概要
「こいつには命の恩がある。だから、こいつの願いを叶えて俺が幸せにする」
「神さまがそれを禁じていても知らねェ、運命だって引っ繰り返してやンよ」
「それに、僕も望んで燐音くんに付き合ってたっすから。嫌ならとっとと逃げてたっすよ〜、僕は余計なことをしてると飢え死にする体質なんで」
スマホアプリあんさんぶるスターズ‼︎に登場する天城燐音×椎名ニキの腐向けカップリング。
※このタグを用いて投稿する場合、腐向けタグとの併用や、あんさん腐るスターズ!などの棲み分けタグの使用が望ましい。
ともに2019年11月9日に発表された新キャラクターであり、2020年3月15日に実装された。『COSMIC PRODUCTION』の『Crazy:B』に所属している。ユニットを結成する前はコンビとして活動していた。
燐音はニキに対して「出逢ったのは運命だ!」と語ったこともある。
プロフィール
名前 | 天城燐音 | 椎名ニキ |
---|---|---|
年齢(ES1年目7/1時点) | 21歳 | 18歳 |
年齢(ES2年目4/1時点) | 21歳 | 19歳 |
誕生日 | 5月18日 | 10月5日 |
身長(ES1年目) | 181cm | 176cm |
身長(ES2年目) | 181cm | 177cm |
体重(ES1年目) | 61kg | 61kg |
体重(ES2年目) | 63kg | 61kg |
血液型 | A | AB |
一人称 | 俺、俺っち | 僕 |
趣味(ES1年目) | ギャンブル | 料理 |
趣味(ES2年目) | ギャンブル | 新しい食材探し、食べ歩き |
特技(ES1年目) | アドリブ | 一度覚えた味は再現できる |
趣味(ES2年目) | 勝負、アドリブ | 料理(食べたことがあれば再現できる)、サバイバル |
お互いの呼び方 | ニキ、ニキきゅん、ニキちゃん、ニキくん、おめェ、てめェ | 燐音くん、あんた、このひと |
お互いの呼び方(4年前) | ニキ | おにいさん、燐音おにいさん |
家族構成 | 父(故郷の君主)、母(他界)、弟(一彩) | 父、母 |
2人の関係性
ギャンブル(パチンコ等含む)好きな燐音(21歳)は、ニキ(18歳)のことを「都合の良い下僕」扱いすることが作中で度々あった。
また、燐音が無理矢理嫌がるニキをアイドルの世界に引っ張っているというのが今までの公式での描写であり、力関係も燐音>>>ニキというような描かれ方だった。
しかしメインシナリオ167話、168話が更新されたことにより、それらのことがひっくり返され、別の事実が判明することとなった。
燐音の傍で同じユニットに所属しアイドル活動をしているのは椎名ニキの自らの意思によるものであり、天城燐音にとって椎名ニキは自身の弱った姿を見せ甘えることができる対象であることが描写され、燐音×ニキのユーザーに大きな衝撃を与えた。
また、イベントシナリオ「陽炎 夏の名残りとホットリミット」にて、燐音がニキに感じ続けている大きな恩や危うさ、ニキが燐音に振り回されながらもどこかあたたかい気持ちで居続ける真意が分かる。
全体を通して2人のお互いに向けている感情が明らかになる構成のため、メインシナリオと合わせてこちらの項目も閲覧を推奨(ネタバレあり)。
167話、168話について
メインシナリオの中で既存ユニットのアイドルに対して挑発行為を繰り返し、喧嘩を売りまくり、破滅行為を繰り返した後に、燐音は行方をくらました。
167話では、HiMERUと電話をしているニキ(職場にいる)から話が始まる。HiMERUはニキに燐音の居場所を知らないかと尋ねるが、ニキは知らないと言ってHiMERUとの通話を終えた。
その後、ニキは直ぐに自身の職場にいるある人物に対して声をかける。
「お~い……。そこの野獣、言われたとおりHiMERUくんには燐音くんがここにいるって伝えなかったっすから」
そこにいたのは包丁をニキに向けている燐音であった。そんな燐音に対して「その包丁を下げるっす、それは人に向けるもんじゃないっすよ~?」と言って笑顔で軽くあしらうニキ。
この時の燐音からは荒々しい雰囲気が消えており、極限までに弱っていることが明らかな表情になっていた。
燐音はニキ(ボイス付き)と弱弱しい声で呼びかけて、ニキのご飯を求めた。
「あと火ぃ使ってるときときは離れて~、って何度も言わせないで欲しいんですけど」
料理中のニキから燐音は上記のような台詞を言われ、ニキに何らかの形でくっついている燐音の様子が描写された。
「何度も言わせないで」という台詞から、日頃から度々このような行為をしていたことが窺える。
ニキにくっつきながら、燐音は「……俺、アイドルになりたかった」と本音をこぼす。
「あはは。燐音くん、最初に会ったころからずっと---そればっかりだったすよね」
弱弱しくなっている燐音に対して、ニキはあっけからんとした笑顔で上記の台詞を言った。
その後に続いたニキの言葉で、アイドルになりたくて故郷を出たばっかりであるだろう燐音をニキが拾ったことが判明し、さらに2人でアイドルなるためにはどうすれば良いのか2人で様々な方法を使いながら調べたことなども明らかになった。
そして、後ろ向きに弱弱しくなっている燐音と言葉を交わしながらニキは燐音に言い聞かせる。
「ちょっぴり未練はあるっすけど。もう立ち上がる元気もないなら、燐音くん、僕も一緒に行ってあげるっすよ。手ぇ握って立たせて、歩かせて目的地(故郷)まで連れてってあげるっすから」
それに対して燐音は「もしかして、おまえも一緒に(故郷に)来てくれるのか?」と問いかけニキは問題ないということを伝えた。(こはくやHiMERUには申し訳ないと言いながら)
「それに。燐音くんを拾ったときに、最後まであんたの面倒を見てあげようと決めてたもんで。それが命に責任を追うってことっす、料理人の矜持っすよ」
「放っておけませんしね~、今の燐音くんは。面倒だけど仕方ないっす」
「……何か文句とかあるっすか、燐音くん?」
ニキに上記のことを言われ燐音は「……」と無言の状態で168話は終わっている。
アイドルを本音ではやりたい燐音に対しての発破かけのようにも思われるが、今まで燐音にあまりプラスの感情を向けてなさそうであったニキのキャラクター観を覆すような話になっていた。
出会った頃の燐音を「あの頃は可愛かった」と言っていた台詞からも、ニキから燐音に向けられるあたたかい感情が窺える。
2人の出会い
イベントストーリー「陽炎 夏の名残とホットリミット」では燐音とニキの関係について詳しく書かれているため必見である。
[pixivimage:artworks/85478315]
4年前(ニキ14歳、燐音17歳)、"故郷"から出て路頭に迷っていた燐音をニキが拾う。
その時、ニキは燐音に食べ物を分け与えるが、その最中に元からの体質により倒れてしまう。
両親がワケアリかつ海外にいて、一人暮らしをしていたニキと燐音はそれから、ESの寮に入るまで2人でアパートで暮らしていた。
4年前の拾った日、燐音は拾ってくれた恩を返すためにニキに「お前の願いを叶えたい」と言うニキは「お腹いっぱいになりたい」と返す。燐音は「天地天明に誓ってその願いを叶えてみせる」と宣言した。
このストーリーではニキの「お腹いっぱいになりたい」の本当の意味が垣間見える内容となっている。このやりとりの意味はぜひその目で確かめてほしい。
