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モンスターハンターワールド:アイスボーンで追加されたモンスター『ムフェト・ジーヴァ』の超必殺技である。


概要編集

導きの地の中で見つかったぺんぺん草も生えない不毛の地『幽境の谷』。その中で見つかった龍脈エネルギーを食らい、自分の都合の良い形に環境を創り替える赤き古龍『ムフェト・ジーヴァ』との激戦が始まる。


Safi'jiiva

「それは古龍の王たらん」と称されたゼノ・ジーヴァが放つようなビームを乱れ撃って暴れる赤龍をあらゆる手段で追い詰めていくハンター達の猛攻に晒された赤龍は、遂に幽衣より放たれし古龍の王たる力を開放するために飛び上がる。



その身に宿した膨大な龍脈エネルギーを空中で濃縮しはじめる赤龍。戦場に吹き乱れるエネルギーの余波がハンター達を覆う。





そして濃縮が臨界に達し、零れ落ちた光の一雫

ムフェト・ジーヴァ/王の雫



導きの蒼い星を思い立たせる美しき光が地面に落ちた瞬間、幽境の谷は光に満ち溢れ、その場には何も残ることが無かった。








『地底に住う王』

―赤龍『ムフェト・ジーヴァ』を除いて。



それは何人たりとも耐える事叶わぬ圧倒的な『力』。


赤き古龍の王が垂らした【王の雫】であった。



解説編集

即死攻撃マム・タロト同様集団で追い詰めるクエストである討伐イベントにてムフェトが第2層から使用してくる攻撃。ゲーム中では名称は使われていないが、公式Twitterでは【王の雫】と『【】』付きの表記で紹介されている。過去作にも即死する技というのは存在していたが、それらがあくまでダメージ計算の結果発生する即死であるのに対し、この技はそういったものとはシステム面から大きく異なる、完全な即死攻撃である。メインシリーズにおけるモンスターハンターのオリジナルモンスターがこのような技を持つのは初となる(即死攻撃自体はMHWにおいてFFとのコラボで登場したベヒーモスのエクリプスメテオが初)。


一定ダメージを受けたムフェトが突然その場で飛び上がったと思うと地面に向けて急にブレスを発し始める。その口元には光の塊が形成されており、最後に空中で一回転したと思ったらポロリとその光の雫を落とす。それが着弾した瞬間、全体を覆う大爆発が発生し、相手は死ぬ

明確な即死攻撃として登場しただけあって特別な仕様が満載で、

  • HPを0にする判定を直接的にぶつける
  • 全てのガードおよび無敵を貫通
  • 特殊装具によるダメージ肩代わりや攻撃無効化効果を全て無効化
  • スキルやバフ等によるダメージ軽減および根性の効果を無効化
  • オトモ道具によるミツムシど根性を無効化
  • 地面にブレスを発し始めた時点で絶対に動作を中断できなくなり、モドリ玉が使用禁止になる

といった感じで、簡潔に言えば絶対に耐えることができない。食らったが最後、ハンターはただ倒れ伏すのみである。

限界まで濃縮された雫状の美しい小さな光が着弾と同時に大爆発を起こす様は美しくも恐ろしい。むしろこっちの方がビッグバンである。


濃縮時、「ゴオオオオ」というものすごい音が鳴り響き、ハンターが青い波に晒されるようになるがこの時の青い波にはダメージ判定は無く移動阻害も起きない。そして一回転して【王の雫】が零された瞬間、辺りは王の雫の光以外が無い暗闇となり、BGM、SE、あらゆる音が完全にミュート、着弾と同時に大爆発とムフェトの咆哮が響き渡り、火の海と化した幽境の谷に悠々とムフェトが降り立つという壮大な演出になっている。


当たれば終わりの即死攻撃だが、第1層では絶対に使ってこない。しかし第2層、第3層では遠慮なく使ってくる。それぞれの階層で対策がちょっと変わってくるだけでなく、最大の大技でありながら第3層では瀕死になると30秒に1度というとんでもないペースで連打してくる上、場合によっては避けようがなく詰みになることもあるので非常に危険な大技となっている。


対策編集

ではこの即死攻撃、どのように耐えるのかというと、MHWで実装されたベヒーモスの「エクリプスメテオ」と同様の対策をする事で乗り切ることができる。

つまり、遮蔽物に隠れる

このセオリーはムフェト討伐戦の前哨戦となる偵察任務において総司令からも指示されるので、素直に従えば良い。ただし偵察任務の時点では分からないことだが、本番では隠れるまでの猶予が短くなっていく。


