概要
CV:村瀬歩
伊賀出身の忍び。千鳥(メイン画像左)の相棒で幼馴染。百地丹波の命を受け、二人揃って織田信長に仕える。
年齢不詳だが千鳥と同い年とした場合は1549~50年ごろの生まれ(本多忠勝や斎藤龍興より少し下くらい)。このまま順調に連載が続けば、最終回では32歳になる予定。
幼い頃より剃髪しており、千鳥並みに小柄なため比叡山焼き討ちの時には織田兵から僧兵と間違われ殺されかけたこともある。
小さい頃から千鳥の事が大好きで、事あるごとにアピールしているがまるで振り向いてもらえない。その為服部半蔵(本作では既に武将になっている)に対しては猛烈な嫉妬心を抱いている。
北近江で千鳥が療養を受けるまでは織田の領地で同棲していたが、部屋は完全に別であり、しかも勝手に入ると侵入者と間違えられて半殺しにされるのでちっとも仲は進展しなかった。
なお、千鳥も助蔵の好意には気が付いているが、異性として「結婚したい」などと思われてはいない、などと勝手に勘違いしている。主君の織田信長からも千鳥と結婚するように薦められるが、自分の千鳥への想いが気づかれていたことに本気で驚きつつ(というか周囲にはバレバレで、知らぬは千鳥くらい)、結局ヘタれて断っている。
一途ではあるが年相応以上にスケベであり、築山殿から徳川邸に招かれた時には侍女たちの色仕掛けに嵌って「帯回し」をやろうとしたり、武器を大量に仕込んだ忍び装束を脱いでスピードアップした千鳥に向け「あと1枚脱いだらもっと早くなるよ!!」と命知らずな発言をしたり、望月千代女と偶然混浴してしまった時には千鳥のと見比べて「本物の乳だ…」と口にしつつ鼻血を1リットルほど垂らしたりと、かなり欲望に忠実な性格。
明るくツッコミも得意だが、千鳥からはその軽い性格から「敵に捕まったら少しの拷問であっさり口割りそう」と思われている。
甲斐潜入の時に千代女に捕縛され拷問を受けていた千鳥を救出した時にかなりかっこいい台詞で告白しているのだが、事態が事態なため真意には気付いてもらえてない。
千鳥の療養中には杉谷善住坊を一人で撃破するという活躍をするほどの成長を見せるも、周りには全く信じてもらえなかった。
信長の暗殺のために伊賀から送り込まれた刺客の「忍術上手十一人」の一角である上野ノ左の変装を見破り、たった一人で撃退に成功している。上野ノ左には逃げられてしまったが助蔵が与えた傷が深手(なおかつ10人力を持つ弥助のパンチで城から転落した)で誰にも見つからない場所で死んだ事から実質的に助蔵(と弥助)が勝利している。但し、助蔵本人は自分が倒した相手が忍術上手十一人だとは気づいていない。
その後の千鳥と二人で伊賀攻めに向かい、突入前に彼女に告白をした。千鳥も彼の事を好いていた事が発覚し、長年の悲願が果たされた。
直後に千鳥と共に忍術上手十一人達と対決し、太郎左衛門を毒で倒す活躍をした。さらには千鳥とはぐれた際に山田八衛門と交戦し、頼りとなる武器が次々と盗まれる中でも相手の隙を突き、どんなに痛めつけられても諦めずに根性で倒した。
特技
体力は二流だが知識に優れ、手先も器用であるため調薬・火薬術に長ける。脳筋な千鳥を支えるために様々な暗器や忍者道具を作っており、調達や経営など座学も得意で、忍者に関する造詣は群を抜いて高い。
メイン画像に書いてある通り戦闘力はボンクラであるが、とっさの口車は上手く、千鳥が武田家に捕えられた際には追っ手を騙し甲斐からの脱出を果たしている。
またキャラ的に目立たないという特技を生かした奇襲攻撃を得意とするが、忍びとしての技術はイマイチのためあまり役に立たないこともある。
情報収集、変装による潜入といった諜報活動に秀でており、磯野員昌を流言によって浅井家から孤立させた際、その手際の良さから千鳥から「助ちゃん不信になった」と評された。
もっとも本来の忍者の役目(情報収集、諜報活動)からいけば、隠遁と小技に長けた助蔵の方が忍者として優秀であり、潜入が苦手かつ戦場の最前線で戦う千鳥の方が異端なのである。
信長からも能力の高さを評価されており、彼と千鳥がいない戦になると不安を抱く場面もあった。そもそも彼の力を認めていなければ千鳥との結婚を勧めるはずもない。
千鳥の力を借りずに忍術上手十一人を単独で3人も撃破しており、千鳥と同様に彼も戦いを乗り越える事で確実に成長している。