メインストーリー
- 第二部 第六章 サドンデス
SS予選会にてCrazy:BがKnightsと対戦するストーリー。
・「Believability/第二話」にて、Knightsとの会合の場においてもいつものように小競り合いという名のイチャつきをした燐音とニキ。
「ほぉらニキ、俺っちがてめェのために注文しといた料理が届いたぜェ! 機嫌を直してくれよ、なァ?」
「うん! 燐音くん大好き! いただきまぁ〜す☆」
チョロい。これにはさすがのHiMERUも、
「HiMERUは、たまに椎名がチョロすぎて心配になります」と苦笑する。
「ごはんが食べられるならなんでもいいっすよ、僕は!」
・SSにおける『指令』について、ニキに分かりやすいようにスポーツで例えて説明する燐音。しかしニキは「スポーツじゃなくて料理に例えてくれないとわからないっす!」と不満をこぼす。「最初から理解する気がねェっしょ、てめェの場合?」と燐音は呆れるが、「それでも言葉を尽くして説明する天城が、すこし健気にすら見えます」とHiMERUは微笑ましく見守るのであった。
・「Believability/第十二話」にて、大阪の観光地に来てはしゃいでる燐音。ニキは恥ずかしい!と燐音を止めるが、
「俺っちは計算してあえてアホのふりをしてるだけなンだよ、根っから不真面目なてめェと一緒にするんじゃねェ」
「んもうっ、自分に甘く他人に厳しい! いちばん嫌われるタイプっすよそれ!?」
「でも、ニキは俺っちのそういうところが大好きなんだろ♪」
「いや普通に不快で嫌いっすけど!? そういうとこ直してっ、真人間になって!」
ちなみにその光景を傍から見ていたHiMERUは「相変わらず仲良しで何より」とのこと。
・こはくに変装したこはく姉が燐音、HiMERU、ニキと合流する。あまりにも精巧な変装に、ニキはこはく姉の匂いを嗅いで区別しようとするが「女子(おなご)の匂いを嗅ぐものじゃない」とこはく姉に怒られる。
その際、ニキが謝るよりも先に燐音は「本当にすんません! この馬鹿は後で縛り首にしときますンで!」とニキを庇う?様子が見られる。
その後、「嫁入り前の女子に唾つけたんや、責任取ってわしと結婚してもらうしかないわな」とこはく姉。
すかさず燐音は「いや、こいつは俺っちと結婚するんで」と笑顔で言い放つ。やはり燐音はニキと結婚する気満々である。
ちなみにニキは「前を見ても振り返っても地獄……!」と燐音の発言に対し拒否を示す発言をしていないところがポイントである。
・「Romanticism/第九話」では、燐音とニキが楽しそうにデコトラのモノマネをするシーンが見られる。
「パラリラ! パラリラ! ブオンブオン!」
「ぱらりらぱらりら〜! ぶおんぶおん!」
・ミニトーク 天城燐音
「蜂の観光 トーク1」と「大阪逃走劇 トーク3」はニキ目線のミニトークとなる。
「蜂の観光 トーク1」では前述の通り観光地ではしゃぐ燐音に対し、「もういいかげんにして〜」を選択すると「やめるわけねェだろ。だって楽しいから!」「そうやってニキが恥ずかしがってるのも楽しくて仕方ねェしなァ。何をしても肴にしかなンねェよ♪」とのこと。
ニキの恥ずかしがっている姿を見るのは楽しい、肴になると。
イベントストーリー
- SHUFFLE 恋の√はAtoZ
シャッフル企画第一弾としてニキが選抜される。このストーリーには燐音は一度も出ておらず、2人の会話は見られないものの、ニキが「燐音くん」と名前を呼んだのは10回である。
「料理に関しては責任を持つっすよ。燐音くんのしでかすことには責任は持てませんけどね〜?」
「あぁ、何だか燐音くんに振り回されてるときみまちな感じっす、このノリ……」
「このぐらいきっちりした服なら、燐音くんも襟を正してくれたりして」
無意識の発言なのか。恐るべし椎名ニキ。
- 召しませ ナイトクラブ
・「プロローグ」にて、ルールの分からないニキを半ば強制的に巻き込み麻雀をする燐音。当然ニキは負け、Crazy:B雀卓ルールに従ってニキをツルッパゲにしようとバリカンを持ってニキに迫る燐音。
「良かったなァ、ニキ! これで料理に髪の毛が入らないように〜、って気ィ遣う必要がなくなったっしょ!」
「あっ、それは普通に嬉しいかもしれないっす」
「だろォ? 俺っちはいつも愛するニキのことを考えて行動してんだよなァ!」
それでも抵抗するニキに対し、
「ゴチャゴチャ言わずに剃らせろォ、長い髪の隙間から『うなじ』をチラチラ見せて俺っちを誘惑できるのも今日が最後だぜェ!」
「いやいやいやっ? 燐音くんを誘惑した覚えはないんすけどっ、そっちが勝手に興奮してるんでしょ〜!?」
うなじフェチがバレた瞬間である。
・「エピローグ2」にて、色々あって2winkと合同ライブをやることになったCrazy:B。ニキは「ライブはお腹が空くから嫌」と言って帰ろうとするがもちろん燐音は許さない。
「待てコラ、勝手に帰ったらブチ殺すぞ」
「うわあぁん、すぐ殺すとか言う〜! 早く逮捕して〜っ、このパワハラ男!」
こはくも引き止めるが、それでも出演を渋るニキ。
「なァ、いいじゃねェかニキ……。一緒にやろうぜェ、俺っちはニキがいねェと駄目なんだよ——」
「あ〜! あ〜! 聞こえな〜いっ、そんなふうに人情に訴えるのは卑怯っすよ!」
結局物理的な報酬(飯を奢る)で釣ることにした燐音。
「ご飯のためなら僕は何でもするっすよ、何をすればいいんすか燐音くん!? 靴を舐めればいいんすかっ?」
「うん。てめェにとっちゃ、俺より飯の方が大事なんだろうなァ……って思って、たまに凹むぜニキ?」
※しかしメインストーリー1部内でニキは、
「何かここんとこの燐音くんを見てたら、あんまり食事も喉を通らなくなって……。常に頭がぼうっとしてるし油断すると失神するんすよ、僕。なはは♪」
と、元気のない燐音に釣られて飯どころではない様子を見せている。
- 陽炎 夏の名残とホットリミット
――「苦しいなら苦しいって言え。何か悩んでるなら相談してくれよ。わかりづれェんだよ、てめェは」
――「格好つけたがりの馬鹿。まぁ、そんな馬鹿の嘘を見抜けなかった僕のほうがよっぽど馬鹿っすけど」
公式で2人が色濃くフィーチャーされた伝説のイベントである。報酬カードの[☆5ホットな夏と記憶 椎名ニキ][☆4ホットな夏と思惑 天城燐音]のアイドルロードで解放できるルーム衣装はボイス付きの4年前の姿である。2人をホームに配置することで掛け合いも発生。
報酬背景の「椎名家」では「1Kの広くない部屋」と説明がある。1Kの広くない部屋に、4年間も、燐音とニキは2人で暮らしていたのである。ありがとうございます。
・姿を見せない燐音に対し、「どこぞで野垂れ死んだ」「酔っ払って暴れて逮捕された」と言いたい放題なメンバー。そこに燐音が現れる。Crazy:Bのために仕事を取ってきたのに報われないと大袈裟に嘆く燐音。
「報われねェな、あァ可哀想な天城燐音くん! ここは傷つけられた責任を取って、ニキには俺っちと結婚してもらうしかねェっしょ?」
「それ出会ってから何度も言われてるっすけど、この国の法律では男どうしは結婚できないっすからね?」
燐音はニキに出会ってから何度もプロポーズをしているが、ニキは法律で禁止されているから結婚できないと言う。
ちなみにこの後の回想シーンで燐音の故郷では同性婚が許されていることが窺える設定が明らかになる。2人して故郷に帰れば解決するのでは?
