概要
狭間の地、リムグレイブにある『主なき猟犬の封牢』に囚われ幽鬼となった騎士。
元は魔女ラニの騎士の一人であったが出奔、同じく仕えている半狼のブライヴの話では、どうやら裏切り者らしい。
その裏切りの詳細は不明であるが、主であったはずのラニを捨て、さらにはその従士であるブライヴに追われている以上、ラニに対して何らかの裏切り行為があったのではないかと推測できる。
戦闘
下記の武器や戦技を使いこなし、素早い連撃で攻めてくる。それと同時にかなり動き回るので、初見でダリウィルの動きを捉えきれない褪せ人もいることだろう。
装備
- 猟犬の長牙
ダリウィルの得物である緩やかに波打つ大型の曲剣。
ジャンプ攻撃にも優れる強襲の剣。
戦闘後に手に入れることもできるが、曲剣の中でも屈指の性能を誇る。
- 猟犬の鉤爪
ダリウィルが左手に装備した大きく曲がった大型の鉤爪。
曲がった爪はガードをかいくぐる。
技
- 弱攻撃
「左斬り上げ→回転2連斬り→飛び兜割り」
初撃はステップから繰り出すことで隙が少なくなる。
「飛び兜割り」まで出すと、それ以上の追撃はまず行わず、バックステップなどで距離をとる。
初撃から「追い鉤爪&曲剣叩きつけ」に派生も可能。
- タメ攻撃
「右薙ぎ→左薙ぎ退き」
左右に水平に薙ぎ払う連携。
「左薙ぎ退き」は攻撃しながら、その勢いで後方へ飛び去る。
- ダッシュ攻撃
「飛び斬り抜け」
相手を抜き去るように右薙ぎを放つ。
弱攻撃に繋げたり「猟犬の追撃」に派生が可能。
ダッシュから「鉤爪突き」も可能
- 戦技:猟犬の剣技
長牙を大きく斬り上げた勢いで回転し、敵との距離を取る戦技。
- 戦技:猟犬の追撃
剣を左に構えて前進し、勢いよく斬り上げる。
プレイヤーでいう戦技・猟犬の剣技の追加入力で出る技。
- 戦技:猟犬のステップ
一瞬に姿を消しステップ移動する戦技。
それは高速でまた移動距離も長い。
一見素早い乱撃でこちらを翻弄する強敵に思えるが、強靭と体力が貧弱という弱点を持つ。
大盾でガードすると簡単に弾けるのできつい反撃を叩き込んでやろう。
総じてガードカウンターのチュートリアル的ボスと言える。
ダリウィルのいる封牢に入る前にブライヴに会っておくとブライヴを呼べるようになるため、ブライヴを呼んで戦うとまず負けない。
ただし流石にブライヴもダリウィルとやり合い続けると消耗はするが、ブライヴが自力で回復する事もできるのでその隙を作ってあげるだけでも大丈夫。
ブライヴと2人がかりで徹底的にボコボコにしてやろう。
余談(ネタバレ注意!)
防具や遺灰のフレーバーテキストで語られるが猟犬騎士は主人に忠誠を誓い絶対に裏切らないという生態を持つ。
つまり絶対に裏切らない存在であるはずの猟犬騎士であるダリウィルがラ二を裏切ったと言う事はラニ側に相当黒い事情があったのでは無いかと考えられる。
ダリウィルと戦う前にブライヴも「お前ほどの男」と言っているので恐らく最初から打算で仕えていた訳でなく、何かきかっけがあって愛想を尽かしたと考えられるが、ブライヴの末路を考えると、恐らくダリウィルもブライヴと同様の存在で何らかの手段で自分の正体を知り、生き残る為にラニの元から離れ封牢に隠れたと考えるのが無難か。
漫画版では
原作通り封牢に逃げ込み裏切り者として追われていて、ブライヴと対峙する事になり、なんと裏切りの内容について語られた。
メリナから「相当な実力者」と評され、裏切りの落とし前をつける激闘が始まると思われたのだが...。
以下漫画版のネタバレを含みます
なんと裏切りの真相はラニの自作人形を巡り対立し、ブライヴと喧嘩別れしただけと非常にしょうもない内容である事が明かされた。
そのままの勢いで語られた過去によると
飲みの席で意気投合したブライヴとダリウィルはラニのファンクラブ(本人非公認)「ラニ会」をその場のノリで結成し、ラニの人形作りに情熱を注ぎ、青春をかけていた。
しかしある日、ダリウィルがラニ会の掟を破り、ラニの人形に着せ替えを行った結果仲違い、ダリウィルは「裏切ったのでは無く目覚めたのだ」と啓蒙の高い事を言い出す始末。
褪夫からは「主人を守る事にかけろよ...」とツッコまれて、メリナに至っては「有名人とは言え本人の知らない所で享楽の題材にするのは、一個人として嫌悪感を抱きます」と、容赦のない正論でバッサリ切り捨てた。
その後2ページに渡ってブライヴとダリウィルによって壮絶な戦い(?)が繰り広げられたもののイライラが限界に達したメリナによって一撃でやられてそのまま死亡してしまった。