※タグとしては白鯨も使われている
概要
Re:ゼロから始める異世界生活に登場する魔獣。外見は圧倒的な巨体を持つ白い鯨。
大兎、黒蛇と共に三大魔獣のうちの一体に数えられている。
『霧の魔獣』として知られており、その口から吐き出す霧の厄介さ、特殊性により400年もの間生き永らえ、膨大な犠牲を出し続けた。先代の「剣聖」であるテレシア・ヴァン・アストレアも先の白鯨討伐戦の中で落命した。
吐く霧には二つの種類がある。視界を覆い、自身の行動範囲を拡大させる霧、そして『消滅の霧』と呼ばれる飲み込んだ者の存在をこの世界から抹消する霧。
前者の霧の中に入ると、白鯨の鳴き声によって精神攻撃をかけられる。耐性によって被害は変わるようで、スバルやフェリスには全く効果がなかったが、自傷行為に走る者もいた。
後者の『消滅の霧』に飲まれると、霧に飲み込まれた人に関する記憶が例外を除く他の人の記憶から完全に消失する。
作中でメイザース領を目指すスバル達の前に現れ、目的達成の大きな障害となる。
スバルが試行錯誤の末にクルシュ陣営、アナスタシア陣営との共闘を実現させ、大規模な討伐戦の末に犠牲者を出しながらも討伐された。
関連イラスト
関連タグ
ルドラサウム…白い鯨という共通点がありモデルとなった説がある。
以下ネタバレ
先述の通り、先代剣聖のテレシア・ヴァン・アストレアは白鯨征伐の中で命を落とした。しかし、その死因は白鯨に殺されたことではない。(詳細はラインハルトの項目を参照)
ヴィルヘルムが白鯨の弱さに違和感を覚えているように、白鯨相手に剣聖であるテレシアが遅れをとることはまず考えられない。
リゼロ世界の魔獣は一般的に「嫉妬の魔女」サテラによって作られたものとされているが、実際はそうではない。白鯨をはじめとする魔獣は「暴食の魔女」ダフネによって産み落とされた存在。
白鯨以外の三大魔獣、大兎(おおうさぎ)と黒蛇(くろへび)もダフネが創造したもの。(詳細はダフネの項目を参照)
ダフネが魔獣を創造した動機は「食べるため」。
普通の人間にとっては大変な脅威である白鯨も例外ではなく、ダフネにとっては食いでのある餌程度の認識。魔女という存在がどれだけ異質なのか、うかがい知ることができよう。
また、魔女教大罪司教「暴食」担当「美食家」のライ・バテンカイトスは白鯨が自分(たち)のペットだと発言しており、白鯨を再度生み出すことも時間をかければ可能な模様。