・当の回想シーンでは、4年前に2人が初めて出会った際のことが明かされている。
当時一人暮らしで食べ物の心配をしていたニキは、面倒事だと分かっていながらも野垂れ死にかけていた燐音を拾い、アパートに連れ帰ってしまった。
この時、肉じゃがを振る舞われた燐音とニキとの間で、
「いや、美味いよ。ありがとう。おまえは良いお嫁さんになるな」
「お嫁さんにはなれないっしょ? 僕は男だし」
「ふぅん、都会のほうではそうなのか」
という非常に意味深なやりとりが行われる。
この文脈だと燐音の故郷では男がお嫁さんになれるという設定が……?
そして燐音に食事を分け与えたニキは空腹で倒れてしまうが、この時のことを現在の燐音は、
「あれは、てめェの命を繋ぐための最後の食料だったンだろ。それを与えられたってことは、てめェの命をもらったのと同じだ」
「この世に俺を産んでくれた、母上に対するのと同じだけの恩がある」
と語っており、燐音がなにかとニキを気にかけている理由となっている。
・また現在のニキによると回想の後、倒れたニキを助けるために食べ物を調達してきた燐音は、君主としての矜持からかそれを「強奪してきた」と主張しニキを戦慄させていた。
しかし、後にニキは燐音が本当はご近所さんに土下座して分けてもらってきていたことを知ったらしい。
「格好つけたがりの馬鹿。まぁ、そんな馬鹿の嘘を見抜けなかった僕のほうがよっぽど馬鹿っすけど」
「もちろん言動には駄目出しするけど、その生き様は――」
「すくなくとも僕だけは、完全に否定して切り捨てることはないっす」
このシーンの一連の台詞では、ニキは格好つけたがりで人に否定されるのを恐れる燐音の不器用さをよく理解しており、そんな燐音を受け入れ支え続けているような心情が描かれる。
・ホットリミットの開催にあたり、ニキのために奔走した燐音。
「何度も言ってるのに理解してもらえねェけど、俺っちは常に愛するニキのために行動してっからさァ! マジでマジで♪」
「ん〜……? そういうことは真面目に言えばちょっとは信憑性も増すのに、何でいちいちふざけた言い回しをするんすかね? あんたは?」
否定されることを恐れるからか、ふざけた言い回しでしか好意を伝えられない天城燐音。
・色々あって燐音のおかげでニキの問題が解決したシーン。
「ぜんぶ燐音くんのお陰っすよマジ感謝してるっすよ大好き愛してる! キスしてもいいっすか!?」
「いや、そういうのは結婚してからだな」
「結婚する予定はないっすけどね!」
伝説のシーンである。
チャラさを売りにしている燐音のギャップはユーザーに大きな衝撃を与え、2021年の「あんスタ刑事」の広告でも天城燐音の紹介欄には「ファーストキスは結婚してから」の文字が添えられた。
また、『Crazy:B』の4人での会話では、問題を起こして芸能界を追われた父親由来の『呪い』にかかっているニキを、燐音はずっと何とかしようと試行錯誤していたことが窺える。
「『いつもどおりのアホで元気なニキだな』とか思って呑気に眺めてると、不意にいろいろ限界がきてブッ倒れたりしやがるからよォ?」
「苦しいなら苦しいって言え。何か悩んでるなら相談してくれよ。わかりづれェんだよ、てめェは」
体質のせいで自己肯定感が低く、周りに迷惑をかけてはいけないと一人で何でも我慢してしまうニキに、燐音は自分を頼ってもらえるようあの手この手でアプローチしてきたらしい。
今イベントは、ストーリー全体を通して燐音とニキがいかにお互いを思いやっているのかを強く認識させられるエピソードとなった。
ミニトークではプロデューサーであるユーザーを置いてけぼりにして惚気ける彼らが見られる。
椎名ニキ 食欲の夏
・トーク3
「姐さんがお腹空かせてるの見ると、思い出すっす。たしかあのときも、お腹を空かせた燐音くんがいたんすよね〜?」
性別も違うプロデューサーが腹を空かせているだけでなぜか燐音を思い出すニキ。匂わせである。「似たもの同士なのかも」を選択すると、
「僕と燐音くんが似てるってことっすか? そんなことないっすよ。僕はもっとしっかりしてるんで! 腐れ縁ってやつなんすかね〜。それはそれで、慣れちゃいましたけど」
椎名ニキ アイドルで料理人
・トーク1
どうすれば燐音に自分の意見を聞いてもらえるか、とプロデューサーに相談するニキ。「読書で解決しよう」を選択すると、それは効果がない、燐音のことだから本の内容をいいように解釈する気がする、と答えるニキ。
「ほんと、ひとを困らせることにかけては天才的なんすよね〜?」
・トーク2
Crazy:Bの仕事と料理人の仕事の両立が難しいとプロデューサーに相談するニキ。
「抗議しましょう」を選択すると、
「燐音くんは肝心なときに姿をくらましちゃうんすよね〜、悪い癖っす!」
天城燐音 境界を越えろ!
・トーク1
Crazy:Bが大変な時期なのに自分の都合を優先させるニキに苦言を呈する燐音。
「まァ、ニキにはニキの事情っつ〜もんがあるしな。無理強いはできねェけどよ」
ここでの選択肢は「いいんですか?」と「愛ですね」。
「愛ですね」???
