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注意

当タグは「金田一少年の事件簿」の犯人のネタバレを含むタグです。

オペラ座館殺人事件

オペラ座館・新たなる殺人

オペラ座館・第三の殺人

上記の事件(以後「オペラ座館三部作」とする)の犯人の正体を含むネタバレが含まれるため、以下記事内容及び該当作品の閲覧の際には十分ご注意の上、自己責任でお願いします。

概要

「歴代ファントム」について

このタグは、漫画及び小説の「金田一少年の事件簿」における事件である、

「オペラ座館三部作」犯人たちを指す呼び名であり、彼らが描かれた作品につけられる。

「オペラ座館三部作」で、犯人達が古典的傑作「オペラ座の怪人」のストーリーに見立てて連続殺人を行い、自身をファントムと名乗る(またはファントムに似た扮装をする、事件をファントムの仕業に見せかける)ことから由来している。

一連の事件は全て、孤島「歌島」にある「オペラ座館」にて行われており、動機は全員「死んだ恋人のための復讐」である。

全ての事件で、最初の被害者の遺体を照明器具(シャンデリアを含む)で潰していることや、

ファントムのものに似た白い仮面をキーアイテムにしているのも特徴的。

各「ファントム」について

以降各事件の詳細なネタバレを含みます。閲覧の際はご注意ください。

オペラ座館殺人事件(第一の事件)

記念すべき最初の事件(連載開始時に描かれた事件)。

主人公である不動高校二年生の金田一一が、幼馴染の七瀬美雪に連れられて、

演劇部の合宿でオペラ座館を訪れた際に事件が起こる。

犯人は、漫画版では演劇部に所属する二年生で美術部員でもある有森裕二(演:小橋賢児)であり、

アニメ版では漫画版の容疑者のひとりであった、同じく二年生の神矢修一郎(CV:高木渉)が犯人に変更されている。

漫画版でもアニメ版でも、犯人はファントムの仮面で美雪を驚かせたり、

ファントムの扮装をして容疑者のひとりである早乙女涼子を襲おうとしたりした。

有森(神矢)の動機は、自殺してしまった恋人であり、

不動高校二年生だった演劇部員の月島冬子(CV:深見梨加/演:園田亜希子)のための復讐であり、

彼女は自殺する直前、「地獄の業火に焼かれながら、それでも天国に憧れる」等のファントムのセリフを長く引用している。

犯人である有森(神矢)も「地獄の業火に焼かれよ」などというメッセージを残したり、

事件後、心の醜い自分こそが真のファントム(怪物)であると述べたりしている。

なお、作中での彼の怪人名(シリーズを通して犯人に対しよく用いられる二つ名)は

トリックの為に別の人物としてオペラ座館にチェックインした際の名前「歌月」であるが、

公式ファンブックや公式サイトでは「ファントム」と呼ばれている。

オペラ座館・新たなる殺人(第二の事件)

金田一少年シリーズ初のノベルス作品であり、初めて劇場アニメ化された事件でもある。

春頃に起こった事件の後、新築された劇場のオープンを祝した「オペラ座の怪人」の歌島公演に、一たちは招かれる。

オペラ座館のオーナーであり大演出家である黒沢和馬と劇団員が公演に向けて稽古をしていたが、例によって連続殺人が行われた。

犯人は黒沢の劇団「幻想」の看板俳優である能条光三郎(27)(CV:平田広明)であり、

ファントムの名で殺人予告状を出したり、ファントムの台本を読んだり、地の文からもファントムと呼ばれたりしている。

劇場版ではストーリーが改変され、もうひとりのファントムとして登場人物のひとりである加奈井理央(21)(CV:大谷育江)も殺人に関与する。

能条の動機は亡くなった黒沢和馬の娘・黒沢美歌(CV:円谷憂子)のための復讐であり、黒沢美歌の自殺騒動は第一の事件でも少しだけ触れられている。

また、劇場版ではオペラ座の怪人を「ラウル子爵(ファントムの恋敵)の物語でもある」と述べており、

能条の外見や演じる役(ラウル)から、オペラ座の怪人におけるヒロインの婚約者・ラウル的立ち位置も宛てがわれている様子。

事件後、黒沢和馬はオペラ座館を手放し、その時得た資金を元に新しく劇団「遊民蜂起」をたちあげる。

オペラ座館・第三の殺人(第三の事件)

漫画シリーズの二期における第二弾目の事件である。アニメスペシャルとして放送された際には、「オペラ座館・最後の事件」と題された。

オペラ座館で起きた第一の事件、第二の事件に共通で容疑者として登場していた黒沢和馬が行方不明(遺体はあがっていないが死亡扱い)となり、

彼を偲ぶ黒沢の教え子たちによる「オペラ座の怪人」の公演に、一たちが三度「オペラ座館」へ呼ばれるものの、案の定事件が起こる。

犯人は劇団「遊民蜂起」の若手ナンバーワン女優である湖月レオナ(20)(CV:折笠富美子)であり、

館に招かれた容疑者以外にファントムが存在しているようなトリックを数々用いている。

また、この事件では「オペラ座館」の設定も掘り下げられており、劇場の地下にファントムが暮らしていた様な形跡があるなど、

これまでの事件より本家「オペラ座の怪人」を彷彿とさせる雰囲気作りが行われている。

レオナの動機もこれまで通り、死んだ恋人であり俳優の霧生鋭治(CV:古谷徹)のための復讐である。

実は霧生は黒沢和馬の隠し子であり、彼自身にも天才的な役者の才能があった。

さながら本物のファントムのような演技をし、その彼に惹かれたレオナは自身をファントムの花嫁と形容している。

レオナも能条同様、ファントムというよりオペラ座の怪人の登場人物であるヒロイン・クリスティーヌ的な描かれ方をしている。

余談だが、第一・第二の事件の犯人である有森裕二と能条光三郎が、作中で一コマだけ描かれている。

そして・・・

歌島リゾート殺人事件

20年後、37歳になり、PR会社に勤務している一がツアーの添乗員としてまたしても歌島へ訪れる。何も起こらないはずがなく、またしても殺人事件が発生する。

まさかまさかのファントム四度目の登場である。

まだ全話が単行本化されていないの話であるため、犯人に関する詳細は避けるが、過去のファントムたちとは全く毛色が違うファントムであり、事件を起こした動機も復讐ではなく、犯人自身の自己中心的な欲望によるものである。

また、過去、第一の殺人では毎回照明による圧死だったが、このファントムはその法則も破っている。

歌島も様変わりし、オペラ座館はなくなっており、孤島のリゾート地として再開発が進んでいる。一曰く、「島自体が事故物件」。

過去の事件に関して詳細に知っているのは一だけであり、その他の人物たちは事件があったという事実しか知らない。これは今回のファントムも同様。

黒沢和馬の関係者も登場しない。

関連タグ

金田一少年の事件簿 事件簿の怪人(金田一少年シリーズの犯人ネタバレ用タグ) オペラ座の怪人

ネタバレ注意 能条光三郎

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