概要
演:北村一輝
警視庁捜査一課第四強行犯第12係沢班主任。階級は警部補。本作のヒロイン・蛯名舞子の上司。
飄々とした掴み所のない性格で、関西弁で話す。イケメンであり、女子からの人気も高い。沢自身も時運の容姿に自信を持っている。身だしなみにも気を使っており、鏡を見かけたらすかさず髪型チェックをするほど。
新人時代に舞子の母親の蛯名真理子が死亡した事件の捜査を担当しており、この件から舞子を警視庁に推薦し刑事にした張本人。冷静で理知的であり、直情的な性格である舞子のなだめ役・ブレーキ係になっている。
勝手に行動しがちである舞子のことで上司の中津川洋治にしかられることもしばしば。この際にはゴマをする態度を採り、なんとかこの状況から逃れようと試みる。最終話で昔の熱血刑事風に抵抗していたが、結局あっさり折れていた。
日和見的な態度をすることも多いが舞子の熱意と意志も理解しており、真実を解き明かそうとする舞子に付き合ったりとサポートしてくれる良き理解者・頼れる上司である。
蛯名家とはとても親しく家族同然の付き合いであり、夕食に招かれることもしばしば。蛯名家のボンボンメンチを伝道した張本人でコロコロコロッケの影響力低下を招いた。
照会センターに所属している犬飼甲子郎や鑑識課の渥見玲志とは同僚仲間で現在も交友があり、一緒に飲みに行く仲。犬飼は年下だが、かつての捜査で昇進を捨ててまで助けてくれた恩からタメ口で会話することを許している。
舞子に協力して事件を捜査する過程で本作の主人公・チョコザイと出会う。
チョコザイの行動に困惑するも、彼の超人的な洞察力・記憶力と事件解決に協力しているということを理解し、彼をサポートした。また、この際にチョコザイの素性を調べたが彼の身元が一切不明なことに疑問を持っていた。
舞子の頼みでチョコザイの身元引受人となり、しばらくは一緒に寝起きを共にしていた。チョコザイが自身の能力からのストレスからケガをしていることをいち早く気付き、チョコザイに捜査させないようにするなど、やさしさをもって接していた。
過去
かつては正統派熱血刑事な性格で捜査一課主任・福留吉昭の部下だった。しかし、福留が度重なる上層部からの事件早期解決の圧力と犯人と目していた人物がもしかしたら間違いかもしれないという葛藤の末に強行突入直前に逃亡・失踪してしまい、犯人を逮捕するものの誤認逮捕だった。この件で同僚だった渥見は捜査一課を辞めてしまい、逮捕に協力した犬飼は出世への道を断たれてしまう。これ以降は組織に対しては折り合いをつけ流されるところは流されるようになり、熱血な部分も鳴りを潜めた。
この頃の服装は踊る大捜査線の青島を完全に意識したようなファッションだったが、誤認逮捕後のポスターにこの服装がダメなファッションとして載せられており驚愕。これ以降はポスターに載っていたカッコイイファッションの例を真似し、今現在の服装になった。
その他、メガネをかけており、ハゲていた。今現在はメガネをかけていないのにも関わらず、メガネを上げる動作が抜けきれていない。
ラリーとの関係
都内で不審な違法無線が飛び交っていることを知り、交友関係などを活かしてこの捜査を続けるうちにFBIが関わっている謎の実験の存在と、この実験で頻繁に聞かれる「アタル」というワードに気付く。アタル=チョコザイということに気付くが、FBIからの圧力で捜査を止められてしまう。
その後FBIが進めている計画「SPB(サヴァン・プログラム・ブランチ)」の存在と計画の関係者でチョコザイの保護者であるラリー井上と対面。チョコザイが自身の能力で苦しんでいることもあって、ラリーと物凄く対立しており、逮捕をほのめかすほどである。
舞子はラリーはチョコザイの保護者だということもあって信頼していたが、沢は最終話まで警戒感と嫌悪感を持ち続けていた。