第2層編集


第2層にある遮蔽物は幽膜に覆われた岩壁。コレが四方に点在するので岩壁を起点に飛び立ったムフェトから見て反対の方向に位置取る事で助かる。こびりついている幽膜が何か作用してるのかいくら第2層で王の雫を放たれてもこの岩は壊れないので何度でも頼りにして問題ない。また、通常のムフェトビームも防ぐ力があるため、狙いを定められている時にたまたま岩壁があったらそこに隠れてやり過ごすという回避もできる。特に遠距離武器使いに照準が定まってる時等は重宝する。

上記の通り、偵察任務と比べて王の雫投下までの猶予が短くなっている。尤も、この時点では落ち着いて自分の位置を確認し、最も近い岩壁へ移動すれば問題なく対処できるだろう。


尚「隠れてるのに王の雫食らった判定になったんだけど!?」という場合はちゃんと隠れられていない場合が高い。攻撃判定の有無は「ハンターに青い煙が当たってるかどうか」で判断ができる。位置取りを調整し、ちゃんと勢いを岩壁が受け止めてくれているのを確認しよう。

意外とクセモノなのが「岩から離れすぎている」判定。有効判定は案外に狭い為、少し離れるだけで王の雫の直撃判定になってしまう。そのため岩壁を陣取った後に研ぎ始めたらそのモーションでちょっと後ろに下がってしまったせいで岩からはみ出てしまいそのまま消し飛ぶという悲しい事故が起きることもある。



第3層編集

遮蔽物に隠れる。という所までは同じなのだが、問題は第3層の遮蔽物である「朽ちた岩片」は王の雫を受けると一つ残らず粉砕してしまうこと。

では2回目の雫が垂らされる前に倒せないと全滅・・・・という事は無く、「ビッグバン(小・大)」及び「下から上への薙ぎ払いビーム」によって岩壁がステージに供給されるようになる。そのため、どうにかして王の雫を受け取る前に岩壁を隆起させて貰う必要があるが、基本的には戦いの中でいずれかの行動は行われている。

第2層よりさらに猶予が短くなり、なんと飛び上がってから僅か3秒ほどで王の雫が投下される。飛び上がる際の風圧や岩片との距離によっては退避が間に合わなくなることが普通にあり得るため、ある程度そちらとの位置関係も意識しておく必要がある。


……


※注意点※編集

ムフェトは岩壁がどこにもない状態で王の雫を放つ時がある

こうなったら最後。よほど機転の利くハンターが閃光弾でムフェトを墜落させ、その間に全員がモドリ玉を使って逃げるというような上手なムーブができない限りはクエスト失敗が確約される。

また、最後に逃げる人も王の雫を放つ予備動作の瞬間に逃げなければ王の雫を消費できず、誰かが降り立った瞬間中断されていた王の雫を再投下されて「俺はムフェトを倒そうと最下層に降りたと思ったらBCで寝ていた。な、なにを言っているのか(略」というもっと恐ろしい王の片鱗を味わうことになる


ちなみにこの「岩壁無しでの王の雫発動」はバグではなく仕様


バグではなく仕様


仕様





…メカニズムは単純で、「ムフェトが行う本来岩壁を隆起させるアクションを麻痺や龍属性怯みによってキャンセルしてしまい、その際に与えたダメージが原因で岩壁の隆起がないまま王の雫の発動条件を満たしてしまう」ため。そういった事情も無いまま落とす事もあるがレアケース。

そのため、麻痺属性、龍属性武器を抱えて第3層で戦うとこうした事故が起こりやすくなる。

かといってこれらの武器を最終戦で担ぐべきではないかと言うとそんなことは無く、激しく動く上に龍脈をズタズタにしながら範囲攻撃をまき散らす第3層ムフェトの足を止める数少ない機会を与える麻痺、1戦目であれば短い制限時間に第3層の龍脈エネルギーを可能な限り消費させて2戦目3戦目を楽にできる龍封力とどれもムフェト攻略には重要な要素となっている。

なお、遮蔽物を生成するアクションの内、下から上へビームを振り上げ、天井の岩を落とす攻撃は地脈エネルギー吸収後に確定で行われ、かつ動作が絶対に中断されないようになっている。そのため地脈エネルギーが枯渇する前ならば安全…かと思いきや、地脈エネルギー吸収を終えてからビームまでの一瞬の間に怯ませてしまうとビームがスキップされてしまう。