「いいんですか?」を選択すると、
「良くねェよ。ニキのやつってば身勝手すぎる! ……って言いてェけどよ。あいつに料理が必要なのはわかる。ったく、今回ばかりはリーダーの責任だ。俺っちは俺っちで落とし前を付けるしかねェよ」
いつもの横暴な燐音とは違い、ニキを思案する顔が見られる。
「愛ですね」を選択すると、
「愛? そうだな、ニキと俺っちの仲は深い愛で結ばれてっからな〜?」
- あんさんぶるスターズ!! 第二部 宇宙戦争編
2021年4月1日、エイプリルフール企画で公開された全4話から成るストーリー。通称「STARS」。いくつかのユニットのリーダーが選抜されて登場する中に燐音も選ばれており、フルボイスで迫真の演技が楽しめるだけでなく特別ユニット「フラタニティ」による「エンドレスヴィーデ」という楽曲まで作られる豪華仕様。
ストーリー→キャンペーンストーリー→SPECIAL STORYから現在も無料で読むことが出来る。
時は20XX年。ESを発端とした宇宙計画により,アイドルたちはロボットを操縦するパイロットになった。そこでのアイドルたちは,ライブ対決から発展したロボットバトル「ドリフェス」で戦い,人々に夢や感動を届けている。そんななか,緊急警報が鳴り響き,スペースコロニーが爆破される事件が起きる。
以下、ネタバレ注意!
スペースコロニーを爆発した犯人として北斗らの前に立ちはだかる燐音。燐音はアイドル同士が命をかけて戦うロボットバトル『ドリフェス』に反対の意を示すため、そこで使われる機体を爆破したのだった。改善は暴力ではなく、話し合いで行われるべきではないかと投げかける北斗に対し、燐音は「……それでニキが死ななかったら、そうしてたよ」と呟く。
詳しいニキの死因については語られていないが、元々Crazy:BはESでの活動に自由を奪われるのが嫌で宇宙空間を放浪していた経緯があり、初めは話し合いでESに異を唱えていたところを報復され、ニキが殺されてしまったのか。公式MV1:11〜では焼き焦げた機体orコロニーの中で息絶えたニキを発見した燐音が慟哭する姿が描かれている。
「俺っちはもう復讐に生きるって決めたんだ」とのセリフから、ニキを喪ったことで復讐に取り憑かれる燐音・平時なら話術で自分の主張を貫こうとするのに、ニキの命が奪われたことで自分の能弁を捨てて解決方法に暴力を選んでしまう燐音を公式が提供してくれたことになる。ニキが燐音に与える影響力ははかりしれないのである。
また、ES側は宇宙船に登場した際のアイドルたちの記憶をデータとして保管しており、クローン技術も手中に収めていることから「記憶や経験を初期化したアイドルを生み続けることができる」という恐ろしい技術を有している。「オリジナル」や「クローン」といった創作意欲が刺激される美味しい設定から二次創作として人気の高いイベントである。
まずは一度、ストーリーとエンドレスヴィーデのMVを見て公式で提供された「死に別れた燐ニキ」を体験してほしい。
- 攻略 迷宮結ぶアリアドネの糸
HiMERUにスポットが当てられたイベント。
バラエティ番組『ミノタウロスの迷宮』に無理やり挑戦させられたCrazy:B4人が様々なミッションに挑戦し、宝箱に入った景品をGETしていくストーリー。
・「迷Q/第五話」にて、燐音のミッションの内容はピンゾロ(3つのサイコロを振って全て1の目を出すこと)に成功するかというものであった。失敗すればペナルティが待っているため、ニキは「確率も低いしここは見送った方が——」と進める。
しかし、燐音は
「理屈じゃなくて魂だ、チャンスの女神に後ろ髪はねェって言うしな?」
「痛たたっ! 僕の後ろ髪を引っ張らないでほしいっす!」
ニキの縛っている髪はいつも「しっぽ髪」と表現されることが多い中、あえて「後ろ髪」と表記するあたり、燐音にとってのチャンスの女神がニキであることが強調されたシーンである。(ちなみに燐音がニキを「勝利の女神」と言った初出はメインストーリー第一部第四章百二十二話「Stains」である)
・「幻A/第三話」にて、茨から十分な食料が与えられずに泣き出してしまうニキ。
「泣き言言ってる余裕があンだろ。キビキビ動け〜」
「燐音くんまで副社長の肩を持つなら、僕ぁどうしたらいいんすか……!」
なんだかんだ言って燐音を頼りにしているニキが垣間見えるシーンである。
- 咲き始め つかの間の春宵一刻
・ミニトーク 椎名ニキ 珈琲いかがですか3
ニキがシナモンでのバイト中、今日もCrazy:Bで雀卓を囲むことになったとこはくからメールがくる。
「ここで麻雀を?」を選択すると、
「日によってまちまちっすかね。でもだいたい僕がバイトしてるときにくるんで、ここになることがおおいかもしれないっす」
「燐音くんとバイトのスケジュールを共有してるわけでもないのに、何でわかるんすかね?」
ニキのスケジュールを完全に把握している燐音。なるほど。
- 悪戯心◆スパイダーハロウィン
こはくセンターCrazy:Bユニットイベント。ニキは☆4、燐音は☆3。ハロウィンがモチーフでCrazy:B初の季節楽曲が公開された。
・ストーリーにてゲームセンターへの道すがら両手にクレープを持ちご機嫌で食べているニキ。
「あっ、ニキ。今そのクレープに飛んでた虫が入ったぞ。俺っちが取ってやるから貸してみな」
ニキは探すが見つからない。この時点でストーリーを読んでいるユーザーはこの後の展開が想像できるだろう。
「こういうのは上手く探すコツがあンだよ。だから貸してみろって」
「え〜? まぁ、そこまで言うなら――はい」
「どこだ〜? ここか〜? もぐもぐ……」
「あぁ! あんた何してくれんすか〜!?」
「もぐもぐ……ごくん――何だよ、ニキ。俺っちは今おめェのために一生懸命虫を探してやったんだろ」
「ん。どうやら虫が入ったように見えたのは俺っちの勘違いだったみてェだな。つうわけで、返すわ。これ美味ェな」
「僕のクレープをよくもよくもよくもよくもよくもよくも……!」
やっぱり食べた。ニキが美味しそうに食べているものは気になっちゃう燐音である。
「いつも言ってんじゃねェか。『ひとりで美味しいものを食べるのもいいけど、みんなと美味しいもの分け合うのはもっといいんすよね〜♪』って」
「結果的に俺っちと美味しいもんをわけ会えたんだからもっと喜べよ」
「あんたの一口はでかいんですって!」
お互いにさりげなくいつも一緒にアピールを見せつけてくる。ニキの発言から、燐音に横取りされて食べられることは珍しいことではないのだろう。マウントである。
「一口欲しいなら欲しいって最初からいえば良くないすか!?」
「ちがいますぅ! 俺っちは虫を探してやっただけですぅ!」
「小学生っすか、あんたは! よくもそんな嘘がべらべらと出るっすね!?」
いつも通りのイチャつきを見せる燐ニキに対し、こはくが一言。
「……はぁ。一生やっとれ」
これに尽きる。代弁してくれてありがとう、こはく。
・その後、燐ニキを放ってHiMERUとこはくで会話が進む。すると、ニキが
「ちょっと! こはくちゃんもHiMERUくんも僕を置いていかないでほしいんすけど! というか、あの暴君と僕を二人にしないでほしいっす!」
「ぎゃははは! ニキきゅ〜ん、逃がさねェよ。俺っちとニキきゅんは一蓮托生だろ〜♪」
ここで「一蓮托生」の意味をおさらいしてみよう。
一蓮托生
〘名〙
① 仏語。死後、極楽浄土で同じ蓮華(れんげ)の上に生まれること。
② (転じてものごとの善悪や結果のよしあしに関係なく) 最後まで行動、運命を共にすること。
