「ころぶなよ〜。」
概要
善とはクラスメイトであり付き合いは高校に入ってからであり短いものの、確かな信頼関係を構築しており、互いのことを深く理解している。
人物
高校2年生ながら金髪とピアス、煙草に、学校でエロ本を読むなど外見も素行もヤンキーそのものであり、兄である京児の言葉からかなり喧嘩慣れしていたことがうかがえる。
しかし外見とは裏腹に、女子生徒から冤罪を掛けられていた善を汚れ役を被ることで守り、彼の猫探しに何も言わずに協力するなどその心根は真っ直ぐで確かな善性を持っている。
また、兄との関係はあまり良好ではないらしく、京児の喧嘩相手が本人に勝てないため腹いせに報復してくるなどの被害を幼い頃から受けており、一度兄の大切にしていたユンボを川に投げ捨てている。尤も、その後ボコボコにされたらしいが。(この際、意外な人物 に兄弟共々出会っていた。)
作中での活躍
第一話から登場しており、火山灰が降ったことで半日授業になったことを喜びつつも暇だとエロ本を読みながらぼやいていた。
下校時、校門に死にかけの猫が串刺しにされているのを目撃し、嫌悪感を露わにしていた。その後猫を看取っていた善の元に足を運び、自分の存在を察知して立ち去ったドミノのことを「ムカつくけど可愛い女」と評していた。
下校後は善の家に足を運ぶが、そこでシロという猫がいないことに善が気付き、街の南に探しに行くと告げると、知り合いに目撃情報を募るように動き、尚且つ自分自身も善を心配して、南の廃墟群に足を運ぶことにした。
しかし翌日、善が学校に向かうとそこには猫と同じように惨殺され、串刺しにされた京介の死体が飾られていた。昨夜の夜の時点では善と電話をしていた京介だが、その後猫殺しによって「同じ制服を着ていたから」という理由で殺害されてしまった。
この事件がキッカケになり、善はヴァンパイアの世界に参加していくこともなり、ある意味で物語の始まりを告げる存在であった。
死亡後は登場することはほとんどなくなるが、南伊豆における創血式にて京児の心象世界に再登場。彼と交戦するものの、心臓を貫かれて倒された。
「こういうシチュエーション。普通の兄貴なら苦悩するぜ?」