概要
同作における玉兎とは主に月の都に住まう兎たちであり、人間の姿をした者や兎の姿をした者などが描かれている。
「玉兎」
詳細は「玉兎」記事を参照。
玉兎は月の兎とも呼ばれ、広義の月の民であるとともに月の様々な仕事に従事する存在である。例えば月の都の防衛や「 何千年か続いている餅搗き 」（『東方儚月抄』）などがその任務である。
玉兎同士の特徴として遠隔地でも連絡を取り合う事が出来ることが挙げられる。
それは月と地上という非常に離れた場所でも可能である。
例えば鈴仙・優曇華院・イナバは地上に逃れた後も月との交信が可能で、作中では『東方永夜抄』での永夜異変の始まりとなった通信や『儚月抄』における月の現在の情報収集にあたったりするなどの形でその様子が描かれている。
レイセンもまた『儚月抄』において綿月豊姫に従って地上に降りている際、月方面から綿月依姫勝利と侵入者の取り扱いに関する要請などの連絡を受けている。
『東方紺珠伝』では地上の情報収集にあたる玉兎の部隊が派遣されている。
メンバー
2015年10月現在のpixivでは次のメンバーがあげられている。
| キャラクター名 | 初登場作品 | 関連要素 |
|---|---|---|
| 鈴仙・優曇華院・イナバ | 『東方永夜抄』 | 元綿月家のペット |
| レイセン | 『東方儚月抄』 | 現綿月家のペット |
| 清蘭 | 『東方紺珠伝』 | 地上の潜入調査の実動部隊 |
| 鈴瑚 | 『東方紺珠伝』 | 地上の情報収集と情報管理 |
この他の「玉兎」として『儚月抄』の小説版や漫画版等で登場した個別の名称が未設定の玉兎がある。
例えば依姫に付き従って付きの都の防衛に当たった兵士の玉兎たちや月の都の大通りに描かれた玉兎、あるいは大通りで博麗霊夢の神降ろしを見た複数の兎（「 年老いた兎 」等）がそれに当たる。
関連するグループ
本グループは東方Projectにおける月の兎たちによるグループであるが、同作には地上の兎も登場しており、二次創作においては地上の兎と玉兎とのグループも見出されている。例えば東方Projectにおける全ての「兎」をメンバーとする「東方兎集合」、因幡てゐ、鈴仙、レイセンによるグループである「東方三兎」などである。
原作では兎たちによる組織である「兎角同盟」もあり、鈴仙がここにリーダーとして参加している。