これが特に起こりやすいのが瀕死の状態。第3層で瀕死となったムフェト・ジーヴァは王の雫後に臨界状態が解除されなくなり、先述の通り王の雫を30秒に1度という短いスパンで連打してくる。この状態では行動パターンが「何らかの攻撃をする→ビッグバン(大)→王の雫」と言った感じになるのだが、このビッグバン(大)を怯みで中断させてしまうと赤信号となる。短い制限時間の中、ついに討伐目前というところまで追い詰めた状況こそが最も全滅を招きやすいというのは、あまりにも厄介という他ない…。


一応意図的に隆起を起こさせる方法はあり、「敵視を取られているプレイヤーがクラッチで張り付いたり懐に入って攻撃し続けてるとビッグバン(大)を放ちやすい」というムフェトの行動ルーチンを逆手に取り、ビッグバンを誘発させて隆起させるという戦術もある。

ただし、ビッグバン(大)はムフェトの持つ技の中でもかなり高威力で味方の死因になりやすいことと、半MAP兵器のため回避が分かっているハンターでないと攻撃が中断して回避に専念することになり攻略の遅延にもなるので出来る限り発動させるべきではない技という共通認識がある点は留意。


岩壁隆起無しで麻痺にしてしまい、回復直後のアクションが王の雫だった場合や、特に誰も麻痺や龍封力怯みを入れてないのにやってくるレアケースを引き当てた時はもうどうしようもないので、その時は王の恩寵(物理)をその身に賜り、名誉ある死を受け入れよう。


余談編集

情報公開当初はその堕ちる星の如き威容から「導きの蒼い星」と呼ばれていた。

これまで主人公達を導いて来た「導きの蒼い星」が、主人公の二つ名にすらなった「導きの蒼い星」が

ここに来て敵の技名として牙を剥くという非常にエモいような絶望感が溢れる様な展開であったが、実際にはなんの関係もない技名であり、その見た目から導きの蒼い星を連想したのもプレイヤーだけで、主人公達は僅かにもそう思っていなかった。


偵察任務では「【王の雫】をやりすごす」ことがクエストクリアの条件になる。そのため、何の対策もせずムフェトを殴りつづけたり、逃げ遅れて直撃を食らった場合はクエストがクリアにならず、また降りてムフェトが王の雫を放つまで戦うことになる。勿論この戦闘でどれだけムフェトを痛めつけようが第3層には到着できない。王の雫を回避したらムフェトはどこかに飛び去っていき、そこでやっと討伐作戦の準備が始まる。


この【王の雫】。解説にある通り独自仕様が満載だが、この処理はWのコラボモンスターであるベヒーモスが使用する即死攻撃「エクリプスメテオ」、および後に実装された大トリモンスターの攻撃でも使われている。というより、この処理を最初に使用したのがエクリプスメテオである。ただし詳細は異なり、あちらは「FFⅩⅣジャンプ」による回避に加えて、動作開始と同時にモドリ玉だけではなくあらゆるアイテムが使用禁止になる、という措置が取られていた。これは、マルチにおいて爆弾を用いて安全地帯から他者を蹴り出すという行為を封じるためだろう。ちなみに王の雫の場合は爆弾が使えるが、同じ岩に隠れているハンターを弾きだそうとすると、誰もリアクションを受けず、自分だけが爆発を受けて弾き飛ばされて死ぬ仕様になっている。

王の御前で不埒を働く愚か者を赤龍(と運営)は許さないのだ。


また、ムフェト・ジーヴァが実装されてから「雪だるま(セリエナ祭でバウンティをこなすと貰えるアイテム)を置いて隠れると王の雫が回避できる」という噂が立ったが、Youtuber等があの手この手で雪だるまを使って検証した所、当然の如く雪だるまごとハンターが蒸発する惨状ばかりが映された。このように雪だるま回避はデマなので岩壁が無い状態で苦し紛れに置いても無意味。


ダメな時は大人しく王の寵愛(物理)を受け止めるのが下民の役目なのだ。


2022年5月22日に発売された公式設定資料集ではなんと王の雫はムフェトジーヴァの生殖の際に発生する膨大なエネルギーを外敵の排除に転用した攻撃だという設定が公にされた。

要するに王の雫はムフェトジーヴァのアレなのである。(寵愛(意味深))

知りたくなかった・・・



関連イラスト編集

ムフェト・ジーヴァ王の雫

王の雫Safi'jiiva


関連タグ編集

モンスターハンター 古龍種 ゼノ・ジーヴァ ムフェト・ジーヴァ 必殺技 即死攻撃 相手は死ぬ


エスカトンジャッジメント その後実装された最強の古龍が使ってくる奥義


MHRiseのラスボス・・・リンク先ネタバレ注意。王の雫に酷似した攻撃を使う(ただし超威力ではあるがHPや耐性、防御力次第で耐えられる程度の威力に収まっている)







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