概要
「鬼滅の刃」に登場する、竈門炭治郎と我妻善逸のBLカップリング。
炭治郎が15歳、善逸は16歳。両名ともに鬼殺隊所属の同期隊士である。
経緯
出会いは最終選別の場だが、この時のことを炭治郎は覚えておらず、善逸のみが覚えていた。
勇気があり誠実で真面目な炭治郎と、頼りなくヘタレで女好きな善逸は一見すると真逆のようであるが
両者ともに心優しく、自分よりも他者を優先し、正義感にあふれているなどの共通点も多い。
炭治郎が明確な侮蔑の意を持って別の生き物を見るかのような眼をしたり、露骨に毒を吐くのは今の所善逸のみである。
善逸は自身の能力を認めていないが、炭治郎は理解している。(優しくて強い匂いがするとのこと)
また、善逸は炭治郎が言った何気ない一言もを気に留め、そのために自分が傷つきながらも炭治郎の大切なもの(禰豆子)を守った。
なお、この時善逸は箱の中に鬼が入っていることは(自身の耳のよさのために)認知しているが、それが禰豆子であることは知らない。にもかかわらず、炭治郎のことを信じ、絶対に理由があり、それは自分が納得できるものであると信じ、箱を守りきっている。
炭治郎も善逸の強さと優しさには全幅の信頼をよせており、二人は互いに深く信頼し合っているようである。
ちなみに全て入隊後に出会った初日に起こった出来事である。
善逸は困ると直ぐに炭治郎を呼ぶ癖があり、炭治郎がいない場でも炭治郎の名を呼ぶほどだが、
炭治郎も炭治郎で、助けを求める際は1番初めに名前を呼んでいたり、何かと頼る際には頼っている。
アニメでの炭善(※ネタバレを含む。)
出逢って初日にして距離感が異様に近い二人。
善逸から抱きつく姿が作中でも良く見られるが、炭治郎もそれを自ら拒むことはせず受け入れている為それが二人の普段の距離感ということになる。
出会い頭通りすがりの女の子に求婚を迫っていた場面を冷静に止めた炭治郎に対して、善逸は
「お前責任取れよ!!お前のせいで結婚できなかったんだから」「俺が結婚できるまでお前は俺を守れよな」と
最終選抜以来、まともに話もしたことがない炭治郎に対してド直球なプロポーズをしたというのは炭善民の間では有名な話である。
その直後に二人でおにぎりを食べるシーン、実は原作では善逸だけがおにぎりを食べている(炭治郎のおにぎり)だけの描写だったが、アニメでは二人で一つしかない炭治郎のおにぎりを分け合うという仲睦まじいアニオリ描写が公式から提供された。
アニオリはそれだけに限らず、つい最近では遊郭編の次回予告第五話での大正コソコソ噂話にて、女装姿で宇髄天元の嫁須磨についての裏話を語るシーン等もある。その際も善逸が炭治郎に必要以上にくっつく描写が見られた。
作中で実際に同じ任務に向かったのは鼓屋敷回と那田蜘蛛山回、遊郭編、無惨との最終決戦の四回にはなるが、共闘はたったの二回のみ。例え同期とは言えど作中で一緒に居る描写が特別多かった訳では無いが、優れている嗅覚と聴覚で気持ちを汲み取れる部分もある為、互いへの信頼度はかなり高いと思われる。
キメツ学園での炭善(※ネタバレを含む。)
アニメ
鬼滅の宴で公開されたバレンタイン編では善逸が女の子からチョコを貰う為、先生達にモテる秘訣を炭治郎と共に聞いて回るというのが大まかな内容である。
教師達に対して失礼な発言をする善逸を叱りながらも、律儀に着いていく炭治郎。
バレンタイン当日、禰豆子からのチョコパンを貰った善逸は心底嬉しそうに炭治郎に飛び付き、しまいには鼻と鼻が触れ合う程に顔を近付けて興奮する様子(実質鼻チュー)が見られる。
コミックス
キメツ学園第一巻では美術教師の宇髄天元から出された課題の出来が余りに化け物(失礼)だった為、呼び出しをくらった善逸。一体誰を描いたんだと問われると「大親友の竈門炭治郎くんですけど?」とそれはもう自信満々に答える善逸。高校生らしい彼らのわちゃわちゃとした姿と可愛らしいじゃれあいが見れるのでお勧めです。