濡れ透けないとは、着ている服がびしょ濡れになっているのにもかかわらず、服が透けていないイラストにつけられるタグである。濡れて服が透ける事よりも服自体が濡れている事に重点を置いている事が多い。
濡れても透けない
色の濃い生地、または色が薄くても布地の厚い生地の場合はそもそも濡れても透けない。
その為、これらの素材で無理矢理透けさせてしまうと、リアリティを損なったり、全く別の素材で出来ているかのように見えてしまう(例1:紺スク水の乳首透けなどはスク水が半透明の素材でできているように見えてしまう。例2:色付きのブラウス、あるいは白色でも生地が厚めの素材でできているもの等から肌が透けていると違和感が出てしまうので、ブラウス等の影の色と肌色を混色し、控え目にすると違和感が薄れたりする。)ので注意が必要。
もっとも、「エロけりゃどうでもいい!」もまた真実ではある。しかし…
濡れても透けなくていい
いわゆる「濡れフェチ」の場合、透ける事よりもびしょ濡れになる事自体やそのシチュエーション、服装を重視することが多い。特に冬セーラー服やブレザーなどのままびしょ濡れになると、どう考えても透けるわけがない。でも、普通なら考えられない服装やシチュエーションでびしょ濡れになっている事自体に意味があるのでまったく問題ない。結論として、視覚的な露出度を増加させる目的で濡れるのではなく、心理的に濡らしてはいけない服装なのに濡らしてしまう点が「濡れ透けない」事についての重要な部分である。
むしろ濡れたからって安易に透けと結び付けないでいい
どうしても肌の露出が増えるほどすなわちエロさに結びつく、と一般的に考えられがちだが、果たしてそうだろうか?
普段はふんわりとした印象を与える長袖の生地が濡れる事で腕に張り付き、ほっそりとした腕を強調させる事や、ひらりとしていたスカートが濡れることでべったりと膝や太腿に張り付くことで、隠された足を強調させる事…これらが全てを露出させるようなエロさに負けようはずがあろうか…いや、どちらも対等であっていいはずだ。
夏服の下に着ている下着は、大概既に透けることを前提としており、そうなると「透けさせるための手段」として濡らしてると、見る側(特に濡れ透けない属性を持たない層)からの誤解も受けやすい。しかし、夏服だからと言って全てが否定される訳ではない。
「濡れている事こそが一番重要」、であるならば、例えば冬服で濡れるような事態に対象が陥るといった、想定外・非現実的なシチュエーションこそが、対象の羞恥心を「濡れると想定されていた夏服で濡れる」事以上に喚起させ、一般的なエロスとまた違った別の視点でのエロスを視聴者へ与えてくれるはずである、と強く訴えたい。
ともかくもっと濡れ透けない流行ってほしいなぁ~。