森可成(信長の忍び)
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もりよしなり
「信長の忍び」の登場人物(イラスト右側)
おそらく史上最も可成が活躍した漫画。三男・蘭丸が信長の寵愛を受けたことから「美濃一の色男」として作中きってのイケメンに描かれている。既に結婚し子もたくさんいるが、尾張の女性たちからは絶大な人気を誇る。
『外伝 尾張統一記』にて美濃を出た後に信長に仕え、終生の伴侶となるえい(帰蝶の侍女)と結ばれる。得意の十文字槍で織田信友を撃破し、信長の下で武功を積む。
本編では主人公・千鳥に対し「女が戦場に出るべきじゃねえ」と嘯いており、女性や子供が戦わずに済む世を目指す信長に忠誠を誓っていることが早くから描かれていた。桶狭間、姉川でも功を挙げるが、宇佐山城の戦いにて浅井・朝倉軍に向けて上記の台詞を高々に宣言し、壮絶な戦死を遂げた。
彼の意志は千鳥によって息子たちに伝えられ、後に次男・長可は武人として、三男・蘭丸は文官として、信長を支えていくこととなった。また、彼が額に巻いていた鉢巻きは千鳥が偶然拾っており、その後えいの元へと届けられた。彼の妻子の住む屋敷を後にする千鳥の眼には、えいと共に微笑む可成の姿がはっきりと見えていた。
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