(コトバンクより https://kotobank.jp/word/%E4%B8%80%E8%93%AE%E6%89%98%E7%94%9F-433874)
つまり燐音はニキと最期まで運命を共にし、死後も離れる気はないと捉えてもおかしくない。
ちなみに、メインストーリー第1部第5章にて、ニキは燐音に向かってこう言っている。
「駄目っすよ〜、絶対に逃がさないっす! 死ぬまで僕の衣食住を保証してほしいっす、難しいなら『食』だけでも良いっす!」
お互いにお互いを逃がす気がない燐ニキ。一蓮托生である。
・ゲームセンターが近づくにつれ、お化け屋敷への恐怖心で徐々に口数が少なくなってくるこはく。それを見かねてニキはこっそり声をかける。
「本当に無理はしないほうがいいっすよ。所詮は燐音くんの思いつきなだけだし。あのひと、構ってほしいから僕たちを巻き込んでるだけっすからね」
マウントである。
・さらに、Crazy:BでESのダンスルームを貸し切って合宿をした際、燐音、HiMERU、こはくがトイレのため席を外している間に夜食を食べ始めていたニキ。燐音に責められた際にニキが一言。
「全員いつ帰ってくるかわかんないじゃないっすか。どうしようかと迷っていたら、どこか遠くからこはくちゃんの悲鳴が聞こえてきたんす」
「どうせ燐音くんが、しょうもない悪戯をこはくちゃんに仕掛けて嫌がらせたんだろうなって予想できたんで、こりゃ戻りが遅くなるだろうなって思ったんすよ」
これにはHiMERUも
「さすがです、椎名。まるで見てきたようですね。そこまで天城の行動を百パーセント当てるとは」
と驚きを隠せない。それに対しニキは
「まぁ、長い付き合いっすからね〜。大方のことは予想がつくっす」
と平然と言いのける。またニキの無自覚マウント。ありがとうございます。
- SHUFFLE×未知の聖夜とナイトヘッド!
燐音が☆5かつセンターに抜擢された、クリスマスがテーマのシャッフルイベント。
シャッフルメンバーではないニキには、当然カードすら用意されていない。にもかかわらず、イベントストーリーであるナイドヘッド『White Carol/第一話』の登場人物は燐音とニキである。
・一緒にパチンコに行っていたらしい燐音とニキ。
ビギナーズラックで爆勝ちしたニキから景品のお菓子を奪い取り、燐音はクリスマスに思いを馳せる。
「(燐音くんは)陽気キャラと見せかけて、案外落ち着いているというか冷静に考えてるというか。僕の家に居候してたときもそんな感じでしたし」
と、相変わらずさらりと二人暮らしの頃の話を持ち出し燐音の印象を語るニキ。
「それに今さらニキといるときに無理してテンションを上げる必要もねェっしょ」
「一緒に暮らしてたときに、ニキが美味い飯つくってくれたぐらいじゃねェ? 楽しかった記憶って」
この後、実は打ち合わせを控えていたと言う燐音に驚き見送ろうとするニキだが、案の定、燐音に巻き込まれて一緒にESまで長距離走をするはめになるのだった。
相変わらず仲睦まじくて何よりである。
・天城燐音 ミニトーク 時間厳守で3
フードコートで『プロデューサー』と打ち合わせをすることになっていた燐音。
打ち合わせの前に飲み物と食べ物を注文したいと言う燐音の発言に対して、選択肢「それなら私も……」を選ぶとニキの名前が出る。
「あぁ。そうだ! 今ならニキがいるだろうから、何かサービスで一緒に出してもらおうぜ〜♪」
・天城燐音 ミニトーク クリスマスの思い出3
「クリスマスといえばこれっすとか言って、レストランの料理みたいなのがいっぱい出てきたっしょ」
なぜか3つすべての選択肢でニキとのクリスマスの思い出が語られる。
- スゴロク旅!BGMはナンバーエイト
燐音のセンター曲イベントであり、Crazy:Bのクライマックスイベントである。
出演番組『ナンバーエイト』の海外ロケ企画で、『Crazy:B』の4人はスゴロクミッションをこなしていく。
今イベントで追加された『Crazy Anthem』のMVは、ユニットメンバー同士の絡みが多く和やかなものになっている。ニキが燐音に絡む場面も微笑ましい。
・「うっふ〜ん☆」
みんなでヒッチハイクをすることになったものの、なぜかニキは燐音にセクシーポーズをさせられた。
・減らず口を叩くニキに、当然制裁を加えようとする燐音。
いつも通りじゃれ合う燐音とニキを、HiMERUとこはくはにこやかに見守る。
「せやなぁ。夫婦喧嘩は犬も食わんわ」
・慣れない海外での体調不良で眠り込んでしまった燐音をよそに、HiMERU、こはく、ニキの3人は協力して何とか街に戻ることに成功する。
そして目を覚ました燐音は、海外の水が合わず体調不良になったことを素直に白状するのだった。
「燐音くんの故郷って、自然が豊かっぽいっすもんね〜。わりと純粋培養っていうか」
「おめェには言われたくねェよ。純粋さでニキに適うやつなんてなかなかいねェぞ。こと料理にかけてはな」
「まァ、おめェの料理のおかげで俺っちも都会生活に順応できたんだろうな。海外でのこの感じだと──」
・ミッション終盤、たまたまゴールになる場所を覚えていたと言うニキに対してテンションが上がる燐音。
「さすがは俺っちの勝利の女神! やるじゃねェか!」
ついに俺っちの勝利の女神になってしまった。
・そして無事にゴールに辿り着き、ライブ用のスタジオで一息したユニット一行。そこでニキは、
「特に燐音くんなんかは、慣れない土地で体調まで崩して……。スタッフさんももうすこし配慮してほしかったっす」
と、普段は「怒るとお腹が空く」と言っているにもかかわらず燐音のために不満をあらわにする。
しかし、結局メンバーの預かり知らぬところで番組スタッフと話をつけていたらしい燐音の「ロケついでにラスベガスに行く」という軽い態度に、また顔を顰めるのだった。
「あっ、待つっす燐音くん! 今日こそはその横暴を止めさせるっす〜!」
「やっぱり燐音くんにはいつも振り回されてばっかりっす! 病み上がりなんだからすこしは大人しくしててくださいよ〜、もう!」
追いかけっこの中にもニキが燐音を心配している部分が垣間見れる。
余談だが、この件についてHiMERUの推理では、
「本当にラスベガスに行きたかったなら、西海岸沿いでロケをする必要はなかったと思います」
「『Crazy:B』の四人で西海岸をドライブしたい──それが(天城が)海外ロケを選んだ本心だったのではないでしょうか?」
ということらしい。
また燐音の不器用で見栄っ張りな部分が強調された。
「水平線に沈む夕陽に、刺激的なネオンの夜、真夜中の饗宴──いろんな景色が見られたっす」
「これも、燐音くんが先頭に立って、僕らを巻き込んでいったから見られたんすよね」
スカウトストーリー
- スカウト! ハロウィンBOX
ひなた、一彩、ニキの同室組+鉄虎のストーリー。ニキは☆3で登場。
・同室のひなた、一彩に料理教室を開くことになったニキ。偶然部屋にいた鉄虎にも教えることになったのだが、
「あまりベタベタされるのは嫌なんすけどね」との発言が。
別ストーリーにおいて燐音の様々な形でニキと接触しているが、それを(渋々ながら)許容しているのは愛のなせる業なのだろうか……。
・昔からニキを尊敬し、ニキを兄貴と呼びグイグイと距離を詰めてくる鉄虎。「鉄くんは惚れ込んだら一途だからね〜」と言うひなたに対し、「燐音くんといいこの子といい、何でこうも距離感が近いんすかね〜?」とその場に居ない燐音の名前を出すニキ。無意識に燐音の名前を出しているのか…?
