※ネタバレを含みます。
概要
2011年‐2012年に公開された『るろうに剣心』のOVA作品のサブタイトル。正式名称は「るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚‐ 新京都編」。2011年‐2012年に劇場公開された。
構成は二部構成であり、前編「焔の獄(homura no ori)」と後編「光の囀(hikari no saezuri)」に分かれている。各約45分。
OVA作品「追憶編」「星霜編」と同様に、編の名称をとって作品そのものを表すことが多い。
原作の京都編を題材とし、登場人物のうち御庭番衆の一人である巻町操の視点で京都編を描くことを題目としている。
特徴
原作との差異
- 原作にみられる格闘ゲームのような戦闘表現が排除されている
- 志々雄真実vs魚沼宇水、志々雄vs斎藤一の対戦描写が増えている
- 緋村剣心が比古清十郎と直接接触しない
- 最終決戦の場所が志々雄一派のアジトではなく、戦艦煉獄になっている
など原作およびそれをもととした1996年‐1998年制作のテレビアニメーションとは展開が異なる。
独自新解釈の上で原作の表現や登場人物の言動を打破ないし迂回させようとする試みが講じられており、ifの要素を含む。
「剣心が沢下条張に目潰しをする」「剣心との戦いの最期に志々雄の頭が割れる」「逆刃刀の刀身を自らに向けての柄一打」などの描写があり、一般的なOVA作品等同様に各シーンが賛否両論を呼ぶ。
演者
1996年制作のテレビアニメーションの際にメインキャラクターの一人である斎藤一を演じていた鈴置洋孝が2006年に他界、本作は成田剣が斎藤一を演じている。
また、京都編のナビゲーションキャラクターである翁(柏崎念至)を演じていた北村弘一が2007年に他界、本作は大木民夫が翁を演じている。
他の主なキャラクターを1996年のアニメ化の際と同じキャストが演じている。
オリジナル要素と実写映画るろうに剣心の共通点
- 戦艦煉獄にて剣心が志々雄と決着をつける点
原作にはなく本作で加えられたシーンの一部分が2014年公開の実写映画二・三作目である「京都大火編」・「伝説の最期編」と共通している。
制作者等
キャスト一覧
エンディングテーマ
- 前編:住岡梨奈「七色の風」
- 後編:住岡梨奈「feel you」