CV:平松晶子
怒る時は心を鬼にしてしっかり怒らなきゃ! 和尚様は只でさえ人一倍優しい顔つきなんだから
概要
戊辰戦争で親を亡くし、悠久山安慈のもとに預けられていた孤児の1人。故人。
子供達の中では年長の少女で頭に巻いたバンダナが特徴。
父親は戊辰戦争で幕府側に与した前村長であり、それが後述の悲劇へと繋がってしまう。
経歴
他の子供達と共に村の寺で暮らしていたが、廃仏毀釈による寺の取り壊し命令に加え、戊辰戦争で政府軍と戦った敵の娘であるため、明治政府の恩恵を欲している村長一派からは「村の疫病神」と忌み嫌われており、そのせいで自分だけでなく安慈達までも肩身の狭い思いをさせられている事に負い目を感じていた。
その後、全員で引っ越しを決意した矢先にしびれを切らした村長達に寺を放火されて他の子供達共々焼死してしまう。
そして、生前に語った上記のセリフが悪い形で安慈の説く救世の原動力となってしまった。
アニメ版では安慈が相楽左之助との戦闘で敗北した際に他の子供達と共に幻影として安慈の前に現れていた。
余談
件の台詞の通り、顔も性格も優しい(現代風に言う所の『草食系』な)安慈を叱咤しながらも「でもそれが和尚様の良い所ですけど」と認めてやや顔を赤らめている描写から、「椿は安慈が好きだったのでは」とファンから指摘されており、作者もそれを認めている。
アニメではその点を他の子達に冷やかされている様子も描かれている。
ともあれ、彼女のこの微笑ましい淡い想いを踏まえてのあの惨い最期は『心が痛む』という言葉だけで片付けるには余りあると言えるだろう。