・ホットチョコレートを作るにあたり、湯煎をしようとするが、一彩は湯煎が何かわからない。
「あぁ、弟さんにはまずそこからっすよね」
「なはは、燐音君にあれこれ教えてた時みたいに初心でかわいいっすね〜?」
どうやらニキは、上京したてで右も左も分からない燐音を初心で可愛いと思っていたらしい。なるほど。
「そういえば、兄さんが都会に来たときのことを椎名さんは知ってたんだよね。一度聞いてみたかったんだよ。今の僕みたいな感じなのかな」
「あっ。それ以上はいけないっす! 燐音くんの過去をバラしたら、絶対にあとでひどい目に遭うっすからね。特に弟さんには教えられないっす!」
燐音のことが語られることはなく、秘密にされてしまう。そう、上京したての燐音の様子を知るのはニキだけなのである。
「なはは。物分りが良すぎて、本当に兄弟なのか疑っちゃうっすね〜?」
「燐音くんのことについては教えられないっすけど。代わりにお料理のことなら何でも教えるから、遠慮せず何でも聞いてほしいっす♪」
- スカウト! スイートハント
ニキが☆5、燐音が☆3のスカウト。
・クラフトコーラ作りにやる気になるニキと凛月を見て、真緒は「やる気っすね、2人とも」と言う。それに対し燐音は、
「それだけ料理が好きなんだろうよ。ニキは片時たりとも料理のことを忘れねェからな?」
後方彼氏面である。
・キッチンでコーラを作るニキに対し話しかける燐音。真緒は「料理に集中したほうが良いのでは?」と言うが、
「ご心配なく! 料理をしながら話すのには慣れてるんで♪」
「もう毎日のようにいろいろ話してるっすよ。とくに燐音くんが僕らの生活費を使い込んだときとか♪」
僕らの生活費?燐ニキ、結婚してた。
・お腹がすいたという凛月に対し、
「ニキの飯は美味いからなァ。何だったら今から俺っち権限でつくらせるぜ?」
後方彼氏面である。
・「最近は燐音くん相手に料理をつくることがおおいから、雑にガッツリした料理をつくりがちっすけど」
「おいニキ。今聞き捨てならねェことを言わなかったか?」
「わ、若くて元気があるってことっすよ! スタミナ料理は若者の特権、燐音くんにぴったりの献立にしてるっす♪」
いいお嫁さんである。
- スカウト! ロマンチック?ディト
・燐音とニキは登場しないものの、HiMERUとこはくがCrazy:Bや燐音について語るシーンにて2人に言及される。
「あいつ(ニキ)の生き様が、『Crazy:B』としちゃ『正解』なんやろ。せやから燐音はんは、誰よりもニキはんを愛しとるし——肯定しとる」
「いや、常に椎名にいちばん当たりがキツいのも天城な気がしますが」
「コッコッコ♪ 燐音はんも、自分の心に嘘をついてへんってことやろがい?」
- スカウト! 甜々ハングリー
ニキが☆5のスカウト。限定MV衣装ではニキにパンダの耳としっぽがついている(可愛い)。
・幻のスイーツ『甜々』を手に入れようと、早朝より店先に並んでいたニキ、光、桃李。しかし、開店と同時に取り置きしていたという燐音に横取りされてしまう。
「取り置きで横から取っていくなんて。狡いっすよ、燐音くん!」
「というか何でよりによって燐音くんなんすか。せめてほかのひとならまだしも。燐音くんに取られるのだけは我慢ならないっす!」
良い意味でも悪い意味でも、ニキにとって燐音は特別ということが窺える(いつもの仕打ちを考えれば当然であるが)。
・その後、一連の騒動はドッキリで『甜々』は存在しないことが判明。ニキは自分の食への愛情を侮辱されたことへの怒りと、日頃の積もり積もった恨みを燐音一人へ向ける。
「今日と言う今日は堪忍袋の緒が切れたっす! 怒髪天を衝くっす! トサカにきたっす〜!」
「カロリーを消費したとしてもあんたにぎゃふんと言わせないと気が済まないっす〜! 覚悟しろ!」
「ぎゃはは☆ ニキがキレんのも久しぶりだなァ♪まァ、燐音くんは華麗に逃げるンだけど」
さりげなくニキ古参アピをしつつ余裕綽々の燐音。
ニキが凶暴になる姿を見て、こはくとHiMERUは、
「わしも久しぶりに見たわ。基本は空腹すぎるとなるみたいやけど」
「——まぁ、最近は空腹になることがなかったですからね」
燐音が4年前に誓った『ニキをお腹いっぱいにする』という願いが順調に叶えられていることが分かる。
アイドルストーリー
- 天城燐音 第1話
初対面の『プロデューサー』に話が合うからと「結婚しよう!」と求婚する燐音。もちろん断られると、「だよなァ、言ってみただけ!」と気にしてない様子。
「うちのかわいい『弟くん』はお友達を求めるけど、俺っちは運命の相手を常に求めてるってだけ!」
「まァだ見つからねェんだけど、だからこそ人生って楽しいっしょ!」
「何度も繰り返せない至高のギャンブルのひとつだよなァ、結婚って! だから好き!」
この燐音の発言を覚えた上で、後述の『運命』のページをご覧下さい。
- 椎名ニキ 第2話
・食堂でのバイト終わりに自分用のまかないを作るニキ。そこに燐音が現れ、先に自分の夕食を作れと命令する。文句を言うニキに対し、
「あァ? 何逆らってンだ下僕のくせに、てめェの血肉は細胞のひとつまでぜんぶ俺っちのもんっしょ?」
「……うう。暴君っす。お父さんお母さんごめんなさい、ニキは決して関わっちゃ行けない類いの人類に巡り会っちゃいました」
「それも運命っしょ?」
