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堂島正

どうじまただし

バコハジメの漫画『血と灰の女王』の登場人物。
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概要

物語の舞台となる街の大病院に勤める医師。富士山の噴火災害によって息子を失った。
佐神善にとっては命の恩人であり、恩師とも呼べる存在。
ある種の強烈な二面性の持ち主であり、表向きは常に穏やかな態度を崩さないが、時としてその内面には抑えがたい激情が渦巻いている。
「堂島 正」というフルネームは登場からかなり時間が経ってから判明。作中では実名よりも「先生」「ヒーロー」などと称されることが多い。

善よりも数か月早く吸血鬼に覚醒しており、昼間は医師としての職務を続けながら、夜間は吸血鬼に変身して犯罪者をターゲットに連続殺人を行っていた。
その正体が発覚したことで善と決別し、彼の超えるべき目標として善の前に立ちはだかる。
現在は表向きは燦然党に与しているが、ドミノの内通者としての存在などの情報を提供している。

人物

温和で人当たりの良い中年男性。病院内の権力闘争には無頓着だが、医師としては優秀な人間であるらしく、誰にでも分け隔てない立ち振る舞いから患者達にも慕われている。食事中もカルテを手放さないなど、非常に精力的に職務をこなしているが、仕事の多忙さが祟って実生活が疎かになっている様子。妻とは3年前から別居中。

幼少期から正義のヒーローに憧れていたらしく、元々は医者を志したのも、「現実的な意味でヒーローに最も近い」という理由から。「どんな人間の命でも救う人間が一人いるだけで、世の中はきっと良くなる」などと少年のような理想を語る一方で、医師としてのキャリアの長さのためか、人命に対してはどこか達観した観念も抱いている。

今の荒廃した社会にはヒーロー、即ち「正義と恐怖の象徴」となり得る存在が必要であると信じており、またそれに相応しいのは自分であるとも語っている。現に彼が火事場泥棒への「断罪」を行った後には、被災地での窃盗行為は激減した。
人間の命を救うことも殺すことも、「それが世の中にとって必要なことだから」という同じ行動原理に基づいているため、医師としてどんな悪人の命でも救う傍ら、犯罪者に私刑を加えるという一見矛盾した行為にも躊躇いは無い。
目的のためには感情を抑え込む柔軟さを持ち合わせる一方で、その場の都合で自分のルールを曲げる御都合主義的な一面も見られる。作中では、自分が殺した犯罪者の子を手にかけようとしたことについて、「どんな悪人にとっても、子を失うことは耐え難い恐怖だ」と善の前で嘯いたが、その根底には、自分自身が災害によって幼い息子を亡くしたやり場のない憤りがあったことが彼に指摘されている。

佐神善とは9年前、彼が手術のために入院して以来の付き合い。病院を離れるまでは、実親との絆が希薄な善の身近な相談相手となっていた。善の成長と幼馴染に見舞いを続ける姿を何年も見守り続けており、特定の患者に肩入れしない彼としては珍しく、善とシスカに対しては単なる医師と患者の関係を超えた親愛を抱いている。
それと同時に吸血鬼の戦争によって彼を失うことを強く恐れている様子も見られ、善に対しては戦いから降りるよう度々忠告をしている。

ドミノとの戦いに敗れた際に燦然党によって命を救われ、党首の日ノ元からはその実力を高く評価されている。しかし彼自身は一般人を手に掛ける日ノ元の方針には否定的であり、他の燦然党員からも一定の距離を置いている。
高い戦闘能力を持つだけでなく単純に頭の回転も速く、敵組織の懐でもう一人の敵のスパイとして活動するという綱渡りのような状況も切り抜けている。現在はドミノとは内通者として協力関係を築いているものの、あわよくば彼女と日ノ元の共倒れを狙っていることが見抜かれており、信用を得るには至っていない。

能力

変身体は白いマントを羽織った『変身ヒーロー』のような姿。
その姿には彼自身が幼少期に憧れたテレビアニメ(作中世界)の、銀色のヒーロー『ヴィクティマン』の姿が不気味にオマージュされている。
なお、この『変身ヒーロー』は作中劇としてシリーズ40周年を迎えており、物語中に“演出の小物”としてそれなりの頻度で登場している。
ただし、堂島の姿はヴィクティマンと完全に同じデザインというわけではなく、白衣を思わせるパーツが付与されているのが特徴。

近接特化型

遠距離攻撃の手段を一切持たない。
しかし、富士山噴火直後に吸血鬼化した事も含め、経験値・力の肉体への適合率が非常に高く、善の怪力を物ともしないほどのパワー、後の先……相手の行動を“見た”上で自身の行動を(余裕で)決定できるスピードを備える。
加えて固有能力として「防御不可の全てを断つ剣」(作中劇に合わせるならば「必殺ヴィクティブレード」)を顕現させられる。堂島本人が剣道経験者という要因もあるが、主に上述の驚異的な基礎ステータスの高さを組み合わせることで、文字通り「眼にも留まらぬ早業」で敵を軽々と斬り刻む。
近接レンジに入れば、本来「並の吸血鬼」では一切太刀打ちできないはずの「真祖」ドミノに一太刀入れるという、破格の戦闘能力を示す(だし流石に本気を出したドミノの攻撃の前には、完全敗北を喫した)。

よって、各陣営からは“並みのヴァンパイア”としては最強と評されている。
(堂島も“最強”の自己評価を下しているため、対真祖を除いては、やや油断しがちな面が見られる。)

実質的に「真祖」のぶつかり合いが大勢を決する戦いにおいて、ジョーカーに成りうる希少な戦力であるため、日ノ元には相容れない“主義”故に裏切りの可能性が高いことも含めて、燦然党幹部として迎え入れられた。

関連タグ

血と灰の女王
吸血鬼 ヴァンパイア
ダークヒーロー

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