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白鳥の歌

はくちょうのうた

シューベルトのクラシック。また死の直前に素晴らしい作品を遺すことのたとえ。

概要🦢編集

1.フランツ・シューベルトのクラシック。

全部で16あり、生前にリリースした同名の曲が2つ、彼の死後に知人や出版社がまとめた14編(特に繋がりはない)。よっぽど白鳥が好きだったのか?

 

2.ヨーロッパの言い伝え。スワンソング

古来ヨーロッパでは「白鳥は死の間際に美しい声で鳴く」という伝説があり、その"歌"は鳥生でもっとも美しいとされる事から「生前最後の芸術(主に音楽や詩歌)」のたとえとして用いられるようになった。己の死を悟って遺す作品ゆえにどこか重さや悲哀を感じさせるものが多いとされる。

 

ちなみに白鳥は死に際に"歌う"ことはないし、コブハクチョウ(ヨーロッパで一般的な白鳥)はゴッゴッとブタのような声で鳴くので尚更ロマンの欠片もないが、地中海に飛来するオオハクチョウの鳴き声はコブハクチョウよりも長く響く事からこの伝説のルーツになったとみられている。ソクラテスアリストテレスも「白鳥は音楽的な鳥」「普段から歌ってるけど死に際が一番キレイ」と評していたため、紀元前からこの伝説は存在していたらしい。

あとレオナルド・ダ・ヴィンチは「白鳥は真っ白く、死にあたって鳴き、その歌で命を終える」と語っており、どうやら彼らにとって「白鳥=歌うもの」という認識だったようだ。

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