ピクシブ百科事典

悠久山安慈

ゆうきゅうざんあんじ

るろうに剣心の登場人物。志々雄一派・十本刀の1人。安慈和尚。
目次[非表示]

CV:原康義

極めるとは、こういうことだ

概要

”明王”の安慈。

明王の安慈


宗次郎宇水に次ぐ十本刀の三番手の強者。文字通り万物を砕く人知を超えた破壊力を有し、とくに必殺の鉄拳は防げるものなど(たぶん)存在しないなど凄まじいを通り越した奇跡ともいえるような肉体能力を体現しており、志々雄からは実力を高く評価されていた。ある意味では、これも御仏の奇跡とも捉えられるのが皮肉ではある・・・(理由は後述)。

名は体を現し、「悠久山安慈」の法号も実に彼にふさわしいと言えよう。

経歴

元々は東北地方のある村に寺を構え、戊辰戦争で身寄りを失った子供たちの面倒を見る線の細い心優しき僧侶だった。
廃仏毀釈によって寺を去ることになったが、その引越しの前、新政府への協力を口実とする村長の私欲から安慈自身は背後から殴られ気絶(村長一味には死亡したと思われていた)、さらには寺を焼かれる。
薄れゆく意識の中、安慈は親を亡くしつらい目に遭ってきた子供たちにはこれからの幸せがある、だから救ってほしいと必死に願うが…

目を覚ました安慈の目の前にあったのは無残に焼けた寺、そして子供たちの遺体であった
「御仏よ…何故この子たちを見捨てたのか」やり場のない怒りと悲しみに慟哭する安慈だったが、子供たちの一人である椿の言葉を思い出していた。

「怒る時は心を鬼にしてしっかり怒らなきゃ!和尚様は只でさえ人一倍優しい顔つきなんだから」
椿の遺体に手を合わせた安慈はそれまでの優しい顔つきから一変する…。

この悲劇の絶望によって、祈りや慈悲の心だけでは心正しき者は救われないことを痛感。

明王


こうして「優しく温厚な安慈和尚」は「明王の安慈」へと変貌したのであった。

常に鋭く威圧感を湛えた目の下の隈のようなものは、預かっていた子供の一人(椿)の焼け焦げた死体のススを塗り付けたもの。また身に着けている数珠は、椿の形見。

以後己の体を鍛え上げ、それまでの細身の体から鎧の如き筋肉を纏った巨漢に変貌した安慈は事件の5年後、子供たちを殺した村長一味を惨殺。
そして破壊の極意「二重の極み」を10年かけて会得し、全身のあらゆる箇所を攻撃に転用してあらゆるものを文字通り粉砕する力を身につけ、邪悪な者を滅する憤怒に満ちた破戒僧(というよりも破壊僧)となる。さらに、腐敗した世の中の元凶と見て、「救世」のため、明治政府の打倒も志すようになる。

  • 彼の筋肉は、ありとあらゆる「痛み」「悲しみ」「怒り」「使命感」「救われと平和への願い」の結晶であり(拝借表現)、単なる筋肉キャラとは重みが違いすぎるのだ。また、彼の知性が筋肉と合致したからこそ「明王たる力」の体現へと繋がり、最終的にはそれが求世への駆け橋となったのである。

破戒僧となった事件以来、信心は失ったが救世の心は失っておらず、志々雄曰く「十本刀中最も情け深い」と精神性を評価されている。無益な殺生は好まず(ただし実写映画版では殺人を重ねる場面もあった)、普段の口調は紳士的など(一人称は私)、破門はしたものの敬虔な僧侶としての根本的な部分は失っていない様。一派の者に対しては「〜殿」と呼ぶ。自分の部屋「衆合の間」には巨大な不動明王像を安置している。

志々雄の配下となったのは利害の一致からである。志々雄が明治政府を破壊した後の世界が自らの救世にそぐわない場合には、反旗を翻すつもりだった。

左之助との奇縁

剣心を追いかけて京都への道中の左之助と出会い、力を求める左之助に「二重の極み」を伝授したその人である。その後京都で再会し、互いに「敵」であったことに驚きつつも闘う。左之助との壮絶な拳の語らいの末、己の救世という暴走が、最も大切に思っていた子供たちをも苦しめているということを悟り、敗北を認める。

一派壊滅後は警察に出頭するが、功労者(剣心たち)の嘆願によって極刑は免れ、懲役25年の実刑判決となり、北海道の集治監に服役する。

なお、本来なら北海道編にて破軍の不二と共に助っ人として再登場する予定だった。

そして、北海道編が公式にスタートしたことで、我々は彼ら巨雄達の勇姿を拝めることが来ることになったのだ!!!!

