「浮桟橋(うきさんばし)」や「船橋(ふなばし)」と呼ばれる事も。
それらの名前が表すように、船などの上に架けられた固定されていない橋の総称である。
良くも悪くも可動性があり、ある程度の規模までであれば通常の橋よりはるかに安価で手軽に架けられるという特徴を持つ。
古くより軍事組織にも好まれ、現代でも専門の機材や人員が配備される事があるほど。
その性質から「不安定さの象徴」として比喩的に用いられる事もある。
『源氏物語』最終巻のタイトルにも用いられた「夢の浮き橋(夢浮橋)」の形が特に有名で、しばしば「(恋愛感情の)儚さ」というニュアンスを込めて用いられる。
以下、解説に性的な表現が含まれます。 |
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四十八手(48手)の一種としてもこの語が用いられている。
内容は、受け手が足を揃えて横たわり、それを崩さないように浮かせて挿入するというもの。
現実的には攻め手が正座をしてその膝の上に乗せれば良いとされるが、それでも不安定を通り越してかなり無理のある体位である事には変わりが無く、何故このような事をしなければならないのかもはっきりしない。
一説には、カップルが息を合わせてこれを成功させる事で逆説的に「儚さ」を否定するという儀式的な意味合いの強い体位で、実用性は端から度外視されているとも考えられている。
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