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片城澄奈

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かたしろすみな

漫画『ラブライブ! flowers*―蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』のキャラクター。大伴女子学園に通うスクールアイドル。

概要

ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』を原作とする漫画『ラブライブ!flowers*―蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』のキャラクター。

以下、未単行本化エピソードのネタバレがあります。

大伴女子学園のスクールアイドルであり、乙宗梢の幼なじみである。

前年度(蓮ノ空女学院でいう102期の年)の「ラブライブ!」地方予選の出場者。

二人称として「君」を多用し、「久しいね」「~かい」など、気取った男性的な口調で話す。

髪形もショートヘアで、いわゆる王子様キャラのよう。

作中の行動

第8話から登場。

大沢瑠璃乃藤島慈の2人が加わり、正式に6人体制となったスクールアイドルクラブのFes×LIVEを蓮ノ空女学院まで来て観覧しており、その後、大伴女子学園の関係者?に「乙宗梢には失望した」と電話しているところを、日野下花帆に見つかる。

その後、梢たち他のメンバーも現れ、自分の素性を皆に明かす。

そして梢に対し、「今年もラブライブ!に出るようなら、夕霧綴理と2人であの曲を歌うべきだ」「それが全国大会から逃げたことへの償いとなるはず」と告げ、その場を去る。

そして学園に戻った後、去年の地方予選での映像記録を見返していた。

数日後、衣装制作のために買い物をしながら、梢との過去を思い出す。

片城家と乙宗家は昔から親交があり、梢と澄奈は呼び捨てで呼び合うくらい仲の良い幼馴染だった。

ピアノの才能のある梢がどんどん実績を積んでいくのに対し、自分も頑張ろうとしていたが、次第に自分には才能がないことに気づいてしまう。

そんな中、大伴女子学園のスクールアイドル部と出会い、自身もスクールアイドル活動を始める。梢がスクールアイドルになったこともあり、かつてのように彼女と競い合うことを夢見ていた。

が、去年の地方予選では軽いケガをしてしまい、梢に見せられるパフォーマンスはできないと出場を辞退。

そんな状態で梢と綴理、蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブのステージを客席から見るが、そこでの梢は、綴理の黒子に徹していた。

それは梢にとって、ラブライブ!優勝という目的を達成するための苦渋の決断の結果であったが、梢の心情を知る由もない澄奈は、「センターになれない無才の自分でも、センターを支える存在にはなれる」という道を示してくれたのだと考える。

しかし、皮肉にも澄奈が「自分の行く道」だと考えた「センターのために黒子に徹する」というやり方は、梢が綴理に無断でやったことであり、それが発覚したことで2人は仲たがい。地方予選を突破したにもかかわらず、全国大会出場を辞退してしまった。

蓮ノ空の、梢の判断にショックを受けた澄奈は、折を見ては蓮ノ空にライブを見に来ていた。102期の間はソロで歌っていた梢だが、103期になって花帆と出会い、スリーズブーケとしてパフォーマンスし、笑顔を浮かべる彼女の姿に、澄奈は「自分が主役になることを捨ててまで価値を取りに行く、気高い覚悟」が、梢から失われていったように感じていた。

それでも、梢のことはライバルだと思っており、ゆえに蓮ノ空も大伴にとってライバル校だと考えている。

買い物帰り、偶然にも綴理と出会い、話の流れで、綴理が知らされていなかった去年の出来事を話してしまう。

地方予選直前、部の要であった先輩が退部し、慈がケガで休部した結果、スクールアイドルクラブは廃部の危機に瀕していた。

澄奈はそんな境遇の梢と綴理を「スクールアイドルとして活動し続けられるように」と、大伴女子学園への転入(スカウト)を提案していた。

だが梢にとっては蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブという存在もまた大切であり、自分たちが学院を去ってしまえば廃部になってしまうため、やはり綴理に無断で、澄奈の誘いを断っていた。梢が地方予選で勝ちにこだわったのは、綴理が大伴や他校のスカウトに応じてしまわないよう、蓮ノ空に実績をつけるためでもあった。

澄奈が綴理にスカウトの件を話したことで、クラブ内ですべての事実が露見。

その結果、逆に結束を強くしたクラブは次のライブにて、「DEEPNESS」を6人で披露。

澄奈もそのライブを画面越しに見ていたが、梢の表情が良くなったことを認めつつも、未だ1年前のレベルには達していないと考え、自分こそがその輝きを放ってみせると、思いを胸に抱く。

余談

澄奈が通う大伴女子学園について、石川県の東方に隣接する富山県の高岡市に縁のある歌人・大伴家持が由来ではないか、という意見がある。

澄奈が102期のラブライブ!において、石川県予選ではなく北陸予選で蓮ノ空のパフォーマンスを見た、という点からも、大伴女子学園が石川県の学校ではないという説がある。

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