概要
U-mu氏らの同人サークル「I'm moralist」によるR-18同人純愛ホラーRPG。
嘘はいうとらん。
どぎつい販売ページのトップ画像から察せられる通り、またサークル名を繋げるとインモラリストになる通り、はっきり言ってR-18Gスレスレの鬼畜凌辱ホラーRPGである。
だが、ストーリーの根底には純愛があるともいえる。これだけははっきり真実を伝えたかった。
R-18小説投稿サイトのノクターンノベルズで活躍する人気作家複数名によるシナリオ陣、商業での活動も盛んな柳原氏らによるイラスト陣と豪華なスタッフを集結させている。
さらに面倒な周回やレベリングは不要で、Hシーンの回収もしやすいストレスフリーなシステムでありながらホラーの雰囲気も非常によく演出してあり、エロゲーとしてもホラーゲーとしてもよくできている。
売り上げなどから見ても、過激さから人を選びこそすれど、傑作同人ゲームといえるだろう。
ストーリー
いつも通りの”ちょっとしたゴミ掃除”のはずだった。
退魔師協会の調査も済んでいるはずだったその異界は、女性退魔師にとってとびきり相性の悪い『淫界』
それも、熟練の男性退魔師が五人がかりでやっと封じられるような強力なもの。
退魔師少女の伊早瀬アラカは、そんな淫界に囚われてしまった。
「負けない──!」
それでも、愛する者のため、アラカは諦めない。
しかし、四方どころか世界そのものが『ヒト』の尊厳を奪いにくる邪悪な異界で、たった一人戦うアラカに救いはあるのだろうか。
──恋人である伊早瀬アラカが行方不明になってから二ヶ月が経過した。
退魔の経験などほとんどない君にとって、頼れるものは生まれ持ったわずかばかりの霊能だけ。
凶悪な異界から、君はアラカを救い出すことができるか?
(DLsite販売ページあらすじより引用。改行のみ調整)
ゲーム内容
本作は悪霊の跋扈する淫界へ変貌した廃ビルを舞台に、二人の主人公が互いの救出を目的にそれぞれ行動するホラーRPGで、男性主人公を操作するパートと、ヒロインの伊早瀬アラカを操作するパートの二つに分かれている。
男性主人公はサイコメトリー能力を持つ少年で、失踪してしまった恋人のアラカを探すべく、廃ビルを探索し、アラカの痕跡を見つけていく。
この際、サイコメトリーによりアラカ含む淫界の犠牲者の記憶を垣間見ていくことになり、アラカ以外の犠牲となった女性の悲惨な末路を知ることになる。
これを通じ、アラカがどのような目に合う、または合ったのかという不安を最大限に煽られることになる。
アラカパートでは、男性主人公が探索に来る前に既に一度敗北してしまったアラカが、男性主人公が二次被害にあわないために奮闘するパートになる。
アラカが行動するのは男性主人公が探索したビルのパラレルワールド的な空間で、直接の対面はできないが、概ね同じ形のマップ上で、男性主人公時の探索の記憶をもとに探索する。
男性主人公パートでの選択や行動に応じてアラカパートにも影響があり、また退魔師として戦闘能力のあるアラカ側は、異形の化け物との戦闘も行う。
アラカは順当にプレイすると幾度も筆舌に尽くしがたいひどい目に合うが、バッドエンド選択肢を選ばない限り、幾度も立ち上がって、男性主人公を守るべく穢されながら戦うことになる。
また、アラカが罠にかかるなどする度に色々と能力が更新され、アラカの堕ち具合を嘲りながら克明に描くエロステータスもあり、実用性が高い。
暗く不気味な廃ビルのマップに、血や汚物、異形の化け物はびこる舞台はホラーとしてもおぞましく、エログロとしてもぞっとするようないやらしさを醸し出している。
二人の主人公がそれぞれ命の危険や人の尊厳を砕くような凌辱を潜って互いを思い合い、また快楽堕ちや心変わり、NTRのような展開もないことを指して、関係者やファンから純愛ゲーと称されている。一般的なそれとは異なる、というか悪辣な冗談の類であることはお察しの通りである。
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