・なんだかんだで2人分の料理をすることになったニキ。そんなニキの後ろ姿を見つめ、
「ニキは髪長いから、そうして料理してる後ろ姿だけ見ると『お嫁さん』って感じだよなァ?」
「ちょっと興奮してきたっ、料理の前にてめェを食ってやろうか!」
「何で興奮するんすかぁ!? 意味がわからない! 勘弁してくださいよ燐音くんっ、あんたが言うと嘘か本当かわかんないんすよぉ!?」
ここでもニキ相手に興奮する燐音が見られる。
- 天城燐音 盃一杯、水入らず
酔っ払った燐音を連れて帰ってきた一彩。そこに現れたニキは一彩から事情を聞くと、
「いやぁ、身内がすみません。あぁいや、弟さんのほうがずっと身内っすけど」
「はぁ、弟さんにまで迷惑かけるなんて情けない……」
身内(弟)相手に身内マウントをとる椎名ニキ。やっぱり結婚してた。
「今日はもう遅いっすから、寝てください。燐音くんは、僕が引き取るっす」
「ま、素直じゃないけどがんばった燐音くんには、特別に何かつくってあげるっす」
「何だァ、てめェのほうこそ素直になれよ」
- 椎名ニキ アイドルのレシピ
ニキに専用衣装の順番が回ってきた。アイディアが出てこないニキは、燐音の専用衣装のときと同じくプロデューサーと街に出て考えることになった。
2人が仲良く出かけていくところを目撃したこはくは「あの二人ってそういう関係やの?」と驚きを隠せない。
「とんでもないもんを目撃してしもうた。燐音はんはこのこと知ってるんやろうか……?」
その後、ニキとプロデューサーが公園のベンチでコンビニ飯を食べている場面で、おそらくこはくから連絡を受けたであろう燐音がニキのスマホに大量のメッセージを送りつける。
(姐さんとまだ一緒にいるのか、何をしているのか。まるで思春期の娘を持ったお父さんっす)
(……うわぁ、返事を打ってる最中にまたメッセージが来たっす)
ニキがこの時間まで誰といるのか、何をしているのか、気になってしまう燐音。
ちなみにニキはスマホを見る前から「僕のスマホが鳴りまくってますけど、気にしないでください!」との発言から、燐音からの鬼メッセージが珍しいことではないことが窺える。
面倒くさくなってきたニキは、プロデューサーに笑顔でピースサインをしてもらい、それを写真で撮り燐音に送り付けた。
すると今度は電話がかかってきて、
「ニキこの野郎! さっき送ってきた写真は何なんだ!?」
「なはは、何っすかね〜? いま取り込みちゅうなんでスミマセ〜ン☆」
とスマホの電源を切ってしまう。
ニキが夜遅くまでプロデューサーと2人きりで、しかも楽しげな写真を送られてきて燐音は相当焦っているのか。必死な様子が伝わってくる。
「無視してもいいのかって? いいっすよ、燐音くんにはいっつも振り回されてるんで」
「たまには僕が振り回したって罰は当たらないはずっす☆」
- 天城燐音 神さまにお願い☆
次の仕事までの時間潰しに迷う燐音。候補にニキが働く『シナモン』も上がるのだが、
(『シナモン』へ寄ったところで、ニキがいなけりゃ意味がねェし)
との発言が。どうやら、燐音が『シナモン』に行くのはニキに会いに行くためらしい。
ホームボイス
ホーム画面で燐音とニキを同時に設定すると2種類の掛け合いボイスが発生する。
また、『陽炎 夏の名残とホットリミット』報酬カードの[☆5ホットな夏と記憶 椎名ニキ][☆4ホットな夏と思惑 天城燐音]のアイドルロードで解放できるルーム衣装では4年前の17歳燐音、14歳ニキの姿であるが、2人を配置すると4年前の彼らの掛け合いも発生する豪華仕様である。
その他、燐音、ニキ単体で発生するボイスの中でお互いを呼びあってるもの、燐ニキを感じられるものは以下の通りである。
燐音→ニキ
夕方の話題2
春:朝の話題5、昼の話題2、昼の話題3、昼の話題4
夏:昼の話題2
秋:朝の話題2、夕方の話題4、夜の話題3
冬:(昼の話題1)
お正月のひとこと2
ニキ→燐音
朝の話題2
春:(朝の話題4)、朝の話題5、(昼の話題3)、昼の話題4
秋:夜の話題1、(夜の話題3)、(夕方の話題4)
冬:夕方の話題4
お正月のひとこと3
仕事の話題 アイドルランクC-2
※()は直接名前を呼んでないもの
燐音は春夏秋冬ニキのことを呼んでいることが分かる。ニキのことが大好きなのである。
・また、同室である一彩、ニキを設定すると特殊な掛け合いが発生する。
「いつも兄さんがいろいろと迷惑をかけてすまない……。本当は優しいひとなんだよ?」
「あ〜、まぁあのひとはそういうひとだってわかってるんで。もう諦めてるんで平気っすよ……」
あえて燐音の名前を出さないあたりや「わかってるんで」という発言から感じられる燐音マウントがすごい。
また、このときのニキのモーションはやれやれモーションやがっかりモーションではなく腕を組んだ微笑みモーションであるところも見所である。
運命
燐音とニキの関係については、よく運命というワードが出てくる。
・ホットリミットにて、4年前の回想で燐音に肉じゃがを分け与えたことで空腹で意識を失いかけるニキ。
「僕もお父さんの子だったんすね、同じように失敗しちゃう運命だったんすよ」
「運命とは何だ? それは神さまとかが定めてるっていう道筋のことか?」
(運命ってもんが本当に実在するなら、俺(君主)はこいつ(民)を助けられて然るべきだろう——神さま!)
