当時サーブやレシーブを合わせた総合力では桐生の方が上と評されていながら、追い詰められた崖っぷちでも重圧を背負い切り「エース」であることを貫いた牛島に対して、桐生は土壇場でミスを恐れ相手のコートに返すだけで勝負に出れず、結果としてチームは敗北してしまった。桐生は涙を流しながら自分を恥じ、「上げられたボールは全部打つ」と固く誓った。
余談
・最終章では殆ど言及がなかったためか、その扱いに読者、特にバレー経験者の間では実力を過小評価されているという意見も少なくない。しかしながら、主人公チームと全く関わりを持っていなかったにもかかわらず、まるまる1巻ほどの話が掘り下げられており、梟谷VS狢坂というエーススパイカーの資質と真価が問われた対戦も評価が高いなど、劇中では見せ場もある。どちらかというと坊主刈りに無骨な面構えなど、同性受けしそうなキャラ付けであった(実際、桐生には共感を覚えるという意見は多い)のが災いしたか。
・アニメには登場したが、2024年現在セリフはなし。
関連タグ
東峰旭⋯同じくやや心配性なエース