概要
1981年に大阪薫英女学院高等学校卒業後、宝塚音楽学校に入学。
音楽学校卒業後から退団まで月組に在籍していた。
1990年、当時トップスターだった剣幸が退団、トップスターに就任した。
相手役は麻乃佳世。
代表作は「ベルサイユのばら」のオスカル役や、「PUCK」など。
1993年に宝塚を退団。
2007年、第33回菊田一夫演劇賞を受賞した。
涼風がトップスターだった頃の2番手スターは天海祐希であり、涼風退団後に史上最速ペースでトップスターに就任するのはまた別の話。
人物
愛称は本名にちなみ、「かなめ」。
本名がとても独特であり、芸名は敢えてシンプルなものを選んだ。
本人も公言しているが、「涼風」の由来は扇風機。
身長163cmと当時でも男役として小柄だったが歌唱力が高く、中性的なフェアリータイプの男役として人気を博した。
退団後のキャッチコピーは、昔妖精、今妖怪。
2020年に還暦を迎えても尚、愛らしい容姿の持ち主である。
月組の後輩にあたる美弥るりかの憧れの人。
2022年、『BERBER RENDEZVOUS』で遂に共演した。
るろうに剣心
TVアニメ「るろうに剣心」で主人公の緋村剣心役に抜擢された。
最初は「退団したら男役はもう演じない」と決めていたためオファーを断る予定だったが、口説き落とされて最終的に引き受けた(おそらくは三ツ矢雄二の説得のたまもの)。
三ツ矢雄二はアフレコ演出として初期のみ指導を担当する予定であり、ある程度涼風が慣れてきたと判断したスタッフにより降板する予定だった。が、涼風が「三ツ矢さんが居ないと続けられない」と引き止めたため、番組中はずっと三ツ矢が音響監督として演技指導も担当したという。
しかしながらその後2018年に宝塚で雪組により舞台化されたのだから世の中わからない。
ある意味で涼風は元とはいえ、初めて剣心を演じたタカラジェンヌとも言える。