概要
“破軍”(甲)の才槌とは、『るろうに剣心』のキャラクター。葵屋襲撃の最後の相手となる。
ぬらりひょんやルチ将軍の如き巨大な頭と、それに比例した卓越した頭脳を誇る老人。論理的話術による人心掌握が得意。
かつて藩総出で殺されかけていた不二を助けて丸めこみ、正太郎と鉄人28号のような “破軍” のコンビを組む。
自身は直接戦闘はせず司令塔として超巨漢の不二に的確な指示を下し、相方を戦略兵器として効率的に運用する。
蝙也と鎌足がやられ夷腕坊が逃げ出したため、不二を引き連れて葵屋一行の前に出現したが、比古清十郎によりトドメを阻まれる。比古との戦いで「武人の誇り」に目覚めそうになると「罠だ」と不二を説得するも比古に「男の矜持も分からん下衆」呼ばわりされ、不二から協力を拒まれてしまう。最後は不二がブッ倒された際に押しつぶされ失神した。
十本刀解散後は明治政府に投降、その頭脳を買われて外務省の役人に抜擢された。
余談だが、不二vs比古清十郎の後、翁とのジジイバトルが予定されていたが、作者曰く「ジジイ同士の戦いで誰が喜ぶのか?」との結論に至り、カットされた。
他の媒体
実写映画版では頭も身体も普通サイズの人間で、年齢も中年程度に若くなっている。刀の他にフレイルを装備している。
劇中では目立った台詞も活躍もなく、志々雄陣営の幹部の1人程度の存在だった。
小説版では「十本刀の中で不二と共に最も破壊力のある二人」と言及されている。
また、最終決戦では密かに弟子の加勢に駆けつけた比古に敗れると、原作に近い流れになっているが、薫と弥彦が現場を到着した時には既に叩きのめされて呻いていた描写で、直接的な戦闘シーンは無かった。
関連タグ
ザボエラ:ダイの大冒険の登場人物。「策略を弄する卑劣な老人」「自分では戦わず力のある者を利用する」「地上に残った戦士たちが戦った最後の相手」など類似点がある。