概要
五河琴里が顕現させる炎の戦斧の形をした炎の持つ癒しと破壊の両面を併せ持った天使。
炎を防御壁として展開し、身を護れるほか、たとえ致命傷を負ったとしても、本人が即死したり、完全に肉体を消し飛ばして消滅させられない限りは(傷の程度によりある程度のタイムラグは有るが)自動的に傷を何度でも再生させることが出来るため、不死身に近い肉体を得ることが出来る…といいたい所だが、如何やら何度も再生能力が発現すると、その効果は段々と弱くなっていくようだ。
当初は琴理がファントムの手により精霊化させられた直後、彼女の助言(?)に従い、士道によってその力を封印されていた為、琴理本人が使用することは出来ず、士道の不死身に近い再生能力としてこの再生能力のみが発言していた。
また、力の制御が極めて難しいらしく、精霊化した直後の琴理は力の制御が出来ず、力が暴走して街の一面を火の海にしたほか、灼爛殲鬼の持つ傷を癒す炎からなる領域のみではさほど影響はないようだが、この天使を使用した攻撃や力を行使し過ぎるとその強大な力に飲み込まれ破壊衝動が激しくなり、最終的には最悪精神崩壊をお越し、人間としての自我が崩壊してしまう恐れがあるという極めて危険極まりない能力でもある(たとえ限定的に発現させてもこの影響が出てしまう)。
また、ラタトスクで行った訓練の賜物か、あるいはこの天使の実が特別なのか他の精霊と異なり、琴理自身が精神状態をコントロールすることで力をある程度自由に扱うことが出来るようだ。
砲(メギド)
琴理が灼爛殲鬼発現状態の時に使用できる最大最強の必殺技。
灼爛殲鬼本体の根の部分を変形させた腕部に装着させた巨大な大砲から膨大な熱量を誇る砲撃を放ち、あたり一帯を焦土と化すことが出来る。
その恐ろしいぐらいの攻撃力を秘めている分、その反動も極めて強く、これを行使した直後、一気にその莫大な力に飲み込まれ、破壊衝動を抑えきれなくなり、精神が崩壊し、人間としての自我が崩壊してしまう危険性が極めて高い恐れがある。