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概要編集

2012年6月17日に放送されたFate/Zero第24話「最後の令呪」で起きた出来事。


汚染された聖杯が衛宮切嗣に見せた呪いであり、彼が聖杯を破壊する原因が判明する。


経緯編集

衛宮切嗣は第4次聖杯戦争を最後まで勝ち残り最後のマスターである言峰綺礼と一騎打ちとなる。


両者一歩も譲らないまま最後の一撃となる攻撃をするが、それを突如として上から降ってきた聖杯から溢れた泥によって強制的に中断される。


そして衛宮切嗣は聖杯の内側に連れてこられる。そこでテストと称して正義の味方・衛宮切嗣の「10人のうち1人を切って9人を救う」という「何かを犠牲にする事でしか願いが叶わない」ということを知らされる。彼の願いは叶わない。いや、最悪の形で叶えられる。


それは、彼の望んだ奇跡ではない。彼はその「何かを犠牲しなくてはいけない」方法ではない形での救いを求めたからこそ聖杯に縋った。本末転倒となるような結果を認められない彼は最後に残った選択、聖杯による救いを拒絶する。


すなわち、その手で娘のイリヤ(の姿を限りなく再現した偽物)を手に持ったトンプソン・コンテンダーで射殺する。


そして更には妻であるアイリ(の姿をした聖杯)の首を両手で絞殺し、聖杯を破壊することを決めた。


ネットミーム化編集

この回が放送されたのが父の日であった事が話題となる。

また同様に母の日にも似たような事があった為か、それに準えて父の日コンテンダーと呼ばれるようになった。流石に制作陣も狙ってやったわけではない………はずである。それにしても、こんな奇跡的に被るものなのか………こんな奇跡は切嗣も御免であろう。


もしも狙い通りだとすれば、まさしく人の心案件である。


余談編集

これによって、切嗣は母の日に母親代わりの人を殺し、父の日に娘と妻を殺したことになる。


また、別の世界線では義息のように世界の守護者となった彼も存在しており、その姿は息子と似ている。


……ここまで世界に嫌われた男もそうはいないだろう。世界はきっと彼に恨みがあるに違いない。なんでさ……


また、少年時代の衛宮切嗣が父親を射殺した回の放送日は驚きの5月5日である。ようするに子どもの日。名付けるなら子どもの日トカレフだろうか。

関連タグ編集

衛宮切嗣

母の日スティンガー

Fate/Zero

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