燐音はおそらく、ニキとの出会いで"運命"を強く意識するようになる。
その後、命を救ってくれた恩を返すためにニキの本当の願いを叶えたいと言う燐音。
「何このひと面倒くさっ、厄介なのを拾っちゃったなぁ?」
「そこは諦めろ。たぶん、これも——そう、何かの運命だろ」
「あぁうん、運命なら仕方ないっすね」
・ホットリミットにて、ニキにかけられた呪いを解くと宣言する燐音。
「神さまがそれを禁じていても知らねェ、運命だって引っ繰り返してやンよ」
・アイドルストーリー 椎名ニキ 第2話にて
食堂でのバイト終わりに自分用のまかないを作るニキ。そこに燐音が現れ、先に自分の夕食を作れと命令する。
「……うう。暴君っす。お父さんお母さんごめんなさい、ニキは決して関わっちゃ行けない類いの人類に巡り会っちゃいました」
「それも運命っしょ?」
「きゃはは、二キと喋ってっと楽しいなァ♪」
「僕は楽しくないっす! もぉ〜っ、燐音くんと出会ったのが運の尽きっすよ!」
「逆だろォ? この天城燐音くんと出会ったことが人生でいちばんの幸運だったって、そのうち嫌でも思い知らせてやンよ!」
ちなみに、出会いに関してはメインストーリー第1部で「あんなロクデナシと出会っちゃったことが僕の人生における最大の不幸っす」、ホットリミットでも「まじで燐音くんを拾った時点で僕の命運は尽きてたっす!」と語っている。
しかし、メインストーリー第1部 168話では
「燐音くんを拾ったときに、最後まであんたの面倒を見てあげようって決めてたもんで」
「放っておけませんしね〜、今の燐音くんは。面倒だけど仕方ないっす」
「僕は生まれた瞬間に貧乏くじを引いちゃった『運の悪い子』っすから、きっとこういう運命だったんすよ」
スカウト スイートハントでは
「僕も燐音くんによく料理をつくってあげてるんすけど、あれはあれで僕がご飯をつくって当然って考えみたいで。ほんと、困ったひとっす」
「燐音くんが行き倒れていたのを僕が介抱してあげたのが、すべての元凶なんすけど」
「まぁ、これも運命なのかもしれないけど……。結局、出会っちゃった時点でもうそうなることが決まったっていうか」
「あの傍若無人な振る舞いにも、すっかり慣れちゃったっす」
と語っており、燐音と出会った時点で自分の命運は尽きたと言いながらも、拾ったときから最後まで燐音の面倒を見ることは決めていたし、燐音に振り回されることも運命づけられていたことで、すっかりそれに慣れたと語るニキ。
・以上を踏まえて、天城燐音の発言に注目。
「うちのかわいい『弟くん』はお友達を求めるけど、俺っちは運命の相手を常に求めてるってだけ!」
「まァだ見つからねェんだけど、だからこそ人生って楽しいっしょ!」
「報われねェな、あァ可哀想な天城燐音くん! ここは傷つけられた責任を取って、ニキには俺っちと結婚してもらうしかねェっしょ?」
「それ出会ってから何度も言われてるっすけど、この国の法律では男どうしは結婚できないっすからね?」
「ぜんぶ燐音くんのお陰っすよマジ感謝してるっすよ大好き愛してる! キスしてもいいっすか!?」
「いや、そういうのは結婚してからだな」
「いや、こいつは俺っちと結婚するんで」
天城燐音が結婚したいほどの運命の相手は、見つかっているのではないだろうか。
その他
- 2023年 燐音バースデーイベント
HiMERU、こはくが立ち絵付きで登場する中、ニキは立ち絵では登場しないにもかかわらず、ニキの存在感が強すぎる内容であった。
・ミニトーク
誕生日当日、暇を持て余していたのか、(それともニキに会いに来たのか)カフェシナモンに訪れる燐音。そこで偶然プロデューサーとHiMERU、こはくと出会う燐音。ミニトーク1ではこはく、ミニトーク2ではHiMERUが立ち絵付きで登場。
ミニトーク3では姿を見せないニキを、燐音が不思議がる。
「せっかくこはくちゃんもメルメルもいるってのに、ニキはどこ行ったんだァ?」
燐音の発言に対し、HiMERUは「まぁ、椎名も忙しいですし、別の場所にいるのでは? 気にするほどでもないでしょう」、こはくは「それより、飲み物が運ばれてきたで」と気にする素振りを見せず、話題を逸らそうとする。
実はニキはサプライズで燐音のケーキを作っていた。HiMERUとこはく、プロデューサーは事前に知っていたため、この後の選択肢『……(珈琲を飲む)』を選択し燐音の問いに答えないでいると、
「ったくよォ、燐音くんのお誕生日にどこをほっつき歩いてンだか。良いご身分だなァ〜」
と、姿を見せないニキにしょげる燐音が見られる。
もう1つの選択肢、『あっ、あそこに……』を選択すると、つい様子を見に来てしまったのか、ニキは燐音に見つかってしまう。
「あっ、ニキの野郎、俺っちを見た途端逃げやがった……! このっ、待ちやがれ!」
それに対しこはくは、大して取り乱すこともなくいつもの後継のように二人を見守るのだった。
「燐音はん、行ってしもたな……。ま、わしらは関係ないし、ゆっくりさせてもらおか」
・ストーリー
バースデーイベント後、プロデューサーに呼び出された燐音。時間ピッタリに到着し、
「○○ちゃんにお土産だ。ニキ特製のスイーツ! 焼き菓子だから日持ちするぜ」
なぜかニキの特製スイーツをお土産に持ってきてくれる燐音。その後、プロデューサーの提案で一緒に食べることになる。
「そんじゃ、ひとついただきま〜すっと。やっぱり美味いな♪ 何個でもいけそうだ」
"やっぱり"という言葉にマウントを感じる。
その後、『ケーキも美味しかったですよね』という選択肢が出現。
「あァ、ニキの特製ケーキのことか。確かにすげ〜美味かったな♪」
「ニキのやつ、料理の腕がどんどん上がってるんだよなァ。来年も楽しみだぜ♪」
"どんどん上がっている"という言い回しに長年連れ添ったアピールを感じてしまうが、それ以上にニキの料理の腕が上がっていることを自分の事のように嬉しそうにする燐音が見られる。来年もまた、ニキがお祝いしてくれると信じて疑わない燐音が尊すぎる。
プロデューサーが、燐音へプレゼントを渡そうとする。
「おっとォ、何が入っているかは言わねェでくれよ?」
「俺っちが中身を当てられるかどうか、賭けてみねェか?」
『勝ったら何か貰えるんですか?』という選択肢を選ぶと、
「○○ちゃんが勝ったら『シナモン』で奢ってやるぜェ……ニキが♪」
結局最後に出てくるのはニキである。分かった分かった。
ゲームサイズMV
絡みが多い。
ストーリー内ではいつも燐音がニキを振り回しているように見えるが、3DMVやライブでは意外にもニキ→燐音へのちょっかいが多かったりする。
イベント
2022年度 あんスタ夏のオンライン花火大会
燐ニキ花火デート。
他媒体
2021年刊行 ビーズログ3月号
雑誌記事『奇跡さえも嫉妬する“運命の出逢い”』特集にて、タイトル内から天城燐音&椎名ニキが掲載された。