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コブハクチョウ

こぶはくちょう

ヨーロッパ北部から中央アジアにかけて棲息するハクチョウ属の大型の水鳥。日本では飼育施設から逃げて野生化し外来種となっている。

解説編集

ヨーロッパ北部から中央アジアにかけて棲息する鳥綱カモ目カモ科ガン亜科ハクチョウ属に属する水鳥である。


生息地によっては中国朝鮮半島など南へ渡り越冬するものもいる。

名前はの付け根に黒いコブがあることからきている。

オスは体重14kg以上となる個体もあり、飛翔可能な最も重い鳥の一つである。

雑食性だが主な餌は水生植物で、嘴や舌には細かなトゲが並び水草を刈り取る。

オオハクチョウコハクチョウと違い、ほとんど鳴く事はない。

繁殖期はペアになって縄張りを守り、水辺に植物を積み上げた大きな巣を作り、雛に近づくものを攻撃し、人間にも立ち向かう。


南アフリカオーストラリアニュージーランド日本などでは飼育施設から逃げたり、放鳥されたりした個体が野生化し外来種となっている。


またかつての5円切手の図案にも採用されていた。外来種なのに……。

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