概要
新生代の新第三紀(約2300万~260万年くらい前)に栄えた絶滅グループ。歯翅目という呼び名は、学名の「オドントプテリクス(歯を持つ翼)」から。
ペリカンの仲間に類似した特徴があるのでペリカン目に含められていたが、現在はむしろキジやカモ類の方が近く、ペリカンとは遠縁だった(収斂進化に過ぎない)と考えられている。
「歯を持つ翼」という呼び名の通り、くちばしには「歯」が並んでいるが、これはくちばし(=アゴの骨)が変化した突起であり、真性の歯とは異なる。主に餌となる魚を捕らえる際に滑り止めとして機能したらしい。
主な種
関連タグ
雉鴨類:きじかもるい。現代の鳥は「古顎類(主にダチョウの仲間)」と「新顎類(大多数の鳥たち)」に分けられるが、その新顎類の中でもっとも原始的とされるグループ。