能力

宗次郎、宇水と並んで十本刀三強と志々雄すら認めている実力者(作中では「十本刀最強」と称された宗次郎以外は序列は述べられていない。張は宇水が宗次郎と同等の実力と述べているが、安慈に関しては触れていない)。
主な武器は10年かけて会得した極意「二重の極み」による打撃。

恐ろしいことに左之助に伝授した右手の正拳突きによるもののみならず、作中で披露しただけでも肘打ち、足踏み、裏拳の二重の極みを両手両足で使用している。
さらに左之助は「その気になれば頭突きでも二重の極みが可能」と推測している(使用していないため実際に可能かは不明)。
さらには腰に帯剣している刀剣を地面に突き刺す二重の極みで衝撃波を発生させる「遠当て」を奥の手として持っている。なお刀剣で斬ることはない。「剣客ではないのに十本刀に名を連ねている」理由はこれ。

「驕るな小僧。極めるとはこういうことだ」

強さの考察

よく、作中での序列や戦績から「左之助>安慈」や「バルモンド>そーじろう>何が可笑しいィ!!!>安慈」という強さ議論があるが、対左之助の際は案の定主人公補正が発生したのと安慈が戦意を喪失だけである。

事実、CCOは「(抜刀斎や不二を含め)奴と戦って無傷で済む者はいない」(師匠は不明)と、剣心も「実力では鳥頭よりも遥かに上」と評価している。

作中での描写を見ても、和尚特有の慈悲や刀を直接使わない戦法がなければ、

  • (初動無しの)純粋な力だけの合掌で人間を潰し昇天させる
  • 拳が掠っただけで左ノ助レベルの頑健な人体を吐血させる
  • 挙動の一つ一つが必殺技
  • 地面に伝わった剣撃の衝撃だけで周辺の石地蔵達が微塵になる
  • 左ノ助レベルの鉄拳から繰り出される二重・三重の極みを何発も受けても余裕で活動可能(ただしこれは「怒り」で我を忘れている結果であり、正気の状態で食らった際には血を吐いて倒れた。この時は胸に忍ばせていた子供たちの位牌が盾になっており、それが無ければ倒れていたはずである)
  • (上記の志々雄の言葉と掠っただけで~のフレーズを借りれば)どんな相手が戦っても致命傷は避けられないだろう戦闘力
  • 隠密の天才であり地獄耳を持つ心眼(笑)が接近に気づかないほどの機動力と隠密性(獲物を前に自分の楽しみに夢中だった事を差し引いても味方である自分の邪魔はしないと言う見込みから気付かなかった訳ではない可能性もあり、一概にこの場面のみで宇水が安慈より弱いと言うのも早計ではある)
など,間違いなく作中最強の一人であるポテンシャルは秘めている。所見で左之が法力と見間違ったのも無理はない。

やはり筋肉は正義なのである。
  • このことから、実際に志々雄一派でもボスを抜かした実質の三強は安慈、天剣&縮地野郎、戦国エヴァだと言う声もある。安慈自身は不二を負傷させられる数少ない存在の一人でもあろう。なお、小物ではあるが石動雷十太尖角なども議論上では高い能力を持つとされ、ポテンシャルが正しく認識されていないという点で共通する。

その他

  • 和月師匠お気に入りのキャラの一人であり、人気投票でも上位に食い込むなどファンからも評価が高い。そのため、左之助戦は本来はもっと長く別の形になる予定だったり(「長すぎる」ので変わったとか)、読み切りには似たようなキャラクターが複数回見られたり、作者が後日談を描きたいと述べたこともある。
  • 作者の「知的マッチョ」のイメージを凝縮させたキャラクターであるとされる。陰険ナルシストと組ませた最強師匠コンビ、鯨波兵庫や不二などの「善玉」達の再出発&共闘を見てみたいとする声もある。その気になればハルクレベルの相手でも傷を負わせることができるのではないだろか。
  • 前述通り左之助との決戦では互いに重傷を負っているものの、戦闘自体は可能であった。決着は左之助の「子供たちが望んでいるのは破壊による救世などではなく、「和尚様」に生きてほしいこと」と説得された為に戦意を喪失したためであり、作者も「救世という名の暴走は確かに止まったが、実のところ安慈の心は救われていない」としている。
  • 外見と名のモデルは、ロックバンド「アンジー」のボーカル三戸華之介。姓は長岡市の悠久山(公園)に由来。 ※Wikipedia参照
  • 新しいバージョンでは全身の皮膚が硬化&多層化してひび割れており、様相も明王化が更に進行している。二重の極みは大きく分けて三タイプにも進化しており、対CCO用の切り札も用意している(何と、横隔膜を極めて口から衝撃波を発射するという「究める」という領域を数段跳ばしてしまっている)。全身が赤変しどこぞのギャグの様に筋肉で服が破ける 陰険ナルシストも大概だが(非人間化したという意味でもこの二人は共通する)。
  • 最強和尚系キャラでも珍しく比較的若い(他には兵主部一兵衛などがいるが、やはり見た目の年代は高い)。
  • パズドラで、自慢の二重の極みの効果でかなりの強キャラとなり話題をかっさらった

関連イラスト

喧嘩坊主
切り絵安慈


悠久山安慈



外部リンク

悠久山安慈 (アニヲタ wiki)

関連タグ

るろうに剣心 十本刀 二重の極み 三重の極み 相楽左之助
筋肉 破戒僧

pixivに投稿された作品 pixivで「悠久山安慈」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 69519

コメント