「私は給食が好きだ──
給食を食べるために学校に来ているといっても過言ではない」
「私は今、充実している」
演:市原隼人
概要
中学教師。常節中学校1年1組担任→黍名子中学校年3年1組担任→忍川中学校1年1組担任。本編ではあまり描写されていないが担当教科は数学。常にスーツと眼鏡を着用しているが、給食を食べる時は眼鏡を外す。
母親の作る手料理が不味いことがきっかけで、給食が学校での一番の楽しみになっている。
給食を愛せない者が許せないほどの「絶対給食主義者」。もちろん教師になった理由も給食を食べるためである。献立表を常にクリアケースに入れ職員室の机の引き出しにしまっており、毎回取り出してはチェックしたり、クリアケースを過剰なほど磨いてニヤけることが日課となっている。
給食マニアの生徒の神野ゴウ(メイン画像左)やseason3での登場人物である粒来ケンをライバル視しているが、同じ給食マニアとして心を通じ合わせた時もある。
「給食を楽しみにしていることを知られれば教師としての威厳を失う」と思っており、周りの生徒と教師にはその給食愛を隠している。しかし神野や粒来や一部の教師陣には既にそのことを見透かされている。
……というか、強すぎる給食愛は本人の行動にとてつもなく大胆に顕著に表れている。その度の過ぎたリアクションは、もはや大きな子供そのもの。給食前には校歌を歌う決まりがあるが、歌唱中はハイテンション状態で腕をぶんぶん振り回し、歌い終わりにほぼ必ず机に手をぶつける。
しかし生徒達はそのことについては全く反応していない。何故……
ただしseason2第7話にて、生徒らが歌唱コンクールで甘利田流の校歌の歌い方を真似していたり、同第10話では甘利田が落ち込んで歌わなかった時、生徒たちがすぐそれに気がついており、生徒たちも実は気がついている(≒敢えて無視していた)ことが明らかとなる。
神野や粒来との「どちらが給食を美味しく食べるか」という給食バトルでは、神野や粒来の自由かつ奇抜な発想の食べ方を見ると、思わず「うまそげじゃないか!」と内心で叫び、毎回彼らに負け続けている。「完敗だ…」
……などなど、一見して完全なイロモノキャラであるが、その一方で他者に対して本音や確信を突くような言葉を吐く等、冴えている一面もあるほか、時に生徒を傲岸にあしらう大人に「自身が間違っていれば大人でも間違いを認めなければならない」と自負によって毅然と非を指摘したり生徒を気遣うなど、教師としてはクセ者だが、教育者としての自覚と良識はしっかり持ち合わせている。
season2やseason3では、仕事帰りに駄菓子屋に行くことが日課となっている。
酒に極端に弱く、ビールを一杯飲んだだけで二日酔いする。というかウイスキーボンボンですら二日酔いする。
かなりの甘党で、コーヒーに砂糖を大量に……というか過剰に入れて飲んでいる(たった1杯のコーヒーに砂糖入れの砂糖を全部ぶち込んでしまうほど)。
また、イライラしたときなどはものに当たる癖があるらしく、激しく指をトントンしたり、机が宙に浮くほど激しい貧乏ゆすりをする。
地震が苦手で、体育教師がプロテイン用シェイカーを激しく振った際も地震ではないかと勘違いを起こした。
注意事項
概要でも説明した通り給食を食べる前に踊ったり食事の最中に踊ったり箸やスプーン等の食器を振り回す、神野や粒来の食べ方を見て絶句した後床に倒れる等の行為をしているが、見てわかる通り食事のマナーとしては立派なマナー違反である。しかし、登場人物の美味しく食べている表現方法ということは忘れてはいけない。とはいえ実際に上記の様な食事の仕方をすれば周囲の人から不快に思われたり、「この人は行儀の悪い人なんだな」と思われかねないため言うまでもないが真似はしない方が良い。甘利田の食事の際の行為はあくまでもドラマの表現方法であり実際にやると自分のイメージを下げることになりかねないので食事の際は行儀よく食べるべきなのである。
関連タグ
氷雨霧:目的のためだけに学校に来ているキャラクター繋がり。ちなみにこっちは甘利田と違い甘いものが苦手。
井之頭五郎:同じくグルメ系作品の主人公であり、食事中にモノローグを語る者、ほとんどがフォーマル衣装、独身、甘党、下戸(なおこちらの中の人は酒豪)繋がり。