概要
追加DLC第三弾『白王の冠』のラスボスにあたる存在。
かつて、「古き混沌」によって呪われた地に現れ、その偉大なソウルでエス・ロイエスの都を造り上げ、混沌の力を封じ込めた偉大な王。だが、混沌を封じる事は自らのソウルを混沌に捧げ続けることにほかならず、やがて白王は力を失い、混沌の中に身を投じて亡者となってしまう。以来、王を失ったエス・ロイエスは氷に閉ざされた亡国と化してしまった。
プレイヤーは白王の遺志を継ぐ沈黙のアルシュナの言葉に従い、彼を混沌から解放するために戦いを挑むことになる。
ボスキャラとして
まずは前座として現れる「灼けたロイエス騎士」と戦う事になる。
ステージには3つの鏡が存在し、灼けたロイエス騎士はこの鏡から無限に沸いてくる上、これらの騎士も相当に強い。特に呪術を使う騎士は高火力・長射程かつ追尾能力を持った呪術を持つため非常に危険。
灼けたロイエス騎士たちを倒していくと、やがて白王本人が混沌の炎の中から現れる。当然ながら連戦となる為、ここまでの戦いで消耗していれば白王戦での苦戦は免れない。
白王は機動力が高く、素早いバックステップで距離を取りながら攻撃を仕掛けてくる。攻撃パターンはそれほど多くないものの、ダッシュで接近しつつ広範囲を斬り払ったり、地面から無数の結晶を発する範囲攻撃など、その行動には隙が少なく、反撃の糸口が掴みづらい。
また、手にした剣は小さくリーチも短めだが、エンチャントを施すことで威力とリーチを大幅に向上させ、より凶悪な攻撃を仕掛けてくるようになる。
DLCボスの多分に漏れず、盾受けでは連撃を防ぎきれないことが多く、防御よりも回避を主体とした戦術で立ち向かわなければ倒すことは難しい。
DLCの最後を飾る相応しい難易度で、初見では非常に厳しい戦いを強いられる。
だが沈黙のアルシュナの助言に従ってエス・ロイエスを巡り、王の帰還を待つ4人のロイエス騎士達を開放することで、なんと彼等と共に混沌へ挑むことができる。
一定数の灼けたロイエス騎士達を倒す度に、彼らが身を挺して一つづつ鏡を凍らせて、無限湧きを封じてくれるため、連れて行くと行かないでは難易度がまさにケタ違いである。
共闘してくれるロイエス騎士達は能力も高く、円卓の騎士のように並んだ彼等と共に混沌へと飛び込む演出や、自分の身を呈してプレイヤーの力になってくれる演出も相まって初代ダークソウルのDLCに並ぶ、シリーズ屈指の熱い展開でのボス戦となる。
……なのだが、ロイエス騎士の装備一式とアルシュナのソウルを手に入れる為に、灼けたロイエス騎士が低確率でドロップする「ロイエスのソウル」が必要になる。
しかも一つや二つでは済まず、全て手に入れる為に必要な総数、実に50個。
灼けた白王撃破後は灼けたロイエス騎士の出現数が有限であるため、50個入手する前に枯れてしまった場合は周回するか覇者誓約を付けて出現数の制限を無くす必要がある。