理想を刻する王の鑿(ピグマリオン・チーゼルアウト)
- ランク:B
- 種別:対物宝具
- レンジ:1〜30
- 最大捕捉:−
「鑿を入れましょう。」
「アフロディーテユニット起動。女神よ願いを聞き届け給え。我が愛持て像に命を吹き込み給え。彫り刻まれるは再会の祈り、神鑿縦横……『理想を刻する王の鑿(ピグマリオン・チーゼルアウト)』!!」
希代の彫刻家、ピグマリオン王が振るった神技の鑿(のみ)、その具現化。
サーヴァントのガラテアはその鑿より生まれた存在として、また彼の妻であった者として、この宝具を共有する形で所持している。
彼が象牙から彫り出したのはそもそもが生きているかのような出来映えの乙女であった。誰が見ても生命を持っているかのような、彫った張本人ですら恋をしてしまうような、そして神がそれに命を与えてもいいと思ってしまうような、人知を超えた出来映えの彫刻を作り出す神技の鑿。
この宝具にはアフロディーテの祝福が込められており、彫り出されたものはピグマリオンの伝説が再現されたかのように生命を持って動き始める。
彫られた小鳥は空を羽ばたき、蛇は舌を伸ばして這いずり、薔薇は棘の中に花開く。それらはガラテアと同じく「彫像であり生命でもあるモノ」である(色彩や質感において)。
ただし永遠に生き続けるのではなく、製作時に込められたガラテアの魔力が切れるとただの精巧な彫刻に戻ってしまう。また、どれだけ精巧に彫ったとしても「人間」は生命として生み出せない。
これはガラテア本人は「自分に対象物への愛が足りないからだろう」と思っており、逆に「ピグマリオン王はやっぱりすごい」と敬意を高めることになっている。
種別はArtsで、効果は自身の宝具威力をアップ(3ターン、OCで効果アップ)+敵単体に超強力な攻撃+チャージを減らす。