※この記事は小説版5巻・コミックス未収録分のネタバレを含みます。
概要
発端は、小説『黒子のバスケ―Replace Ⅴ― ふぞろいのエースたち』第1G(ゲーム)「Stopping on the way(寄り道)」による。
火神大我が日本に帰国したあと~氷室が帰国し陽泉高校に転校するまでの間が時系列に当たる。そしてその期間は虹村が帝光中学を卒業する時期と合致する。
小説5巻第1G「Stopping on the way(寄り道)」
二年前の春から病気で入院している父親の治療のため、中学卒業のその日にアメリカ渡航した虹村は、ロサンゼルスで現地の青年たちのひったくりにあう。どうしたものかと悩む中、ひとまず父の入院する病院へ行くことにするがまったくたどり着く気配がない。そんな中、街中にあるバスケコートでバスケを楽しむ現地の少年たちと出会うが、そこでも乱入してきた男たちの賭けバスケに巻き込まれてしまう。そんな虹村と少年たちを助けたのが少年たちの友人である氷室であった。なんとか男たちから逃げ、アレックスのもとへと急ぐ虹村・氷室と少年たちであったが、問題はそれだけでは終わらなくて…?
小説の冒頭1ページと5行ほど(正確には約4ページというべきか)に渡って、虹村が氷室の外見をこれでもかと分析しつつ褒め倒しているのが印象的である。
「『地獄に仏』の仏がこんなに美形とは聞いたことがない」「神秘的で儚げ」「ラブストーリー系の俳優」などなど小説を執筆した平林先生はいったい何を考えているの?と言いたくなる表現の仕方である。ちなみに虹村の周辺人物と比べた場合「イケメンっぷりは黄瀬といい勝負」らしい。
小説内では作品内ではトップクラスという氷室の喧嘩の実力(氷室さんまじエレガントヤンキー)や、空手経験者であり昔は少しやんちゃだったという虹村の過去が読める。
描写はないものの、氷室の帰国後も虹村はロサンゼルスに残っていると思われ、WC前の特訓期間の火神や、最終話でアメリカに渡った木吉鉄平とも会っている可能性がある。